「あれ?まだ新しいのに、電子レンジから変な音がする。」
そんな時、初期不良を疑ってメーカーに連絡してみようかなと思いますよね?
でもそもそも初期不良ってどんな状態のことを指すのか、わからない…。
今回はそんなあなたのために、初期不良とはどんな状態なのか、よくある事例などについてご紹介します。
1.初期不良とは
初期不良とは購入した時点や購入したばかりの家電製品などに発生した不具合のことを言います。
動作しないというのはもちろんのこと、思ったほどのパフォーマンスを発揮してくれない、あるいは製品自体に大きな傷がついているなど、動作しても初期不良とされる場合もあります。
確かにECサイトで、大きな傷があるからと交換してもらったという口コミはよくありますよね!
私は動けばなんでもいいや派なので、あれも立派な初期不良になるというのは驚きです。
初期不良の割合というのはあまり公開されておらず、具体的な数字はわからないのですが、基本的に家電製品については、デバッギングやスクリーニング、エージングなどの検査が行われています。
なので、特に動作不良やパフォーマンス不足と言った不良点は、出荷前にできるだけ無くすようにされているということですね。
2.初期不良のよくある事例
では初期不良の事例とはどのようなものがあるのでしょうか?
いくつか事例を上げてみましょう。
・エアコン:スイッチを入れても冷えない、音が異常にうるさい。
・電子レンジ:コンセントを指しても電源が入らない、ジリジリと基盤部分から音がする。
・洗濯機:水が入らない、指定の水位まで水が溜められない。
・冷蔵庫:使い始めてすぐにカタカタと音が鳴る、冷蔵庫内のパーツが割れている。
・パソコン:セットアップ中にフリーズしてしまう、液晶の見え方がおかしい
3.初期不良はいつまでなら無償交換対象なのか
初期不良として無償交換、修理してもらえるのはいつまでなのでしょうか?
まず初期不良を疑った場合、対応を求めるのはその家電を買った販売代理店です。
有名な家電量販店の例を挙げると、
- ノジマオンライン:商品出荷後8日以内
- ジョーシン:商品到着後2週間以内
- ヨドバシカメラ:商品到着後30日以内
であれば初期不良に対応しているそうです。
結構開きがありますね?
今まで価格だけで選んでしましたが、こういった面から選ぶのも大切だなと感じました。
それ以降になると、ほとんどの場合通常のメーカー保証の修理になります。
普通に故障させてしまった時と同じ対応になるイメージですね。
この保証期間はそれぞれのメーカーやサービスによるので、個々に確認してみてくださいね。
ですが、実は私は1年以上使って保証期間の切れた電子レンジの音がおかしくなった時、修理だろうなとメーカーに送ったところ、初期不良で無償交換していただいたことがあります!
実際に機械の中を見ていただいての対応だったので、メーカー側が見ればわかるような初期不良であれば、対応していただける場合もあるのかもしれませんね。
4.初期不良が起こる原因
では最後に初期不良が起こる原因についてご紹介しましょう。
初期不良が起きてしまう工程は主に3つあります。
まずは設計上の欠陥です。
製品の設計段階でのミスで、製品が動かない、あるいは使うと破損してしまうなど危険な初期不良も多く、大規模なリコールになることもあります。
次に製造工程でのミスがあります。
その製品を作る工程で、何かの抜けやミスによって不具合が起きてしまうのです。
例えばネジが緩すぎる、あるいはパッキンや部品の取り付けミスなど…。
最後に出荷や輸送時の破損。
製品が運ばれるときに、強い衝撃や思わぬ水濡れなどで壊れたり、大きな傷がついたりする場合があるのです。
このように、初期不良と言われるものは、私たち消費者ではどうしようもない段階での、ミスや破損によるものだと言えます。
私たちには防ぐことはできませんから、届いたらすぐに試すことで初期不良をしっかりとチェックすることが重要だということですね。
まとめ
- 初期不良とは購入した時点や購入したばかりの家電製品などに発生した不具合のことを言う。
- 初期不良のよくある事例としては、コンセントを入れても電源が入らない、異常な音がするなどが挙げられる。
- 初期不良を連絡するのは製品を買ったところで、店舗によって保証期間が異なる。
- 初期不良の原因は、設計上のミス・製造工程でのミス・出荷や輸送時の破損がある。
ということがおわかりいただけたと思います。
自分は悪くないのにうっかり損しないよう、商品は届いたらすぐに試すようにしましょう!