自己実現ってどういう意味?具体的なイメージをわかりやすく解説

皆さんは自己実現という言葉を使ったことがありますか?

私はほとんど自分で使うことはありません…。

でも最近はよく色々なところで見かける事が多い言葉です。

なんだか自己実現の言葉のイメージとしては、概念的で、ものすごくふんわりしたものに感じられますよね。

今回は自己実現とはいったいどういう意味なのか、どういうときに使えばいい言葉なのかを徹底的に詳しくまとめます。

自己実現という概念

「自己実現」とはK.マルクスというドイツの歴史家が生み出した概念です。

概念というのも難しい言葉ですね。

概念というのは同類のものに対して抱く意味や内容のことです。

マルクスの生み出したこの自己実現という概念は、

人間の合目的な生産活動の過程で、ある対象に働きかけ、それを獲得しながら、人間としての豊かな自己の能力や個性を実現させていこうとするもの。

です。

とはいっても難しいですよね。もう少しかみ砕くと、

人間の欲求のうち最も高度であり、同時に最も人間的な欲求として、自己の内面的欲求を社会生活において実現すること。

です。

要するに、自分の目的や理想を掲げて、それに向かって努力し、成し遂げること=「自己実現」となります。

もっとわかりやすい自己実現

「自己実現」という言葉自体はもともと心理学的なニュアンスが強い言葉で、医学用語として心理学にもちいられていたので、ややこしいのです。

この言葉が一般大衆化されて、私たちが今使っている「自己実現」の意味に繋がります。

私たちの使っている「自己実現」とは、「理想の実現に向けて努力し、成し遂げること。」

これだけです。

例えば、受験勉強を頑張って第一志望の学校に合格することも立派な自己実現となります。

自己実現と夢を叶えることの違い

先ほどまでの解説だと、「自己実現=夢を叶えること」という方程式が成り立ってしまいますが、実はこの二つはちょっと違います。

自己実現→自分が持っている能力(潜在的な能力も含め)を最大限発揮して、何かを成し遂げる(実現する)こと。

夢を叶える→自分の思い描いている未来を手に入れること

つまり、夢を叶えなくても自己実現はできるのです。

やりたかったことでなくても、自分の能力を存分に発揮し、成果をだせばそれは自己実現した、ということになります。

「この仕事で自己実現を目指す」というような使い方をします。

まとめ

もともと心理学用語だっただけあって、意味を掴みづらい言葉であるのは間違いありません。

ですが、一般的に皆さんが思っている自己実現の意味は、自分の持っている能力をつかって最大限の成果を発揮すること、というのがわかったと思います。

夢は叶わないから夢なんだ、とも言いますし、夢と自己実現はしっかり分けて考えて、使用する際も十分意味を理解した上で使用しないと恥をかく羽目になりかねません。

私は怖いので使いません(笑)が、使う人は十分注意して使ってくださいね!

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