「揚げ足をとる」という言葉を皆さん一度は聞いたことがあると思います。
でも、漢字まで知っている方は少ないのでは?
私も口頭で使うことはありましたが、実際に書いて(打って)使うことはありませんでした。変換してみてびっくり!という訳です。
揚げ足…?「揚げる」というと天ぷらとかそういうものを想像します。
今回は「揚げ足」の本当の意味と使い方、なぜ「揚げ」なのかについて調べてみたので、紹介していこうと思います。
「揚げ足をとる」の意味は?
「人の揚げ足ばっかりとるんじゃありません!」などで使われるこの言葉ですが、本当はどういう意味なのでしょうか。
揚げ足をとるという言葉の意味はこちら↓
相手の言いそこないや言葉尻につけこんでなじったり、皮肉を言ったりすること。
政治家が発言したことに対して、大したことじゃなかったり言葉尻やある一点だけを強調するようにしたりして、マスコミに取り上げられていたりするような場面でこういうことかな?と思います。
よく、人の発言の間違った部分を取り上げて言われることが多いです。
「揚げ足」のそもそもの意味や語源は?
揚げ足というのは、元々相撲などで相手が技をかけようとして揚げた足を意味します。
相手が揚げた足をとって転ばせるという状況のことを揚げ足をとる、揚げ足とりといったそうです。
この状況が徐々に様々なシーンで使われるようになって、浸透していったと考えられています。
なんで「上げ足」ではなく「揚げ足」なの?
漢字が違う!と思った人は私だけじゃないはずです。
実際に広辞苑を使って調べてみたのですが、「上げ」と「揚げ」の違いみたいなものは書いておらず、どちらも従来の「上げる」の意味でした。
「揚げ」というと、揚げ物のイメージがありますが、この漢字は「かかげる」と似たように使われることが多いです。
例:旗を揚げる、凧を揚げる など
なので「揚げる」=「上げる」の意味で考えてOKです。
使いどころは違いますが、昔かある言葉は「揚げる」を使うほうが多いような気がします。
揚げ足をとる人への対処法!
自分の身の回りにいちいち揚げ足を取ってくる面倒くさい人がいた場合、どういう対処をするのが適切なのでしょうか。
ついつい怒ってしまうひともいますよね。
でも実は揚げ足を取ってくる人に対しては逆効果です。
こういう人には特徴があります。
- 寂しがり屋
- 劣等感や漠然とした不安を抱えている
- やり返してしまうと余計にこじれる
この3点です。そもそも揚げ足をとるという行為は寂しさの裏返しに現れる行為です。
その人は普段から劣等感や不安を強く感じている可能性が高いです。
こういう時に面倒くさくてつい無視してしまうこともありますよね。でもそれも相手に取っては逆効果となってしまいます。
距離を保てる場合は、適度な距離を保ってあまり親しくし過ぎないのポイントです。
対処法としては、
- 無視はしない
- 安心させてあげるような言葉をかけてあげる
- 相手の言動をいちいち真に受けない
この3点を意識してみましょう。
もし無視したり、突き放したりすると余計に行為がエスカレートしてしまう可能性もありますし、言動をいちいち真に受けていたら自分の身がもちません。
職場などにそういう相手がいたら、あくまでビジネス上の仲間として付き合って、それ以上深入りしないようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。幾つになっても漢字というのは難しいですね…。
最近は文字を打って変換するときに意味まで教えてくれる便利な機能も付いているので本当に助かります。
揚げ足を取ってくる人ってクラスに一人はいますよね…。
人を怒らせやすい人にはあまり関わらないのが一番ですね。皆さんも絡まれすぎないように気を付けてくださいね。