気軽に育てられることから、おしゃれなインテリアとして大人気のサボテン。
そんなかわいらしいサボテン、毎日見ていると少しずつ成長しているのが分かります。
成長して変わっていく形も魅力的ですが、花を咲かせる姿も見てみたいですよね。
それにはやっぱり、栄養を与えることが大事。
ですがサボテンの栄養の与え方は、間違えると大変なことになってしまいます。
ポイントをしっかりと押さえて、サボテンを上手に育てましょう。
栄養をあげるタイミング
サボテンも人間と同じように、大きく元気に育つには栄養が必要です。
でもサボテンは見た目に反して、とてもデリケートな植物。
栄養の与え方や量を間違えると、元気をなくして枯れてしまう場合もあります。
サボテンに栄養を与えるときのポイント、その1。
タイミングに注意をすること。
栄養分は、いつでも好きなときにあげればいいというわけではありません。
サボテンには成長期と休眠期というのがあり、成長期は春と秋、休眠期は夏と冬になります。
栄養が必要なのは生長するとき。そう、春と秋です。
休眠期に栄養を与えると、根腐れを起こすので注意。
栄養を与えて元気にするか、元気を奪うか。
サボテンに栄養を与える時期は、とても重要なのです。
与える栄養の量も大事
サボテンに栄養を与えるときのポイントその2は、栄養の量です。
早く大きく成長させたいからといって、栄養を与えすぎることは厳禁!
人間はたくさん食べると太るだけですが、サボテンは根腐れを起こして枯れてしまう原因に。
デリケートなサボテンには、やさしく栄養を与えるのもポイント。
最初からたくさんあげすぎると、サボテンもびっくりしてしまいます。
最初は少なめに与えて、元気なようであれば少しずつ増やしてみましょう。
与えすぎないように様子を見ながら、自分のサボテンにちょうどいい量を見つけ出します。
栄養を与えた日にちと量をメモしておくといいですね。
肥料の種類と与え方
ではどんな肥料をあげればいいのかというと。
一番簡単なのは、園芸店でサボテン用の肥料を買って来ること。
量の目安なども記載されているでしょうし、安心して使える肥料です。
サボテン用が見つからないときは、観葉植物用でもかまいません。
肥料には大きく分けて、有機肥料、液体と固体の3つに分かれます。
液体の肥料は、お手軽なのがメリット。
水で薄めるタイプがほとんどなので、希釈濃度や使用方法をきっちり読んでから使用してください。
春と秋の成長期に、1ヶ月に2~3回与えるといいでしょう。
植え替えのときに、栄養分を入れるというのもひとつの手。
元の土に肥料を混ぜ込んでおくという方法です。
有機肥料でも固形肥料でもいいですが、少量で十分。
与えすぎは根腐れの原因になるので、両方使う必要はありません。
多肉植物またはサボテン用の土に、少し混ぜて使うくらいがベストです。
ただし、サボテンの植え替えにも時期があります。
植え替えもやっぱり、成長期の春か秋に行いましょう。
サボテンの元気がなくなったときは
栄養を与えた後にサボテンの元気がなくなった場合は、肥料やけの可能性があります。
そのときはまず、根の確認をしましょう。
根に黒く腐ってしまった部分がある場合は、かわいそうですが思い切って切り落としてください。
サボテンの手術ですね。
切り口を乾かしてから植え替え、当分の間は肥料を与えないようにします。
新しい土に変えてあげるのも忘れずに。
本当にデリケートなサボテンは、細菌にも強くありません。
根のカットに使用するハサミは、薬剤か熱処理で消毒を。
カットした根も消毒をしますが、乾くまで天日干しするのが一番簡単です。
元気がなくなったら、早めの対処が肝心です。
どんどん元気がなくなる前に、適切な手当てをしてあげてくださいね。
まとめ
・栄養を与える時期が大事
・与える量にも細心の注意を
・肥料の種類を上手に使い分ける
・元気がなくなったら早めの処置を
サボテンの強そうな見た目と内面のデリケートさのギャップに、ますます魅力を感じませんか?
上手に栄養を与えて、魅力的なサボテンの成長を思い切り楽しみましょう。