お子さんに何歳からそばをあげるか…悩むお母さんも多いと思います。少しでも、いろいろなものを一緒に楽しめるといいですよね。で
も、食物アレルギーは卵や小麦、ナッツ類など他の食品にもありますが、そばアレルギーは特にアレルギー反応が強いというから心配です。
我が家の姪っ子ちゃんの場合には、ママはとても気を使っていたのに、年越しの日、ちょっと目を離した隙に、姪っ子ちゃんが勝手に冷めたそばを爆食していました、しかも手づかみで…。
何もなかったからよかったですが、その時2歳でした。世の中のお母さん、気をつけてくださいね。
では、他のお母さんはお子さんのそばをどうしているのでしょうか?
そばは何歳から食べられる?
子供にそばをあげるのは、一般的には1歳頃からと言われています。
でも、最近のお母さんはそばアレルギーを心配する人が多く、2~3歳ぐらいから食べさせ始めているようです。
以前よりも食べ物のアレルギーを持つ人が増えているし、情報も多いので心配になってしまいますよね。
そばを初めて食べさせる時に気をつけること
何歳から始めるにしても、お子さんにとっては「初めてのそば」です。初めてのそばには、お母さんは気をつけるべきポイントがいくつかあります。
■初めてのそばは、日中に!
万が一のために、すぐに病院に行けるように日中に試してみましょう。
■そばは少量、柔らかく茹でてあげる。
そばは消化がいいとは言われていますが、まだ十分に大きくなっていないお子さんにはそうではありません。初めてのそばは、柔らかく茹でて、ごく少量を短く切ってあげましょう。
■そば湯から始める方法も!
心配だけど食べさせてあげたいという気持ち、わかります。そばの麺ではなく、そば湯からあげてみるのもいいですよ。
■すでに小麦粉は食べているなら、そば粉の割合が低い麺を選ぶ。
小麦粉もアレルゲンになりうる食材なので、すでに食べているのであれば、小麦粉配合が多めのそばを使うのもいいかも知れません。比較的安めのそばは、小麦粉が多めだと言えます。
そばアレルギーの発症は個人差があり、数分から数時間で症状が出ると言われています。食べ始めて、すぐ症状が出なければOKというものではありません。
初めての日は、そばは一口程度にして、そのあとは別なメニューを食べるようにしましょう。
食事後から次の日まで、お子さんの様子に注意してあげましょうね。
初めてのそば、アレルギー症状とは?
そばに限らず、アレルギーの症状の出方には、個人差があります。一般的には、そばアレルギーだとしたら、どんな症状が出るのでしょうか? 小さなお子さんは、うまく言葉で症状を伝えられません。みていて「おかしいな?」と思ったら、聞いてあげましょう。
- じんましん
- のどの痒み
- 口周りが腫れる
- 嘔吐、下痢
- アナフィラキシー
一番怖いのが、アナフィラキシーショックです。
アレルゲンがからだに入ると、強い拒絶反応を起こして呼吸困難などのショック反応を引き起こします。最悪の場合には、死に至ることも…。
だから、初めてのそばは少量からにするのが大切です。もし、お子さんが嫌がって食べたがらないなら、本能的に体が拒絶していることも考えられるので、無理に食べさせてはいけません。
そばアレルギーはそばの麺からだけじゃない
そばアレルギーでもうひとつ気をつけないといけないのは、アレルギーは麺ではなくそば粉に反応しているということ。
今までに、外食をした時にアレルギーのような症状が出たことはありませんか?
それは、そば屋さんや和食レストランじゃなかったですか?
そばアレルギーの人の中には、そば屋さんの空中に舞うそば粉に反応してしまう人、そばを茹でたお湯、または一緒に茹でられたうどんを食べてアレルギー反応を起こす人もいます。
また、そば殻の枕やそば茶に反応する人もいます。
心当たりがあるなら、お子さんはそばアレルギーの可能性があります。少量を食べさせる前に、小児科でそばアレルギーがあるかどうかパッチテストをしてもらうといいかも知れません。
そばアレルギーは遺伝する?
そばを食べさせるのに躊躇するのは、自分や家族、親族にそばアレルギーの人がいるからという人も少なくありません。
医学的には、親、親族がそばアレルギーだからと言って子供に遺伝するとは限らないと言われています。
ただ、親がなにかしらのアレルギーを持っていると、お子さんもなにかしらにアレルギーを持つ、アレルギー体質であることは多いようです。心配なら、アレルゲンになりそうなものを食べ始める前に、病院でパッチテストをしてみましょう。
まとめ
アレルギーは、重篤な事態に繋がることもあります。そのことを念頭に、お子さんと楽しく食事を楽しみましょう。
- 一般的には、そばは1歳からOKと言われている。
- 実際には、2~3歳頃にそばをはじめて食べさせるお母さんが多い。
- 初めてのそばは、柔らかく茹でて短めに切り、少量を食べさせてあげる。
- そば湯から始めたり、そば粉の割合が低いそばにしたりするのもいい。
- 考えられるそばアレルギーの症状は、じんましん・のどの痒み・口周りが腫れる、嘔吐、下痢、アナフィラキシーがある。
- そばアレルギーは、麺ではなくそば粉に反応している。
- 基本的に、そばアレルギーは遺伝しないが、アレルギー体質は遺伝する可能性が高い。
先輩お母さんに聞いたり、かかりつけのドクターに聞いたり、情報を集めましょう。そばはどうしても食べなければいけないものではありませんが、成長に合わせて毎日の食事に取り入れたいですよね。