我が家の旦那さんの大好物は、「カレーライス」です。凝り性の私が作るカレーは、自宅でもインド風のもので、自分で言うのもなんですが、結構本格的です。
その本格的な感じをグンとアップさせてくれるのが、何と言っても「ターメリックライス」です。
インド料理屋さんでも、そうでないカレー屋さんやカフェでも、カレーには鮮やかなターメリックライスを使っているお店があります。
ターメリックはどんなものなのか、なぜカレーにはターメリックライスなのか、同じく黄色が鮮やかなサフランライスとの違い、そして自宅で簡単に楽しめるターメリックライスのレシピをご紹介します。
ターメリックライスのターメリックとは?
カレーのターメリックライスは、その鮮やかな黄色、というか黄金色は、食欲をそそります。その色は、ライスに混ぜられたターメリックが着色しているので、自然な色なのです。
最近は品揃えが豊富になったスーパーの香辛料売り場でも、すっかり見慣れた存在になった黄色いパウダー状のスパイスがターメリックです。
ターメリックは、日本語でいうと「ウコン」だとご存知ですか? 英語の「turmeric」と綴って、ターメリックと読みます。
スーパーで売られているターメリックは、ショウガ科ウコン属の多年草ウコンの根茎を乾燥してパウダー状にしたものなのです。
ターメリックは「秋ウコン」
「ウコン」といえば、2日酔い対策とか健康にいいというイメージですよね。ターメリックもウコンですから、同じような効果が期待できます。
しかし、ウコンは自然界で50以上もの種類があり、一般的に日本で「ウコン」と言われるものとは種類が違う時もあります。
スパイスのターメリックパウダーは、「秋ウコン(キョウオウ)」から作られています。この秋ウコンには、クルクミンという成分が多く含まれ、精油成分までもあります。
秋ウコンは他のウコンよりも風味がいいのも、食用のスパイスとして使われる理由です。
ターメリックライスがカレーの付け合わせご飯にされるのは、単に鮮やかな色だけではありません。
ターメリックに含まれる成分「クルクミン」は肝機能向上、抗酸化作用、胆汁分泌促進、胃の健康維持、消炎鎮痛、解毒など、沢山の優れた効能があります。新陳代謝をアップさせるので、消化を促進させます。
また、ターメリックの精油成分は、血圧や血糖値を低下させてくれる効能、消化器系にも作用して消化不良を改善してくれるんです。
美味しいカレーこそ、香辛料がいっぱい使われているケースが多いので、胃に負担がかかるものです。それを和らげてくれるから、カレーにはターメリックライスなのです。
もうひとつ覚えておきたいターメリックの特徴は、殺菌作用があることです。ご飯がかなり日持ちするようになるのです。
同じく黄色のサフランライスは何が違う?
「サフランライス」は、ターメリックライスと同じ鮮やかな黄色をしています。これも、スパイスで色と香りをつけたご飯です。
スパイスの「サフラン」は、クロッカスの仲間「サフラン」という花のめしべから作られます。スパイスのもとになる乾燥させためしべは赤色なのですが、水に溶かすと鮮やかな黄色に変色します。これが、サフランライスの黄色です。
香りが高いので、魚介料理などに使われることが多く、特に地中海料理のブイヤベースやパエリアが有名です。
サフランはターメリックに比べて、かなりお高いです。1株に花を、最大4本しか付けません。そして、その花すべてにめしべがあるわけではありません。もともと数が少ないし、しかも手作業で摘み取るので、その分価格が高くなっているのです。
目安として、サフランは10gで6,000円くらいします。
ターメリックは、1キロでも1,000円程度です。
お手軽!ターメリックライスの作り方
一つ目は炊飯器でお手軽にターメリックライスを作る方法です。
ターメリック、コンソメ、バター、あればローリエで、炊飯器を使い自宅で簡単にターメリックライスが作れます。
炊飯器で簡単ターメリックライス♬
炊飯器で簡単ターメリックライス♬ by akitchen♬いつもの炊飯にちょっと足すだけ♬簡単なのに手が込んで見えますよ(^^)
そしてそして、南インドのターメリックライスはレモンライス!
・・というわけで、我が家では、気合の入ったカレーの時には「レモンライス」にします。
南インドでは、ナンやタンドリーチキンはメジャーではなく、私たちが知っているインド料理は北インドのものなのです。
南インドのレモンライスはターメリック以外のスパイスも必要ですが、カルディやちょっと気の利いたスーパーなら手に入るスパイスばかりです。ママ友ランチにも、おすすめですよ!
爽やか☆南インドのレモンライス
爽やか☆南インドのレモンライス by 一宮のマドンナ色鮮やか☆レモンの香りが食欲が進む!南インドのライスです!是非一度お試しあれ♪
まとめ
色だけでなく、カラダにもいいターメリックライス。是非挑戦してみてください。少ない材料と炊飯器のボタンでできます!
まとめると…
- ターメリックライスの鮮やかな色は、スパイスのひとつターメリックの色で、ターメリックはウコンのこと。
- ターメリックのウコンは、秋ウコンから作られていて、クルクミンと精油成分までふくまれている。
- クルクミンは、新陳代謝をアップと消化促進効果があり、精油成分は、血圧や血糖値を低下させてくれる効能、消化不良を改善するので、ターメリックライスは刺激の多いカレーにいい。
- 同じ黄色のライス:サフランライスは、サフランという花からとれるスパイスが使われている。
- おすすめのレシピ、炊飯器でできるターメリックライス、南インドのターメリックライスであるレモンライス付き!
我が家では、1週間に2、3食はカレー、このうち1食はターメリックライスです。野菜が入ってないけど、ターメリックライスで充分かも知れません。