先日、プリンづくりをしていたところ。おいしくできたかな?と竹串を差すと……
プリンに竹串が刺さりません。
プリン型を揺らしてみると、中身のプリン液も揺れます。
「プリンが固まってない!」
そういえば、このあいだゼラチンで作った牛乳プリンも固まりませんでした!
オーブンで作るカスタードプリンも、ゼラチンで作るミルクプリンも、どうして固まらないの?
あなたも、プリン型を持ったまま、困っていませんか?
そこで今回は、シェイクみたいにゆる~いプリンになった原因と対処法、さらにゆるくできあがってしまったプリンのリメイク術をご紹介します!
プリンが固まらない原因と対処法…蒸しプリン
家庭でカスタードプリンを手作りする時は、オーブンの天板にお湯を張って蒸し焼きにするパターンが多いのではないでしょうか。
蒸して焼き上げるプリンが固まらない!
レシピの分量どおりきっちり計量したのに……もしかしたら、卵の分量に問題があるかもしれません。
卵1個に対して牛乳を100cc使用するのが、基本のプリンの分量です。
計量カップで牛乳を計って、グラニュー糖をキッチンスケールで計って……でも、卵は1個2個と数えるだけで計量していないという人も多いかもしれません。
レシピに「卵1個」と記載されていても、実際の「卵1個」の大きさにはばらつきがあります。
この卵1個の重量の誤差が、もしかしたらプリンが固まらない原因かもしれないんです。
卵1個の基本的な重量は50g前後なので、キッチンスケールで計ってから使用すると、卵が原因でプリンが固まらない事態を防ぐことができます!
え?卵もキッチンスケールでちゃんと計量しているのに……
もしかしたら、冷蔵庫から取り出したばかりの、冷たい牛乳を使っていませんか?
牛乳が冷たいままだとプリンが固まらないことがあるので、プリンを作る時は必ず人肌まで温めてから使うようにしましょう。
卵も計量しているし、牛乳だって人肌のものを使っているのに、プリンが固まらない。
残る理由はひとつ、加熱温度・時間が足りないからです!
プリンは温度が低すぎると、いくら時間をかけても固まりませんし、蒸す時間が足りなくても固まりません。
オーブンの性能によっても変わってくるので、オーブンの温度を高くして、レシピよりも加熱時間を長めに設定してみましょう。
蒸し器や土鍋でプリンを作る場合、火加減の調整が難しくプリンが固まらないことも多いので、プリンから目を離さないように気を付けながら火を強くしてみましょう。
私もプリンを作る時、卵を計量していませんでした!
キッチンスケールで卵の重さを計ってからプリン作りをリベンジしたら、オーブンの温度や時間を変えなくてもちゃんと固まりました。
プリンが固まらない原因と対処法……ゼラチンプリン
プリン液にゼラチンを入れて、冷蔵庫で固めて作るプリンは、つるんとしていて夏場にもぴったりですが、何度冷蔵庫を覗いてもプリンが固まらない……
まず、1番最初に考えられる原因は、ゼラチンの量が足りないことです!
もしかしたら、固くなりすぎたらおいしくないから……と、ゼラチンの量を減らしていませんか?
ゼラチンのパッケージやレシピにゼラチンの量が書いてあるので、分量を変えずに作るようにしましょう。
ゼラチンを分量どおり使っているのに、プリンが固まらないのなら、プリン液を作る時に加熱しすぎてしまっている可能性が高いです!
ゼラチンを加熱しすぎてしまうと、たんぱく質の性質が変わってしまい、プリンが固まらない原因になってしまうのです。
ゼラチンのプリンだけじゃなくて、私がゼラチンを使ってゼリーなどデザートを作ると固まらないことが多くて……
加熱しすぎないように気を付けたら、1晩でちゃんとプリンが固まりました。
固まらなかったプリンをリメイク!
カスタードプリンをどんなにオーブンで加熱しても固まらない……
ゼラチンで作ったプリンも、1晩待っても固まらない……
ゼラチンで作ったプリンは、再加熱してゼラチンを加えて、もう一度冷蔵庫に入れて固めるという方法もありますが、乳製品なので、あまり熱したり冷やしたりを繰り返すべきではありません。
もしもプリンが固まらなかったら、リメイクレシピでおいしくいただきましょう!
まずは朝食や休日のランチにおすすめなのが、フレンチトーストです。
食パンやフランスパンに漬け込んで、フレンチトーストにします。
そしてプリンにも負けない本格的なデザート、カタラーナにしてみるのもおすすめです。
作り方もとっても簡単で、生クリームと混ぜて冷凍庫で固めるだけです。
フォークが通るくらいまで解凍したら食べ時です。
フレンチトーストもカタラーナも、カラメルソースをかけるとおいしいですよ。
まとめ
- 蒸し焼きプリンが固まらないのは、卵を計量していない、加熱温度・時間がたりないことが原因。オーブンの温度を上げて加熱時間を長く設定、蒸し器や土鍋は目を離さずに火を強くしましょう。
- ゼラチンを使ったプリンが固まらないのは、ゼラチンの量が少ない、プリン液を作る時にゼラチンを加熱しすぎていることが原因。パッケージやレシピどおりのゼラチンの量を使用すること、プリン液を作る時に加熱しすぎないように気を付けましょう。
- もしもプリン液が固まらなかったら、フレンチトーストやカタラーナにリメイクして活用しましょう。
せっかくの手作りプリン……原因と対処法がわかっていればプリンが固まっていないハプニングを防げますし、もしもプリンが固まっていなくても、フレンチトーストやカタラーナにリメイクしておいしく食べられるので、ぜひこれからも手作りプリンを作ってください!