知っていないと恥をかく。お通夜でかける言葉や行動ってどんなもの?

お通夜ってよくある出来事じゃないし、亡くなった人との距離感によってもかける言葉は違うので、どんな時にどんな言葉を使えばいいか悩みますよね?

使ってはいけない言葉もありますし・・

知らずに言ってしまう事もありますが、できれば相手を嫌な気分にさせないようにしたいものです。

どんな言葉が適切なのでしょう?

ここではお通夜の時にかけるべき言葉や行動をまとめておきます。

常識ある大人としての動きをしよう

子供の頃、お通夜やお葬式と言うと、ただ神妙な顔をして隅っこに座っているだけで、誰と話をすると言う事もなかったけれど、聞こえてくるのは「大変でしたねぇ」とか、誰かが訪ねてきて「御愁傷様です。」と言う言葉でした。

大人って難しい言葉を使うなあと思っていましたが、自分が大人になったらそんな事は言っていられません。

社会に出れば常識や礼儀・行儀などと色々ややこしい。

それなりに行動しないと何やってるんだと思われるし、でしゃばり過ぎても疎まれるものです。

特にお通夜の会場・会館では大きな声で話したり、頼まれてもいないのに、テキパキ仕切ったりするのも良くないと思います。

何か用事を頼まれた場合以外は、静かに訪れてそっと声をかけ、さっさと帰りましょう。

普段なら「こんにちは」や「こんばんは」も、お通夜では…

まずは受付で「この度は御愁傷様です。」「この度は御愁傷さまでした。」と言うのが普通でしょう。

私は、初めてこの言葉を使う時、なんだか恥ずかしいと言うか、今ここで言っていいの?!なんて不安になって口ごもってしまったのを憶えています。

が、「御愁傷さま」は、お通夜・お葬式の一般的な言葉です。

他には「お悔み申し上げます。」でも大丈夫。どちらがどうと言う事は無いので、自分が使いやすい言い方でいいと思います。

受付ではそんなに話をする必要もないのでそのくらいで。

注意する事としては、お通夜やお葬式では「こんばんは」「こんにちは」等の挨拶はしませんのでご注意を。

亡くなった方の親族の方への声かけ

会場に入り、亡くなった方の家族や親族に掛ける言葉も「この度は御愁傷様です」「この度は御愁傷さまでした」ですね。

その後お焼香を済ませ「大変でしたね」「お疲れの出ませんように」と声をかけて帰ります。

相手が話してくる以外は、こちらからどうして亡くなったのか、病気は長引いたのか、事故だったのか、等聞いてはいけません。

長居をするべきではないですが、お通夜では、ちょっとした食べ物やお酒が用意されている事があり、勧められたら断らずに一口でも頂いて、周りの空気を見ながら席を立ちましょう。

仲の良かった人、親しかった人は一晩中会館・会場に残られるかも知れませんが、自分がそうでない場合は早々に切り上げて帰りましょう。

本当に仲の良い友達の身内に不幸があったなら

私が初めて親族以外のお通夜に行ったのは高校生の時でした。

お父さんが病気とは聞いていたけど、まさか死んでしまう程悪いとは知らなかったし、どうしたらいいのか?何て言ってあげたらいいのか?と悩みました。

とりあえずその時の、本当に仲の良かった3人で友人宅を訪ね、2階の友達の部屋でじっとしていました。

子供だったと言うのもあるけど、特に言葉をかける事も無く、特別な会話も無く、ただそっと寄り添っているだけだったけれど、それで良かったのでしょう。

大人になった今でも、本当に解り合える程の仲良しなら特に言葉は要らなくて、「何かあったら言ってね」と声をかけて、そばに居てあげれば良いと思います。

微妙な距離感の身内のお通夜の場合

やはり、当事者との距離感って大事ですよね。

親身になっているつもりでも、そっとして居て欲しい人もいれば、逆にそっとしておいてあげようと気を遣ったつもりが冷たいと思われたり…。

あまり馴れ馴れしくして疎まれるより、御愁傷様~の声をかけた後、「何か手伝おうか?」とか「もう少しここに居ようか?」とハッキリ聞いた方が良いのかも。

人手も足りていて、あなたが訪ねて行った知人・友人も大丈夫そうなら「何かあったら連絡頂戴ね」と言い残しておけば相手はわかってくれるでしょう。

お通夜でかける言葉まとめ

基本的なお通夜でかける言葉を正しく使えるようにしておきましょう。そして相手と自分の距離感や、会場での空気を読むのも大事。

その他の注意事項として、大きな声で話す、会場で携帯が鳴る、濃い化粧、派手な服、も良くないです。

あと、忌み言葉として、重ね重ね・度々・増々・再び、等の言葉にも注意しましょう。

でも、あまり形式ばかりにとらわれるより、自然体で真心が伝わるようにしたいですね。

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