黒糖を赤ちゃんに食べさせるのはNG?絶対に知っておきたい危険性とは

黒糖は砂糖より栄養があるし、コクがあって美味しいですよね。

黒糖を使ったかりんとう、黒糖蒸しケーキ、黒糖ういろう、黒糖葛餅などなど、黒糖を使ったお菓子もたくさんあり、私も健康のために好んで黒糖の入ったお菓子を食べるようにしています。

黒糖は栄養があるから食べた方がいい。。。というのは、大人にだけの考えだって知っていますか?

実は、赤ちゃんに食べさせると、危険な状態にしてしまうことがあるんです!知らずに食べさせてしまったら、怖いですね!

ここでは、黒糖を赤ちゃんにあげてはいけない理由、黒糖の代わりの甘味に使える品、それと他にも赤ちゃんが食べたらいけない食べ物などをご紹介します。

なんで赤ちゃんに黒糖をあげちゃいけないの?

白いお砂糖より黒糖の方が栄養があるから…とお子さんにあげたいなと思う親御さんも多いかと思います。

でも、実は、1歳以下の赤ちゃんに黒糖をあげるのはリスクが多すぎるんです!

なぜかというと、黒糖にはボツリヌス菌という菌が含まれているんです。

1歳以下の赤ちゃんが食べると「乳児ボツリヌス症」を引き起こしてしまうことがあるんですね。

どんな症状かというと、赤ちゃんがミルクを飲む量が減ったり、泣く声が小さくなってしまったり、顔の表情が減るなどいろいろな症状が出てきてしまい、ひどくなると、呼吸が困難になったり、麻痺を起こしたりすることもあるそうです。

怖いですね!

黒糖に含まれるボツリヌス菌とは?

もともと、ボツリヌス菌というものは、土の中に生きている細菌(土壌菌)なんです。

腸が正常に機能している大人が食べてもなんともないのですが、1歳未満のまだ腸が未熟な赤ちゃんが食べてしまうと、ボツリヌス芽胞をうまく消化できず、腸内で菌が繁殖してしまい、ボツリヌス菌の毒素を発生してしまうことから「乳児ボツリヌス症」を引き起こすと言われているんです。

その毒素は、赤ちゃんの様々な体調不良を引き起こし、最悪のケースでは亡くなることもあるそうです。

もし知らずに黒糖を赤ちゃんに食べさせてしまって、赤ちゃんの様子がおかしい時は、迷わずすぐにお医者さんに行って診断してもらいましょう。

赤ちゃんにあげていい甘味って?

薄味ばかりだとなかなか離乳食を食べてくれなくなった場合、何か美味しいお味をつけたいものですよね。

黒糖が甘味として使えないなら、代わりにどんなものを甘味として赤ちゃんにあげられるのでしょうか?

実は白い砂糖も赤ちゃんには少し刺激がありすぎるのです。

そんな時は、自然のバナナやリンゴなどの果物の甘味を使ったり、ニンジンやかぼちゃなどの野菜の甘味を使いましょう。

また、メープルシロップも赤ちゃんの甘味としてはオススメです。

1歳未満の赤ちゃんには注意が必要な食べ物

黒糖が1歳未満の赤ちゃんが食べてはいけない食べ物だとわかったと思います。

他にも、1歳未満の赤ちゃんには注意が必要な食べ物が色々とあるので、ご紹介します。

【はちみつ、きび砂糖】

  • 黒糖同様、はちみつやきび砂糖からポツリヌス菌がいます。
  • 腸の機能がしっかりする1歳を過ぎた頃からあげましょう。

【半熟卵、温泉卵】

  • 生の卵はまだ内臓が未熟なため中毒を起こすことがあります。
  • 赤ちゃんにあげる時は、固茹でにしてあげましょう。
  • 牛乳冷えた牛乳は赤ちゃんの内臓に負担をかけることがあります。
  • 火を加え、料理などに混ぜてあげましょう。

【ごま】

  • 気管の細い赤ちゃん、誤嚥をする恐れがあります。
  • あげる時は、1歳過ぎてからすりつぶしてあげましょう。

【ゼラチン】

  • 動物性のゼラチンは赤ちゃんの内臓に負担をかけることがあります。
  • 海藻からできている寒天をあげましょう。

【ミネラルウォーター、水道水】

  • 強いミネラルが赤ちゃんの内臓に負担をかけたり、水道水には雑菌が入っているかもしれないので気を付けましょう。
  • 水道水をあげる時は、一度お湯にしてから冷ました湯冷ましをあげましょう。

まとめ

  • 黒糖にはボツリヌス菌が入っているので1歳未満の赤ちゃんにはあげるのはやめましょう
  • 黒糖を赤ちゃんの体調がおかしくなったら、すぐにお医者さんにかかりましょう
  • 赤ちゃんの甘味には自然の果物や野菜、メイプルシロップを使いましょう

離乳食時期の赤ちゃんは、まだ内臓がちゃんと発達していません。

食べさせていいもの、悪いものをしっかり把握して、赤ちゃんの危険を回避しながら、離乳食期を楽しく過ごしたいものですね。

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