冷蔵庫を開けると、500ミリリットルの牛乳パックが4本、こちらを向いて整列しています。
さらに冷蔵庫のドアには、1リットルの牛乳パックが1本おさまっています。
冷蔵庫の中が牛乳だらけ!
1週間前、牛乳を買いに行った近所のコンビニでくじを引いたら、500ミリリットルの牛乳ばかり当ててしまったのです。
さらに牛乳がない!と思った家族が、牛乳を買って来てくれました。笑
1リットルの牛乳は賞味期限が2日過ぎ、口を開けてから3日がたちました。
500ミリリットルの牛乳パックは、全部未開封ですが、賞味期限が1日すぎてしまっています。
でも2リットル以上の牛乳を、台所の排水溝に流すのはあまりにももったいない!
そのまま飲んだり、シリアルと食べるのは危険かもしれないけど、加熱したら使えないのでしょうか?
安全に飲むのが絶対条件!
でも、できる限り多くの牛乳を救済する為、加熱することでどのくらいのものまで飲むことができるのか検証してみます!
そもそも牛乳の賞味期限とは?
牛乳の賞味期限とは「未開封の状態で、適切な環境で保存した場合、その品質が維持されることを保証できる期限」のことです。
これは単純に食べて安全な範囲ということではなく、色合いや風味を含めて、おいしくいただくことができる範囲です。
この基準に当てはめると、開封していなければ、多少、賞味期限が過ぎていても、牛乳は飲めるんじゃ……と思えてきますよね。
確かに、賞味期限が過ぎたからといって、すぐに危険なものになるかというと、そうではありません。
しかし、保管中の環境によって、牛乳の状態も変わってきます。
なので、未開封なら、賞味期限をちょっと過ぎても「絶対」だいじょうぶ!というわけではないということを覚えておきましょう。
牛乳を開封してしまった場合、ちゃんと冷蔵庫で保管して、2~3日で飲みきってしまうことが製造メーカーからも推奨されています。
賞味期限が切れた牛乳は加熱すれば飲めるのか?
牛乳は栄養価が高い優れものですが、傷みやすいのが難点ですね。
未開封のまま賞味期限が過ぎてしまった、開けてから4日が経過……
栄養価が高い牛乳は、けっこういい値段しますよね?シンクに捨ててしまうのはもったいない。
ココアやカフェオレ、ポタージュやシチューに使えるし、少し風味が悪くなっていても加熱して使えるのなら使いたい!
でも!
風味が落ちるどころか、すでに傷んでしまっている牛乳は、どんなに温めても危険です!
まずは、牛乳が傷んでいないかどうか、確認しましょう。
牛乳が傷んでいるか見分ける方法
まずは牛乳をコップに入れて、状態を確認してみましょう。
白いぶつぶつが出ていたり、黄色く変色していたりしたらアウトです。
では次に、臭いをかいでみましょう。
すっぱいような臭い。
普段と違う異臭がする。これもアウトです。
体調がよくない時はこの方法は控えた方がいいですが、牛乳をなめて確認してみます。
見た目での変化がなく、臭いもない場合、なめる程度ならお腹を壊すことはありません。
なめてみて、苦味や酸味が少しでもあるようなら、すぐに口から出して、水でよくゆすいでください。
牛乳を加熱する際の注意点
そして最後に、加熱してみましょう。
加熱することで、牛乳が痛んでいないかどうか、チェックをすることができるんです。
牛乳を鍋に移し、沸騰させます。
吹きこぼさないように、気をつけてくださいね。
牛乳が固まったり、分離した時は、飲むのはあきらめましょう。
傷んだ牛乳は、加熱するとおぼろ豆腐のようになります。
少し膜がはって、湯気が出てくれば、そのまま使ってだいじょうぶです。
菌は熱に弱いので、ちゃんと加熱処理すると食中毒を防ぐのには有効です。
賞味期限が過ぎてしまっても、痛んでいないことを確認できた牛乳は、過熱して安全に使い切ってしまいましょう。
ひとつ、気をつけていただきたいのが、電子レンジで加熱すると殺菌できないということ!
必ず鍋に移して煮沸するようにしましょうね。
私も賞味期限が切れた牛乳の安全を確認してから、牛乳とバターでホワイトソースを作ったり、牛乳とマンゴーピューレをミキサーにかけて、ゼラチンを使ってマンゴープリンを作ったり、加熱処理を有効活用して賞味期限牛乳を救済することに成功しました!
まとめ
- 牛乳の賞味期限は、冷蔵庫で保管して2、3日で飲んでしまうのがメーカー基準。
- 賞味期限が過ぎてしまった牛乳は、傷んでないことを確認してから加熱利用!
- 白いぶつぶつが浮かんでいる。黄色くなっている。すっぱい臭い・変な臭いがする。なめてみて苦味や酸味を感じたらアウト。
- 加熱する際は、固まったり分離したりしなければ、煮沸して使いましょう。
いかがでしたか?
賞味期限が過ぎた牛乳は、痛んでいないことを確認したら、過熱して上手に使いきってしまいましょう!