沖縄のお土産として頂く事が多いのが「ちんすこう」です。
素朴なのに飽きの来ない味で、ついつい食べ過ぎてしまいますよね?
あのサクサク感を出すためにラードが使われています。
高カロリーと言われるちんすこうなのですが、やはい太りやすいのでしょうか?
今回は、ちんすこうが高カロリーの理由やラードについて紹介します!
目次
ちんすこうが太ると言われるのは、成分とカロリーが理由
「食べだすと止まらなくなるキケンなお菓子」「中毒性があるお菓子」と我が家では呼ばれています。
ちんすこうは何から出来てるの?
改めて原材料を調べてみると、意外にシンプルな材料で出来ていました。
小麦粉・砂糖・ラードの3つが主で、ここに黒糖や紫芋パウダーなどが加えらる事があります。
実は、家でも簡単に作れると聞いて、私も過去に挑戦しようと思いレシピを手に入れたのですが、あまりのラード(油脂)と砂糖の多さに躊躇してしまいました。
小麦粉2:ラード1:砂糖1の割合なので、かなりの比率で脂と砂糖が入る事が分かります。
ちんすこうのカロリーは?
お土産などで目にするのは、小袋に2本入っている事が多いので、分かりやすく、こちらのカロリーを見てみましょう。
製品により大きさに差はありそうですが、1袋(2本)で約220kcal位になります。
小袋2つ(4本)を食べてしまうとダイエット中の軽めの食事位のカロリーになってしまいますね。
この小袋2個分のカロリー(440kcal)を消費するためには、ウォーキングなら約1時間、水泳なら約30分を全力で行う必要があります。
ちんすこうに含まれるラードの正体
ちんすこうにはラードが油脂として使われていますが、何から出来ている油脂か知っていますか?そして、なぜ、ちんすこうには大量に入っているのでしょうか?
ラードは何から出来てるの?
ラードはバターと同じ「動物性油脂」です。
バターは牛乳から出来ていますが、ラードは「ブタ」が原料です。
「ブタの乳から作ってるの?」と思うかもしれませんが、ラードは「ブタの脂」から出来ています。
要は、こってりラーメンに入っている事がある「背脂」に近いんですが、背脂と違い色も匂いもありません。
ラードは料理やお菓子に加えやすい様に精製されています。
「ブタの脂」という事で、お肉コーナーに置いてあるイメージですが、バターやマーガリンと同じコーナーに陳列されています。
陳列コーナーでみると私が知らなかっただけでポピュラーな食材なのだと思いますが、通常は炒め物などのコク出しに使われるそうで、お菓子に使われる事は少ないみたいですね。
ちんすこうに入れる理由
ラードは、ちんすこうの「サクサク感」を出すために必要な材料です。
ちんすこうを焼く時に生地に混ぜたラードが溶け出します。
この時にラードがあった場所が空洞になるのですが、この空洞が、あの「サクサク」を作り出しています。
ちんすこうでダイエット?
ブタの脂で出来ている事が分かったラードですが、私が見つけたレシピでは、100gずつのラードと砂糖が入っています。
ハンパない量です・・・。
ちなみにラードのカロリーは100gで約950kcalほどになります。
カロリーもハンパありませんね。
こんなに動物性の脂が入っている事が分かると、ますます、ちんすこうが食べにくくなりますね。
悪い事ばかりではない?
ラードには飽和脂肪酸が含まれています。
この中の酸の一つに「パルミチン酸」という物があります。
100g中のラードの中には20g以上含まれています。
この「パルミチン酸」は肌の健康を保つのに欠かせない成分です。
他にも動脈硬化や脳出血を予防する効果もあります。
少量ならむしろおすすめ!
ここまで見て来た通り、脂質の多い食べ物ですから「置き換えダイエット」などには向きません。
しかし、間食として1本をつまむ程度ならオススメします。
少量でこってりしているので、意外に腹持ちが良く食べ過ぎを防げ意外に満足感があります。
そして、脂質を敵視しがちなダイエット中は、お肌がガサガサになりがちですから、ちんすこうで補うつもりで楽しめそうですね。
ただし、美味しくて止まらなくなる可能性があるので、注意が必要です。
そして、ラードを「ショートニング」に変えて自作するとカロリーが抑えられます。
まとめ
ちんすこうはシンプルな材料で出来ていますが、入っている油脂の量が多く、少量でも高カロリーなお菓子です。
使われている油脂はラードという動物性油脂で、ブタの脂を精製した物です。
高カロリーのため「置き換えダイエット」などには向きませんが、飽和脂肪酸の中の「パルミチン酸」がお肌の調子を整える効果や、少量で満足感を得られるという所では「ダイエット中の間食」として使えるお菓子です。