ボールペンのインクが出ない!今すぐ復活させる4つの裏技を紹介

まだそんなにインクを使っていないのに、なぜかボールペンのインクが出てこなくなった経験、ありませんか?

インクを使いきったわけでもないのに、インクの出が悪くなって、かすかすの文字しか書けなくなってしまうので、あきらめて捨ててしまったこと、わたしも何度もありました。

でも実はこれ、かなり簡単な方法で復活させられるんです。

ここでご紹介するほんのちょっとのコツさえおさえておけば、これでインクが残っているボールペンはすぐに元通りに。

これ買ったばっかりだったのに!(がっかり。)なんてこともなくなります。

インクが出てこなくなってしまう根本の原因から考えて、それぞれの原因に合った解消方法を一つずつお伝えしますね。

ボールペンのインクが出なくなるのはなぜ?

解決策を考える前に、まずは「なぜインクが残っているのに、インクがでなくなるのか」、というお話からさせてもらいます。

大きく分けると、インクがでなくなる原因は二つあります。

一つ目は、インクが出てくる先の部分に原因があるケース、もう一つは、インクの先ではなく、元のインクそのもの、つまり筒の中に入っているインクの原因があるケース。

この二つのどちらかが原因じゃないかな、というのはみなさんもなんとなく想像できるんじゃないでしょうか。

それでは、これらの原因をさらにケース分けして見ていってみます。

インクが出なくなる原因その①:インクの先に原因あり!

■インク先が乾いている

インクが出なくなるのって、冬や秋など、乾燥した季節に起こることが多い気がしていましたが、その原因は乾燥なんですね。

■インク先が汚れている

ボールペンのインク先にはボールがついていて、これが回ることでインクが出てくる仕組みになっています。しかし、このボール部分にゴミやインクの塊がつまってしまうと回らなくなってしまうんですね。回らなくなると、インクも出てこなくなってしまいます。

■インク先が傷ついている

ボールペンの使用上の注意でよく、「ペンを落下させたり、衝撃を与えないでください」と書いてあるんですが、見たおぼえはありますか?これは、インク先のボールが衝撃によって使えなくなる可能性があるからなんです。衝撃を与えるとボール部分が劣化して、動かなくなってしまいます。

■紙とインク先の相性が良くない

これは少し今まで説明してきたのとは違う理由ですが、紙とペン先の相性のお話です。紙があまりにも硬すぎると、ボールががうまく回らずインクが出てこないこともあります。

インクが出なくなる原因その②:筒の中のインク自体に原因あり!

次は、インク自体が原因となっているケースです。

■インクが固まっている

これもさっき言っていた乾燥の話とつながりますが、乾燥するとペン先までインクが降りてこないんです。

■空気が入っている

本来ボールとインクの間に空気が入ってはいけないんですが、まれに入ってしまうことがあり、空気圧によってインクが動けなくなってしまい、インク詰まりの原因になることもあります。

■インクが逆流している

これは一番見た目でも分かりやすいかもしれません。インクが逆流することで、インクの先に液が到達しなくなってしまいます。

インクが使えなくなる原因その③:インクの使用期限

ちなみに、インクには使用期限があったって、知っていましたか?

今お手元にボールペンがある人は、インクの入っている筒の部分をよく見てみてください。筒の部分に、西暦とつきが数字で記載されていませんか。これが、使用期限です。

買ったばっかりのペンで使えなくなった場合はまだしも、買ってからだいぶ月日がたっているものであれば、この使用期限が使えなくなっている原因かも。今一度確認してみてくださいね。

ボールペンのインクを家で簡単に復活させる方法

インクが出なくなる理由が分かったところで、ではどうやって復活させたらいいのでしょうか。さっき出ていた原因を取り除けばいいはずなので、一つずつ見ていきましょう。

①:とりあえず、ペン先のボールを回転させよう!

さっき見ていた原因の多くは、「ペン先のボールが回転しない」ことだったと思います。ということで、まずやっていただきたいのが、ペン先のボールをうまく回してあげる方法です。

簡単なので、近くにインクの出なくなったボールペンがある人は、これを読みながらやってみてください。

  1. 机の上にティッシュペーパーを4枚ほど広げる
  2. ティッシュを破らないよう、ペン先のボールを転がすように書いてみる

以上。どうでしょう?復活しましたか?

こうして摩擦を与えてあげることで、ボールを回転させてあげるというやり方が一つ。

②:インク先の汚れを取ってみる

では、上記のやり方で回復しなかった人は次の手を。ペン先に汚れがつまっているのかも、という原因を先ほど言いましたが、では、どうやって汚れを取り除けばいいんでしょうか。

まずは初級編いきます。ティッシュ等でまずは汚れをふき取ってみるところから。ペン先に固まったインクやほこりなどを優しく拭ってあげるようなイメージでやってみてください。

さて、次は少し上級編になりますが、ティッシュで汚れを丁寧にとってみてもとれなかった場合に使えるのが、タバコ。タバコの吸い口にペン先をつっこんで、10回以上ぐりぐりとこすってみてください。

どうしてタバコなのかというと、このタバコのフィルター先につまっている繊維がティッシュ以上に細かく、ティッシュでもできないペン先のさらなるお掃除が実現できてしまえるから、なんです。

③:ペン先のインク詰まりを溶かしてみる

では、インク先のつまりが原因になっている場合はどうしたらよいでしょうか。よく間違った方法として、インク先を加熱したら溶けてつまりがとれるという方法も紹介されているようですが、あまりに危険なので、ここではもっと安全なやり方を紹介したいと思います。

ペン先を溶かすのは、ライター等を使って加熱する必要はありません。人肌なみの体温であたためてあげるだけで十分なので、手でペン先を握ってみるのがいいでしょう。そうすれば、ペン先で固まったインクのつまりがうまく溶けてきます。

④:空気を抜いてあげる・インクの逆流を解消する

では、入ってしまった空気を抜いたり、逆流したインクを戻せる簡単な方法をさいごにご紹介。

シンプルすぎて拍子抜けしてしまうかもしれませんが…振ってみる・回してみる、こちらのどちらかの方法をやってください。

糸とゴムでうまいことボールペンを回せる状態にしたら、遠心力の力をかりてぶんぶん振り回してください。思いっきりやっちゃって大丈夫と思います。ただし、落としてペン先を破損しないようにだけ、注意してくださいね。

ボールペンのインク詰まりをふせぐ!たった4つのコツ

今上に挙げた方法のどれかでなんとかインクが復活できたとして、ではそもそもの話ですが、どうしたらインクが詰まらないようにできるの?というお話を最後させてもらおうと思います。

インクが詰まる原因は、乾燥・汚れのつまり・インク逆流・空気圧・ペン先への衝撃でした。

ということは、このような状態にならないようにしてあげましょうということです。

①乾燥を防ぐ

乾燥させないために、ペンのフタはちゃんと閉めるようにしましょう。

②汚れを詰めないようにする

これも上記と同様。開けたままで、汚れが簡単につくようなところに放置するのはNGです。

③インクを逆流させない・空気を入れない

インクが逆流しないように、ペン先をしたに向けて保管するようにしましょう。書くときに、ペン先を上に向けて書くのはさけるようにしましょう。これもインクの逆流とともに、空気が入り込む原因にもなるので。

④ペン先に衝撃を与えない

ペン先が衝撃を受けないように、大切に扱うようにしてください。この話をきいたら、もうこれからはむやみやたらとボールペンを床に落としたりしないよう、心がけてもらえたらと思います。

まとめ

・ボールペンのインクが出なくなる原因は?
→インク先か、もしくはインクの中身自体か、あるいはインクそのものの使用期限に原因があるかのどれか。

・では、出なくなったらどうする?
→ボールを回転させる、汚れを取り除く、インク詰まりを溶かす、インクの逆流を戻す・空気を抜く

・インク詰まりを予防する方法は?
→乾燥させない、汚れを詰めないようにする、インクを逆流させない・空気を入れない、ペン先に衝撃を与えない

以上、少しでも試せそうな方法があればぜひお試しあれ。

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