既婚者が大半を占める、私たちの女子会での話です。「旦那のあくびが臭くって…本当にすごいニオイなの。何かの病気じゃないかと思って…。」と切り出したAちゃん。
彼女曰く、旦那さんの口臭は気にならないのだけど、あくびの後のニオイだけが気になるらしい。それも最近のこととのこと。
あくびの後だけって、そんなことってあるの?と、それぞれが考えを巡らせていると、いつも冷静な優等生タイプのBちゃんが、「旦那が臭いってことは、同じくらいの歳の私たちもヤバいってことじゃ…」。えー! 女子会一同フリーズ状態。
いつもだったら、「旦那がね…」の話は愚痴の言い合いで終わるのですが、「あくびが臭い!」という考えたこともなかった事態、しかも自分たちも?!なんて心配。
ここから結構な時間の間、みんなで必死にいろいろ調べてみました。旦那さんのあくびの臭いニオイにお困りの奥様のために、シェアします。
そもそもあくびってどういう時に出る?
女子会メンバーの中でも、なんでも要領よくこなすショートカットが好きなCちゃんは、「あくびだけ臭いんだったら、家であくびが出ない状況にもっていけばいいんじゃないの?」と発言。いや…それはちょっと無理があるでしょう。だけど、そもそもどういう時にあくびが出るかは気になりますね。
これだけ医学や科学が進歩した今でも、あくびについては詳しく解明されていないそう。現在一番有力なあくびが出る理由は、「脳を冷やすため」らしいです。頭のオーバーヒートを防いで、脳の働きをよくさせるという意味。
実際にアメリカの心理学者が実験をしていて、氷などで頭を冷やしている人は、あくびが出にくくなったそうです。
んー…この実験結果からいうと、まずあくびが出るのって頭を使いたい時だけではない気がするし、ずっと冷やしているのには、やっぱり無理がありますね。
あくびが臭いからって、自然な生理現象のあくびを止めるのは現実的ではない!「ほら、やっぱり」な結果でした。
あくびの臭いの原因にもなる「臭い玉」?
詳しく解明されていないけど、あくびをする大きく深く呼吸をするわけで、息は体の奥から吐き出されているのに間違いはないですよね。
今度は、元歯科衛生士のDちゃんが、「口臭の原因になる臭い玉が、まだあまり大きくなっていないとしたら、あくびの時だけ臭うのも考えられない?」と。私は、臭い玉って知りませんでした。
臭い玉の正体は、膿栓(のうせん)。喉の両側に扁桃腺があります。扁桃腺はアーモンド型で表面が凸凹だそう。その凹みの部分に、粘液と細菌の死骸などがたまって白い塊になります。これがニオイの原因になるんです。聞いただけでも臭そうな玉…。
臭い玉は自分で取る方法もいろいろありますが、耳鼻科で相談するのが一番。大きさや数、できている場所によって、自分では難しいところもあるそうです。
なるほど。これはあくびが臭い原因になりうると、女子会メンバー一同意見が一致しました。
そして、この臭い玉、年代性別に関係なくできる可能性があるものなので、私たち自身も気をつけなくては!
あくびが臭い原因は病気なの?
この女子会の途中で思い出したのですが、私は経験があったんです。記憶があくびと結びついていなかったので、なかなか思い出せなかったんですが。
高校受験目前、仲の良かった友人と一緒に勉強をしていました。必死に勉強していた時期だったので、彼女も睡眠不足だったのでしょう。彼女があくびをした時、「くさいっ!」と感じました。
「言いにくいんだけど…」と私なりに精一杯気を使いつつ、仲のいい彼女だったので、その事実を伝えました。すると彼女は、「胃が悪くて通院していて、あくびで思いっきり息をしたから、ニオイがしたんだと思う。」と答えたんです。軽度の胃潰瘍だったよう。
この時、私は彼女に口臭が臭うと伝えましたが、実際にニオイに気がついたのは、彼女があくびをした時。あくびだったので、向かいに座った私まで息が届いたんでしょうね。
さらに調べてみると、あくびが臭い=口臭が臭い原因になりうる病気はいくつかあるようです。肺、気管支などの呼吸器系、扁桃炎や咽頭膿瘍など耳鼻咽喉系から、肝機能障害や腎機能障害などの可能性も。
旦那さんのあくびの臭いに気がついたAちゃんは、「帰ったら、旦那に体の調子をちゃんと聞いてみないとなぁ。」と。体から出るニオイって、なかなか伝えづらいセンシティブな問題ですが、こんな深刻になるかも知れない問題をはらんでいるんですね。
まとめ
常に口臭が臭いのではなく、あくびだけが臭いのであれば、まだそのニオイの原因は軽症なのかも知れません。
あくびが臭い原因
- 喉にできる「臭い玉」=膿栓(耳鼻科で除去が可能)
- 病気が原因=消化器系、呼吸器系、耳鼻咽喉系、肝機能障害や腎機能障害などの可能性も
うーん…誰にでも起こりうることが原因なんですよね。あくびが臭くなったら、体からのサインだと思って、他の自分の不調にも合ったお医者さんに行ってみるのが賢明ですね。
あるいは鼻うがいによって改善される可能性もあるかもしれません。
こちらを試してみるのもいいと思います。