スーパーで目新しいものを見ると、ついつい買ってしまうのは私だけではないハズです。そして、野菜やフルーツは、どうやって食べていいかわからなくって、ひたすた調べたりします。
去年の秋、はじめて買ってたべてみた「あけび」。去年の私、すごくもったいないことをしてしまいました…。今年の秋のあけびは、まるごと味わってやる!!
素朴な味のあけび、今はスーパーでも見かけるようになってきました。見た目が謎めいたフルーツなので、手に取るのを迷うかも知れませんが、今年の秋の味覚として、みなさんもチャレンジしてみては?
あけびの食べごろと食べ方は?
あけびは、手のひらよりやや大きいラグビーボール型で薄紫が定番ですが、白っぽい色のものもあります。食べごろのサインは、実が勝手に割れてきた時です。
割れ目に沿ってナイフを入れて、2つに切り分けます。
すると、中はゼリー状の果実に黒い無数のたねが入っています。ドラゴンフルーツの中身を、もっとゼリー状にして、たねを大きくした感じです。
これをスプーンですくって食べて楽しむのが、「あけびの実の食べ方」です。あ、たねは食べませんよ。すいかのように出してください。
たくさんあるたねが面倒な人へ、あけびミルクはいかが?
あけびの実のたねの多さに、そのまま口に入れてたねを出す面倒くささにドン引きしてしまう人もいるかも。
そんな人には、あけびの実の甘さをミルクにすべて移して、たねは一度にとってしまう方法があります。
- ボールにざるをセットして、ざるにあけびの実3こ入れます。
- そこに牛乳300ccを入れて、ホイッパーや大きめのスプーンの背などを使ってあけびの実を濾します。
- ざるをあげると、あけびのたねが残って、ボールにはあけびミルクの完成。
大量のたねが一気にとれて、スッキリします。こどもにもおすすめドリンクですよ。
皮は捨てちゃダメ! あけびの皮は食べられる!!
これ、私は全く知らずに、去年の秋には捨ててしまいました。今年は皮も食べないと。
皮は、結構厚くて渋みがある。去年捨ててしまった皮は、ゴーヤのもうちょっと白いような感じでした。皮は調理が必要です、フルーツなのに。笑
薄紫の表皮は、料理によってピーラーなどでむいてしまったほうがいい場合にあるようです。それから皮を軽く茹でて、冷水にさらしてから料理するのがいいようです。
でも、東北地方では、昔からあけびの皮を郷土料理に使っているようで、ゆでて渋みを抜くようなことはしていないようです。
てんぷらにもできる、あけびの皮なんですが、シンプルに食べるなら渋抜きはした方がベター、味噌味やきんぴらなどの味の濃い料理にするなら、渋抜きもアリということでしょう。私はゴーヤが苦手なので、渋抜きを試したいと思います。
あけびの皮のおすすめレシピ5選
〇秋のごちそう☆アケビの天ぷら https://cookpad.com/recipe/3426435
渋抜きしたあけびの皮を、一番シンプルな料理法:てんぷらにしてみましょう。
〇あけびの皮のキンピラ https://cookpad.com/recipe/1992924
常備菜にもおすすめのきんぴらはいかがですか?
〇山形の味 あけびの肉みそ詰め https://cookpad.com/recipe/1600941
山形の郷土料理では、あけびの半分の皮をまるまま使って豪快な料理にします。甘味噌味がおいしそうですね。
〇あけびのマリネ https://cookpad.com/recipe/1588413
日本の秋の味覚が、こんなにオシャレなイタリアン風に!
あけびは実にも皮にも栄養がある!
あけびには、たくさんのビタミンCが多く含まれています。肌のはり、シミ、そばかすに効き、女性にうれしい美肌効果が!
ほかにも、むくみ防止に役立つカリウムや抗酸化作用=糖尿病防止にもいいアントシアニンも多く含まれています。
実だけでなく皮も食べて、秋の味覚の栄養をたっぷり摂りたいですね。
まとめ
見た目は謎めいているし、どうやって食べていいのかわからないあけびですが、あっさりした甘みの実、栄養の多い皮、まるまる食べれるんですね。
まとめると…
- あけびは実だけでなく、皮も調理して食べることができる!
- 食べごろは、割れ目が入った時。あけびの実はスプーンですくって食べる。
- 皮は渋抜きをして調理するのがおすすめ。
- おすすめのあけびの皮レシピは、天ぷら・肉みそ詰め・きんぴら・マリネ・クリームパスタなど。
- あけびには、ビタミンC、カリウム、アントシアニンが豊富なので、実も皮もまるまる食べてしまいましょう。
私的には、山形の郷土料理:あけびの肉みそ詰めが気になります。あけびの実よりも気になります。きっと、若干の苦味があるあけびの皮なので、ピーマンの肉詰めに似た感じになるのかな?