小さいときはあんなに「ママ、パパ」と
甘えん坊な子だったのに、
いつの間にか大きくなって態度も
反抗的になってきた・・・。
これから思春期になって反抗されるのが
怖い・・・どうすればいいのか・・・
など、親としては子供の反抗期の
心配は絶えませんよね。
ついつい子供のためと思って言ったことも、
子供の逆鱗に触れてしまったり、
どう対応すればいいのか分からなくなって
しまう方も多いのではないでしょうか。
思春期に入り難しい年ごろになるお子様と
どういう距離感で生活をすればいいのか、
子供はどういう気持ちで反抗しているのか
よかったら参考にしてみてください^^
どうして反抗されてしまうのか
小学校に入り、高学年になり、
中学生になり、高校生になり・・・
子供は家庭とは違う自分の世界(社会)の中で生き、
それに伴って自我も強くなっていきます。
一人の人間として、アイデンティティを
確立しようとしている時期、
それが思春期です。
「自分はこうしてああしたい」と
思っている時に親から
「こうしなさい、ああしなさい」と
命令され縛られると、
自分の尊厳をないがしろにされている気分になります。
「尊厳をないがしろに」とまで思っているかは分かりませんが、
少なくとも自分のやりたいことにいちいち干渉されたら
「うざいな、黙ってほしいな」
と思う子が大半でしょう。
子供はすでに親の目の届かないところに自分の世界(社会)があります。
表面だけ見て判断している親の言葉は、
耳障りにしか聞こえないでしょう。
彼・彼女たちは、すでに自分の為の人生を歩き始めています。
それをまずは理解してあげてください。
子供をコントロールしようとしてませんか?
「あなたの為を思って言っているのに!」
と子供に詰め寄って大ゲンカ、なんて経験はございませんか?
それ、本当に子供のためですか?
自分の自己満足の考えから発した言葉ではありませんか?
親として大人として、子供の倍以上人生経験した分、
まだ未熟な子供には心配に写ることが山のようにあるでしょう。
しかし彼らは、いっちょ前に
「もう私は子供じゃない!!」と言います。
そう、彼らにとって自分はもう
親の言うことが全ての子供ではないと
思っているのです。
自分で考え、実践・経験できる器量と力を
自分は持っていると信じています。
それを理解しないまま親の都合で、言葉で押さえつけようとしていませんか?
子供を自分のコントロールできる範囲に留めようとしていませんか?
もし口うるさく子供に小言を言うことが多く反発されているなら、
その言葉一つ一つが子供にとって羽ばたこうとしている翼の羽一つ一つを
毟っている行為だということを認識してください。
(実際には子供のゆく道を補正しているつもりでも、
子供にとってはそう思われてしまうという意味です)
子供の可能性・やりたいことをを自分の理解できる範囲で抑え込もうとしていないか、
今一度考えてみてください。
放任主義で気を付けること
では放任主義で子供のことにひたすら無関心でいればいいのか?
といったら全然違うんです。
子供って、自分は一人前のつもりでもやっぱり甘えん坊です。
親は常に自分の味方であってほしいんです。
(めんどくさいですが・・・)
放任主義で子供を見守るにしても大事なポイントがあります。
・本当にいけないことをしたら叱る
・危ないことをしようとしていたら、どう危ないのか、
最悪の場合どのような状況になってしまうのか、
感情的にではなく冷静に真剣に話し合い子供に認識させる
・どんなことになっても自分は子供の味方で居続けるという姿勢
・時には親としてはではなく、一人の人間として怒ってもいい
以上のことがお子様に伝わっていれば、
放任主義でもお子様との距離が離れてしまう心配はないでしょう。
一番最後の「一人の人間として怒る」というのは、
私が母に対してしてしまったことへの自戒です。
母に対して「○○まで送ってーご飯作ってー」とわがまま放題だった私、
それは大人になってもなかなか変われませんでした。
母が寝ている最中に平気で起こしたりとやりたい放題で、
今思うと本当にクソガキだったなと反省しています。
でもこうして反省しているのも、しっかり母が
一人の人間として「ふざけんな」と本気で怒ってくれたからなんです。
いくら親でも、子供だからといってやられていいことと悪いことがあります。
親が子供の尊厳を大切にするように、子供にも親(人)の尊厳を大切にするように
教えなければいけないと思っています。
親に平気でやることは、社会にでたら他人にもやってしまいます。
そうなってしまわないように、放任主義ではいても、
子供の罪悪の認識を怒ることでしっかり教えてあげてください。
まとめ
・子供は自分を一人前だと信じている
・子供を親のコントロール下に置こうとしていないか
・放任主義でも大切なポイントを抑えて見守ろう
あんなにかわいかった幼児時代。
いつでも自分を頼ってすがっていた様は
当時は大変だったけど、今となっては
本当にかわいかった。
そのかわいい感覚を残してはいても、
お子様はもう一人の大人として
成長していますので、子供扱いせず、
人生の先輩として、時にはドライに
時には真剣に向き合ってあげてください。
今はわかってくれなくても、
いつかきっとあなたがお子様を愛している気持ちに
気付いて泣いてくれる日も来ます。
(筆者は大人になってやっと気付いて泣きました←)
ついつい子供の幸せを願って道を補正しようとしてしまいがちですが、
子供のことを信じて、でも目を光らせながら、見守っていきましょう。