子供の耳掃除ってちょっと怖い…。どのくらいの頻度でやってあげたらよいのかな?
耳の奥の鼓膜を傷つけてしまったらどうしよう?
子供ってじっとしてくれないので、おっかなびっくりやっていることも多いのではないでしょうか?
お友達に聞いてもいまいちピンとこない方も多いですよね。
というわけで今回は、私の経験なども踏まえて、子供の耳掃除を上手にするためのコツをお教えします!
耳あかが奥に詰まって、耳が聞こえにくくなるのでは?
子供が昼間遊んでいる時にふと耳の穴をのぞくと、耳垢が見えますね。
イメージではこの耳あかが、どんどん奥に詰まっていってしまう感じがして早く取り除かないと、耳が聞こえなくなっちゃうのでは?と焦ることがあります。
ところがどうやら、この耳あかは奥にどんどん詰まっていってしまうのではなく、基本的には穴の外に向かって押し出されてくるそうなので、その心配はありません。
耳穴の産毛の生えている方向が、中に向かってではなく、外に向かって生えているので、産毛が弁のような役割も果たし、逆行しない仕組みになっているのです。
日頃のお手入れは?
毎日のお手入れとしては、お風呂上りにガーゼで軽く耳たぶを拭く程度でよいのです。
週に1~2回、ベビー綿棒で穴の入り口から1センチ程度までそっとぬぐってあげるのですが、この時注意が必要です。
なぜかというと、皮膚が濡れているときは傷がつきやすいからです。
きれいになったら気持ちいいだろうとついつい念入りにやりたくなりますが、子供はどうしてもじっとせず動いてしまいますので、耳穴の壁を傷つけてしまうかもしれません。
子供が耳掃除を嫌いにならないためには?
赤ちゃんの頃から耳掃除を嫌いにならないようにしておきたいですよね。
世話をしてあげる親も大変ですが、される子供も一度苦手意識を持ってしまうと、お互い大変です。
子供の機嫌の良いときを見計らっておこなうのがよいですね。
できればお気に入りの曲などをかけ、「気持ちいいね」などと声をかけて優しい雰囲気を作ってあげるとその後の習慣として抵抗がなくなります。
機嫌の悪いときに行うと、子供の心に奥底にイメージとして「耳掃除=いやなもの」として残ってしまいます。
耳掃除の嫌いな子になってしまうと、耳鼻科に行くのも嫌がるようになりますし、かわいそうですよね。
耳掃除の態勢は?
赤ちゃんの頃は抱っこしたままのお手入れでよいでしょう。
幼児になれば膝の上に寝かせてお話ししながらお手入れしてあげることもありますね。
膝の上でのお手入れのメリットは子供の頭が動きにくいことですが、せっかく取った耳垢が奥に落ちてしまうことも多いというデメリットもあります。
なので、できれば座ったままの態勢で行うほうがよいでしょう。
耳掃除の用具と使い方は?
綿ガーゼはタオルよりもほこりが出にくく、耳のお手入れには素材として優しいでしょう。
綿の部分に凹凸があるベビー綿棒は、力を入れずとも耳垢が絡みやすいですね。
耳かきの棒部分にライトがつく赤ちゃん用の耳かきもあります。
このような棒状の用具を使うときのコツは、なるべく耳かきの1センチ付近を指で持ち、お掃除中はその位置を変えないこと。
子供が動いたりしてうっかり耳の奥まで棒が入ってしまう危険があるので、「浅いかな?」くらいの位置で十分です。
慣れるまでは綿棒であれば、ペンで印をつけてその位置からずれないようにもつのもよいかもしれません。
「もう少し奥まできれいにしてあげたい」と思うことはやまやまですが、安全第一でいきましょう。
私が子供のころは、母にピンセットで耳あかを取ってもらうこともありましたが、耳の奥で耳垢が「バリバリッ」と小さな音をたててはがれてきた記憶があります。
すっきりした感はありますが、時にはひりひりしたこともあるのでピンセットは控えた方が無難です。
定期的に耳鼻科に行く
耳はデリケートな個所ですので、私は娘たちを3~5カ月に1度くらい検診がてら耳鼻科に連れて行っていました。
たまに固まった耳あかが奥から出てきたりしますが、あまり恥ずかしがることはありません。
親としては「ちゃんと面倒見てない」と思われるのでは?と心配になることもあるでしょうが、耳鼻科の先生は気にしていませんよ。
そして耳鼻科の先生に、耳掃除のコツをおたずねすればよいのです。
わたしも娘二人を連れて行っていましたが、子供によっても耳の穴の大きさなどは違いますし、アドバイスもいただけるので安心です。
まとめ
- 耳あかは自然に外に出てくる仕組みになっている。
- 耳掃除は週1~2度、ソフトに。
- 耳の入り口程度までで十分。
- 検診を兼ねて耳鼻科で耳掃除してもらう。
耳は鼓膜や脳につながっていて、たいへんデリケートな部分ですので、「優しくソフトに」が鉄則です。
やりすぎは禁物。
耳掃除は、赤ちゃんや子供たちとの楽しいコミュニケーションタイムにしたいですね。