低学年の保護者必見「濡れた教科書の直し方」レベル別対処法3選

こんにちは~。

二人の子育てをとうに終え、孫の成長が楽しみな、元・PTAのおばぁーちゃんです。

今、子育て真っただ中のあなたは、お子さんのデジタル学習に付き合って毎日忙しく頑張っていらっしゃるんでしょうね。 

新しい学校教育はアナログとデジタルのベストバランスなんですってね。

(フーッ、、おばぁーちゃんには難し過ぎるワ。。)

それにしてもアナログと言えば、あの紙の教科書だけはずぅーっと変わらないですよね。

たとえデジタル教科書が進化しても、主体は紙の教科書だって言いいますし…

やっぱ、「勉強だけは、直に書き込んだり手でめくる紙でなきゃ覚わらない。」ってことでしょうか?

と、ここで突然、

元PTAのわたしが、子育て時代に出くわした「ずぶ濡れ教科書」の記憶が、

息子に降りかかった水ぬれハプニングと共によみがえってきました!!

その時の対処法と実際に行うべきレベル別の対処法を紹介いたします。

よくある教科書、水ぬれハプニング 3選

レベル1:台所で宿題してたらお水をガッシャーン!で教科書べッタべタ。

レベル2:大雨の中をびしょ濡れで帰ったら、ランドセルも教科書もグッショリ。

レベル3:まさかのお風呂で音読暗記してたら、教科書ボッチャーン!で完全水没。

まぁ、低学年の保護者なら一度や二度は経験すると思うけど‥‥

濡れた教科書の直し方に失敗すると・・・

ある日、お風呂で教科書ボッチャーンに遭遇した、私たち親子です。

(以下、当時の実況中継)

ハダカでふにゃふにゃの教科書におびえる涙目の息子。

待ってて!  今すぐ、ママが助けに行くワ!!

で、息子の手に濡れた教科書を逆さに持たせ、下から熱風ドライヤーをブンブンブーーーン

パラパラとページをさばきながら(手がダルっ!で、途中休憩しながら)30分後、 

「やったぁ!乾いたぁ~!」と親子で喜ぶのもつかの間、

全ページがアフロヘアーみたいにブワッブワに膨らんで、

教科書は爆発だぁーーーっ   (と、閉じれない。。)

私にとっては、出来れば笑って済ませたい思い出だけど、

子どもにとってアフロ教科書は、クラスでもハズカシい黒歴史となった・・・

(息子よ、す、すまん、、)

そして、濡れた教科書のキレイな直し方を知った

誰もが出くわす「濡れた教科書」なだけに、ずいぶん後になってから本の専門家たちがススメるキレイな直し方があるのを知って、当時の情報不足をうらんだわ~。

だから、今を頑張ってるあなたにはスマートな保護者でいて欲しいから、

あの時私が欲しかった情報を、かなりマジメにまとめてみました。

キレイに直したいなら、これだけはやっちゃダメ

教科書が濡れるシチュエーションはさまざまだけど、濡れレベルに関わらずやっちゃダメなことを先にお伝えします。

濡れた状態を急速に乾燥させるのはダメ!

・ドライヤーの熱風でいきなり乾かすと、紙が大きくうねって当時のウチみたいにアフロの悲劇が待ってますよ。

・アイロンや電子レンジも、紙が部分的にちぢれたり焦げて危険なので絶対にダメ!

そのまま放置で自然乾燥を待つのもダメ!

・部分的な水濡れであっても、そのままにしておくと紙の繊維が完全に伸びたあとに乾燥が始まるのでベコベコになるどころか、濡れた部分の前後のページがくっついて剥がれなくなります。

では、ここから濡れ度レベルに合わせた直し方をお伝えしますね。

レベル1:部分的に濡れた教科書の直し方

      (台所で宿題してたらお水をガッシャーン!)

濡れたページに別紙をはさんで自然乾燥

別紙は、吸水性があればティッシュやコピー用紙などでもOKですが、

台所にキッチンペーパーがあれば、吸水性も高くて最適です。

新聞などの印刷物は教科書への色移りが起きるのでNG。

*必ず白い紙を使用してください。

① 別紙をはさんだら、本を閉じて風通しのよい場所(扇風機の微風も可)に立てかけて置きます。

しばらくしたら、はさんだ紙を取り換えて水気がなくなるまで乾かす。を数回繰り返す。

② だいぶ乾いてきたところで紙をすべて抜き取ります。

③ 次に本を平らな場所に寝かせて、真っ平らに重しでプレスします。

まな板など平らな板の上から土鍋などを乗せておけば、翌日には直っています。

レベル2:広範囲に濡れた教科書の直し方

      (大雨の中を帰ったら、教科書まで濡れてた)

濡れたまま冷凍してから自然乾燥

レベル1とちがって、広範囲のページがまとまって濡れてしまった場合には、別紙を挟むなんて大変過ぎますよね。だったら冷凍という手もあります。

はじめて聞いた人はびっくりするけど、「濡れた本は凍らせると復活する。」というのは、本を扱うプロの間では知れ渡っている話だそうで、なんと、水分を含んだ原料を凍結することで水分を飛ばす「フリーズドライ」に近い方法なんですって。 う~ん、すばらしい発想ね!

① 濡れた本を縦向きに冷凍保存用のフリーザーバックに入れて、ジップの封をしないで冷凍庫の中で本が垂直になるように立てて、2日ほど凍らせながら乾燥させる。

(このとき、1度だけ途中で本の上下を替えると更に良い。)

② 2日間冷凍して、ある程度の水分が蒸発した本をとりだす。

 (まだ「濡れた紙」感はあるものの、波打ち現象は緩和されている。)

③ 次に本を平らな場所に寝かせて、真っ平らに重しでプレスします。

まな板など平らな板の上から土鍋などを乗せた状態で、3~5日間ほどかけてゆっくり自然乾燥させれば、キレイな状態に直ります。

レベル3:100%水没した教科書の直し方

      (お風呂で音読暗記してたら、落として完全水没)

弱く圧力脱水したあと、濡れたまま冷凍して自然乾燥

レベル2とちがうのは、教科書がお湯を含んで水がタラタラと落ちてる状態。

キレイな修復を目指すなら、手間と根気が勝負の分かれ道ね。

① まず本からしたたり落ちるたっぷりの水分を吸収するために、バスタオルなどで本をくるんで、まな板などの真っ平らな面でそろ~っと均一に圧力をかける。

② ボタボタの水分がとれたら、10ページごとにキッチンペーパーなど吸水性の高い紙を挟んでいく。紙をはさんだ状態に別の乾いたタオルを巻いて、もう一度上からまな板で静かに均一に圧力をかける。(コツは弱め。強すぎる圧力で脱水しすぎないこと。)

③ まだ濡れていても、はさんだ紙をすべて抜き取ります。

④ ここからは〔レベル2〕の①~③と同じ手順です。

〔ジップに入れる→冷凍する→取り出す→真っ平らに重しでプレス〕です。

    

   ブワッブワのアフロとは無縁の、キレイな状態に直ります。

もう、お子さんのママを見る目がキラキラァ~ン、

「ママ、スッゴーっい!」って変わっちゃいますよ~。

いいなっ、私も20年前のあの日に戻って息子の黒歴史を塗り替えたいワ。

まとめ

さて、教科書の濡れ度レベルにあわせて「私が知る中で最良の直し方」をお伝えしましたが、いつか、お子さんの教科書に水ぬれハプニングが起きたら思い出して!と願います。

最後に、ちょっとガッカリさせちゃうかもですが・・・

これらの修復結果は本の厚みや材質、又、冷凍庫の性能にもよっても変わるので、すべての教科書がキレイに修復できることを保証するものではないことを、どうかご了承下さい。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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