読書は好きですか?
私は大好きです。
本屋が好きでよくいきますが、最近は電子書籍にも慣れてきて、たまに読むようになりました。
どちらも本ですが、紙の本と電子書籍では、かなり見た目に違いがありますね。
どちらも甲乙つけがたいです。
「これから読みたい本、紙の本と電子書籍の両方があるんだけど、一体どっちを買ったらいいんだろう?」と思ったこと、ありませんか。
両方の良いところを、ずらっとご紹介しますよ。
電子書籍のここがすごい
紙の本より少し安く購入できる
電子書籍は紙の本より、数百円程度、安くなっています。
まずこれは、紙の本にかかる出版コストの一部が、入ってないからです。
紙の本には作家の印税、原材料である紙・インク代、印刷会社の人件費、ジャケットデザイン費、売るための広告費、書籍を運搬する業者の運送費、書店の取り分などが含まれます。
電子書籍になると、まず紙・インク代と運送費はまったく不要ですね。
印刷会社の人件費は校正とデータ変換分だけです。
作家の印税とジャケットデザイン費と広告費はほぼ変わりませんが、一般の書店には並ばず、オンライン書店だけが扱います。
安くなるにも、それなりの理由があるのですね。
資源も無駄遣いせずに済んで、地球にも優しいです。
いくらでも液晶画面に収まる
紙の本は集まると、ものすごい重量になります。
本棚の棚板が抜けたとか、床板が抜けそうだとか、読書家にはよくある話ですね。
仰向けだと分厚い本は手が疲れます。
重い紙のテキストも、電子書籍ならわずかなデータ容量で納まります。
ダウンロードしても重さは、端末の本体分しかありません。
スマートフォンなら、電車で座りながらでも、カフェで一息つきながらでも、楽に持ち歩けます。
家の畳で寝転がったり、ベッドで仰向けになるときも、手が疲れませんね。
字が拡大できる
電子書籍は文字を、ちょっと拡大するのも縮小するのも、片手ですぐできます。
紙の本は、紙に印刷されたインクの文字そのものは拡大できないので、よく見えない時は別途、拡大鏡などが必要になります。
視力が良くない人には、電子書籍が楽で良さそうですね。
調べたい単語を検索しやすい
電子書籍はネットで購読するので、インターネット端末で読むことになります。
知らない単語も、指先ひとつで検索できます。
単語をタップすれば、すぐインターネットで検索できる機能がある、電子書籍も流通しています。
インターネットでの調べ物のしやすさは、電子書籍に軍配が上がるかも知れません。
紙の本だってまだここが負けてない
メモ書きや線引きができる
教科書や専門書、ビジネス書など、勉強に使うなら、紙の本が向いています。
まず思いついたことを、余白にすぐペンで書けます。
波線を引いたり、蛍光ペンでマーキングも楽です。
液晶画面じゃないので不具合もなく、フリーズするはずもないので、すぐ書いて、すぐめくることも簡単です。
付箋を貼って、外から立体的に目立たせるのも楽なので、整理もしやすいですね。
蛍雪の功が例になる手軽さ
卒業式などでよく歌われる「蛍の光」の歌詞の由来で、こんな故事があります。
中国で、蛍を集めた光や、雪を積み上げた窓の雪明りなど、わずかな光を利用して読書し、官吏に合格した話です。
電気が通っていない山奥でも、ろうそくの光でもあれば、読書は可能ということです。
バッテリーや故障なども気にしなくて済みます。
手に入れたという満足感がある
所有欲が強い人は、紙の本でなければ、満たされないかも知れません。
電子書籍はあくまでデータなので立体感もなく「味気ない」と思う人もいます。
手に取って表紙の質感を楽しみ、ページをめくってインクや紙の臭いを嗅いで、それを楽しめないと本を読んだ気がしない、という人も多いです。
紙の本でないと内容が覚えられない、という人もいますが、それは五感すべてを使って、読書を楽しんで記憶するからです。
保存に強い
紙に印刷された文字は、データのように壊れにくいです。
古い重要な書物の多くは紙のままです。
コレクションするなら、紙の本がベストな選択です。
電子書籍だけで出版される本も増えてきましたが、未だに紙の本も、需要は大きいです。
まず売れる重要な本と見込まれないと、紙の本は出版されません。
紙の本にも、紙の本になっただけの理由があるのです。
重要な情報は、紙の本で手に入れたいという方もいます。
まとめ
電子書籍のここがすごい
1.紙の本より少し安く購入できる
2.いくらでも液晶画面に収まる
3.字が拡大できる
4.調べたい単語を検索しやすい
紙の本だってまだここが負けてない
5.メモ書きや線引きができる
6.蛍雪の功が例になる手軽さ
7.手に入れたという満足感がある
8.保存に強い
どちらも違った強みがあります。
自分がどう使いたいか、どう保存したいかを考えて選ぶと、分かりやすいかも知れませんね。