ココアを飲んで貧血は治るのか!?正しい選択と正しい飲み方を教えます!

ココアを飲んで貧血は治るのか!?正しい選択と正しい飲み方を教えます!

貧血というと若い女性で顔色が常に悪いというイメージを持っている方も多いと思います。

顔色が悪い=肌が透き通るくらい白い=血流が悪いという事になるので、やはり血液中の何かが足りないのです。

それは、鉄分という事はわかっているのですが、鉄分を簡単にとることが出来れば、貧血を起こさなくても済むという事になります。

実際、サプリメントなどで鉄分を補充している女性も多いのではないでしょうか。

貧血は血液中の鉄分が少ない状態をいいますが、サプリメントで摂取するのもいいのですが、体にとっては食事や飲み物から自然と摂取できる方法がベストでもあります。

貧血の際に簡単に摂取できるというと飲み物が考えられ、注目を浴びているのがココアなのです。

本当にココアを飲んで貧血は治るのか?って疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

日本人女性の貧血の割合からみてココアを飲んで貧血は治るのか?

古いデーターでありますが、2015年に女性の貧血の割合を調べた結果があります。

データー的には女性の10人に1人が貧血に悩んでいるという結果が挙げられているのです。

これは生理がない未成年や閉経してしまった女性もふくまれているデーターになっており、生理がある女性の場合では、貧血の割合が5人に1人と一気に倍に増えてしまうのです。

これは生理によって出血を伴うことが原因と考えられていますが、実際は貧血を抱えている女性の場合では、生理による出血+αによって貧血を起こしていると考えるのが自然になります。

簡単にいってしまうと生理での出血で鉄分を排出してしまう以外、もともと血液中の鉄分不足が大きな元凶になっていると考えた方がいいでしょう。

そうなると、なにで鉄分を体内に取り入れるのがいいのか?と考えるかたも多いはずです。

ネットなどでは、ココアが有効と書かれているものが非常に多いですが、本当にココアを飲んで貧血が治るのか?という不安は残ります。

ココアを飲んで貧血は治るのか?ココアに含まれる成分に注目すべき!?

なぜココアを飲むことで貧血が治るといわれているのでしょうか?

ココアは基本的にはカカオ豆の加工品になりますから、ココアを飲むと貧血が治るのか?というところのカギを握るのが、カカオ豆になるのです。

カカオ豆を粉砕し、カカオマス(カカオ豆の胚乳を発酵・乾燥・焙煎・磨砕(まさい・簡単にいえば砕いたものを固めて磨くこと)にして脂肪分を取り除いたものがココアになります。

【ココアに含まれる成分】

・主成分としてのカカオポリフェノール

・リラックス効果を上げるテオプロミン

・食物繊維のリグニン

・その他微量にカルシウムやマグネシウムなど

これなら!と思ってしまいそうですが、確かにココアとしては、体にメリットのある成分が目立ちますが、デメリットも存在します。

・ココアを飲むことでのデメリット

ココアには、カフェインやタンニンが含まれているので、体内に取り込まれた鉄分や亜鉛などの成分の吸収を阻害したり、体外に排出したりてしまいます。

じゃ~意味ないじゃん!と思ってしまいますが、それでも問題ない程度に排出されますから、貧血を治したいと考えている女性なら、ココアを飲むことがいいでしょう。

貧血を治すのにココアを飲むのがいいのですが、基本的には1日1~3杯程度飲むだけで、鉄分不足は解消の方向になっていくはずです。

ココアを飲んで貧血は治るのか?の選択は間違えないで!

ココアを飲むことで貧血が治りそうだと思った方も多いでしょう。

当然ながらスーパーやコンビニ・ドラッグストアーなどに、ココアを買いに行くと商品棚に見慣れたココアと、なんだこれ?というココアの2種類があるはずです。

見慣れたココア=ミルクココア

なんだこれ?ココア=純ココア又はピュアココア

の2種類になります。

ここでの選択が貧血を治すことが出来るか出来ないかの分かれ道になります。

かなりドキドキした選択になってしまうかも!?と思うところですが、選択すべきは

純ココア又はピュアココアと表記されている物を買い物かごに入れてください。

実はこの2つのココアには大きな違いがあるのです。

ミルクココアと純ココアの違い

ミルクココアにはココアパウダーの中に、粉末の乳糖、ぶどう糖、麦芽糖などの糖類や脱脂粉乳、全粉乳などの乳製品、ナッツなどを加えており、誰もが飲んでも飲みやすくしてある製品。

純ココアには、カカオマスからココアバター(脂肪分)を分離した後、細かく砕いて粉末状にしたものがココアパウダーで、飲むココアの素として糖分を加えていない製品。

つまり苦みが結構あるという事になります。

この時に純ココアでなく、飲みやすいミルクココアを飲んでもある程度の成分は入っていますが、純ココアを飲んだ時よりも貧血の改善に適した飲み物からは程遠くなってしまうのです。

純ココアを飲んで貧血は治るのか!?飲み方を間違えなければ大丈夫!?

ミルクココアではなく、純ココアを飲むことで、カカオポリフェノール等の成分によって体内の抗酸化物質の排除によって血管内をキレイにすることが出来るとの報告もあるくらいです。

当然血液がキレイな状態になっていることは、鉄分補給も十分に行われていると考えてもいいでしょう。

また血管内がキレイに保たれることから、血流がよくなるため、血圧にも有効的と考えられます。

それに伴い、脳梗塞や心筋梗塞などの血管が詰まって起きる病気の予防対策にも役に立つことも推測できるのです。

この他にも、食物繊維を多く含んでいることから、メタボ対策するのに純ココアを飲み続けると予防につながるとも考えられます。

ただ、純ココアの場合には、糖類が全く入っていないのが難点なのです。

糖類が入っていない、純ココアはカカオポリフェノールの苦みを非常に強く感じやすいので、飲みやすくするために糖類をいれてしまう事になります。

チョコレートでカカオ100%などがありますが。正直口にいれておいしいとは感じないでしょう。

それと同じことが純ココアでも感じると思ってください。

純ココアを飲みやすくするためには、やはり糖類が必要となるのですが、上白糖を単に入れてはいけません。

上白糖は血糖値を一気に上昇させる糖類ですから、一気にあがった血糖値は一気にはさがらないのです。

緩やかな血糖値の上昇をする糖類を入れるのがベストになります。

その糖類とは、ハチミツなのです。

意外と思う方もいるかもしれませんが、ハチミツはあれだけ甘さを感じるのに血糖値の上昇を抑えてくれます。

それに、甘さを自分好みで調整できるのも、純ココアの利点でもあるでしょう。

それでも、飲みすぎには注意が必要になりますので、1日1~3杯辺りまで押さえておきましょう。

まとめ

ココアを飲んで貧血は治るのか!?正しい選択と正しい飲み方を教えます!について紹介してきました。

・日本人女性の5人に1人は貧血状態

・ココアのカカオポリフェノールには鉄分も含まれるが、利尿作用のあるカフェインやタンニンも含まれている。

・ココアを購入する場合には、ミルクココアではなく、純ココアを購入してください

・純ココアは苦いため、口当たりをよくするには砂糖よりも、ハチミツにすると血糖値の上昇を抑えることができる

などという事がわかりました。

サプリメントで摂取するのもありかもしれませんが、ココアにはココアのメリットも多く含まれているので、どちらかを選択する必要があります。

鉄分保持には、リラックス効果も必要でしょうから、ココアを飲んで徐々に貧血を直していく方が体の負担も少ないのではないでしょうか。

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