家の中ではあったかぬくぬく過ごしたい・・・
でも暖房器具の電気代が気になる・・・
エアコンとホットカーペット、どっちの方が安いのかな?
今回はエアコンの暖房と、ホットカーペット。
どちらの電気代が高いのか、比較してみました^^
電気代の計算方法
暖房器具の電気代を計算する場合は、
以下の3つのデータが必要です。
①使用している暖房器具の暖房時の消費電力
②エアコンを何時間使うか
③各電力会社の電力使用量料金
①は暖房器具に型番などが記載されているところや、カタログに載っています
②は各家庭によって違うと思うので、任意の数字を入れてください
③契約している電力会社が1kWhあたりいくらかかるのか確認してください
①の暖房時の消費電力をA W(ワット)
②の使用時間をB h(時間)
③の電気使用量料金をC 円/kWh
として、以下の順番で計算すると電気代が算出できます。
(a)AW×Bh=AB Wh
③の電気使用量料金の単位はkWh、
k(キロ)つまり1,000ということなので、
(a)の答えに1,000で割ります。
(b)AB Wh÷1000=AB/1,000kWh
これに電力使用料金をかけて
(c)AB/1000 kWh×C円/kWh=ABC/1,000円
となり、電気代が計算できます。
エアコンの電気代
これを踏まえて、一般的なエアコンの電気代を計算してみました。
①通販で売れ筋だったエアコンの消費電力→470W(暖房時)
②朝起きてから寝るまでの使用時間→16時間/日
③一般的な電気使用量料金→20円/kWh
で計算してみると・・・
1日あたりの電気代が 150.4円
1か月あたりの電気代が 150.4×30日=4,512円
半年当たりの電気代が 4,512×6=27,072円
となりました。
ホットカーペットの電気代
②と③だけ、エアコンと同じ条件で計算します。
【2畳用の場合】
①通販で売れ筋だったホットカーペットの消費電力→500W
②朝起きてから寝るまでの使用時間→16時間
③一般的な電気使用量料金→20円/kWh
【3畳用の場合】
①通販で売れ筋だったホットカーペットの消費電力→750W
②朝起きてから寝るまでの使用時間→16時間
③一般的な電気使用量料金→20円/kWh
これを踏まえてそれぞれ計算します・・・。
【2畳用の場合】
1日あたりの電気代が 160円
1か月あたりの電気代が 160×30日=4,800円
半年当たりの電気代が 4,800×6=28,800円
【3畳用の場合】
1日あたりの電気代が 240円
1か月あたりの電気代が 240×30日=7,200円
半年当たりの電気代が 7,200×6=43,200円
となりました。
エアコンと同等か、面積によってはそれ以上の電気代がかかりますね。
ホットカーペットはエアコンのように外気温で調節する機能がないので、
ずっと同じ消費電力で運転するため結果的にその他の暖房器具より
電気代が高くなってしまう傾向にあるようです。
エアコンの電気代節約術
お高くなってしまいがちなエアコン暖房・・・
でも部屋全体を暖めてくれるので重宝したいですよね。
少しでも電気代が安く済む
エアコンの節電方法をまとめました^^
①設定温度を下げる
エアコンの温度設定は1℃下げるごとに5%の節電になると言われています。
例えば26℃から20℃に下げたら30%の節約になるんですね・・・!
設定温度は20℃程度に下げて、無駄な消費電力を少なくしましょう^^
②風向きは下向きに
空気の性質として、冷たい空気は下に、温かい空気は上に流れるようになっています。
暖房の風を下向きにすることで、部屋の暖めを効率よくできます。
③まめにつけたり消したりは逆効果!
エアコンが一番電気を消費するのは起動してから部屋を温めるまでの稼働時です。
部屋がある一定の温度に至ってからの持続運転では、温度を変えたりして
つけっぱなしでいる方が意外とお得orまめに消すのとそんなに大差がありません。
④フィルター掃除をこまめにする
フィルターの目がほこり等で詰まっていると、送風機能が低下し、
エアコンの温かい空気が外に送りにくくなります。
1か月に1~2回くらいの頻度でフィルターを水洗いや掃除機などで
こまめに掃除して、暖房効率を上げましょう。
ホットカーペットの電気代節約術
今回の検証でエアコン以上に電気代が高いと判明したホットカーペット。
でもあのぬくぬく感がたまらないですよね・・・。
ホットカーペットを賢く使う節電術をまとめました^^
①ホットカーペットの面積に気を付ける
前述した通り、ホットカーペットは面積が広ければ広いほど消費電力が大きくなり、電気代が高くなります。
お部屋に合わせたベストな大きさ、または設定で使用面積を狭くするなどで消費電力量を抑えましょう。
②強さの調整
ホットカーペットには大抵、「弱」「中」「強」などの調節機能がついています。この調節機能によってもちろん消費電力も変わります。
今まで「中」だったら「弱」に、「強」だったら「中」に1段階変えるだけで、電気代がかなり節約されます。
③断熱シートを敷く
ホットカーペットの下に断熱シートを敷くと、敷かない時に比べで10%も消費電力を節約できるといわれています。
断熱シートを使うことで保温効果が得られることが理由らしいです。
周りに適当な断熱シートがない場合は新聞紙などでも代用できますので、是非試してみてください^^
まとめ
・面積によってはエアコンよりホットカーペットの方が電気代が高い
・エアコンは節電方法を駆使して安く快適に使おう
・ホットカーペットは下に断熱シートを引くなどの工夫で節電しよう
今回はこのような結果になりましたが、
ご家庭によって前提となる数字が違ってくると思いますので、
上記の計算式を参考にそれぞれの暖房器具の電気代を計算してみてくださいね^^