じゃがいもの芽、食べても大丈夫なの??

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こんにちは。今回はじゃがいもの芽についてのお話です。

毎日料理をしていると、今日は買い物に行かずに冷蔵庫にある野菜で何か作ろうか〜なんてときはよくありますよね。

じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどの根菜は常備しているという家庭も多いのではないでしょうか。でも、流れで外食したりすると、うっかり常備してる野菜ってすぐダメにしちゃいそうになりませんか?

葉野菜は萎れるし、にんじんも柔らかくなってシワシワに…玉ねぎは結構平気だけど、じゃがいもは油断すると芽が出てきますよね!?あれを見ると、うわっ!!ってショックが大きいです。だって、じゃがいもの芽って毒があるとか言いますよね。この間なんて赤い芽が出てて驚きました……。これって食べても大丈夫なの??

というわけで、今回は「じゃがいもの芽は食べても大丈夫なのか?」という疑問を解消すべく、じゃがいもの毒、対処法、などなど、じゃがいもについての調査結果をご報告します!!

じゃがいもの芽にはどんな毒があるの??

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まずは「じゃがいもの芽には本当に毒があるのか」というところからいってみましょう!!

調べてみたところ、結論からいきますね。

「毒、あります!!!」

まあ、じゃがいもの芽に毒があるのは、皆さん結構常識的に知っていますよね。小学校か何かで習ったんでしたっけ?もう、それをいつ知ったのかも覚えていないくらいです。

じゃがいもの芽や、緑になってしまった皮には毒があって、それは「ソラニン」と「チャコニン」と2種類あるそうです。ソラニンは知っていましたが、チャコニンは初めて聞きました!!なんだかかわいい名前ですが、かわいくない存在ですよ。

これらの毒素を食べてしまうと、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出ることがあるそうです。間違えて毒を食べてしまったときの対処法は「病院に行く」です。特にこれらの症状が出ているときは急いで病院に行くべきです。

今回調べて初めて知ったのですが、結構毒が強いんですね。

(以下は農林水産省のWEBページの引用です。)

“ソラニンやチャコニンはジャガイモの芽に一番多く含まれています。ジャガイモの可食部分は、100 gあたり平均7.5 mg(0.0075 g)のソラニンやチャコニンを含んでいて、そのうち3~8割が皮の周辺にあります。 一方、光に当たって緑色になった部分は100 gあたり100 mg(0.1 g)以上のソラニンやチャコニンを含んでいるといわれています。

体重が50 kgの人の場合、ソラニンやチャコニンを50 mg(0.05 g)摂取すると症状が出る可能性があり、150 mg~300 mg(0.15 g~0.3 g)摂取すると死ぬ可能性があります。

ジャガイモの食中毒を防ぐには、ソラニンやチャコニンを多く含む芽や緑色の部分を十分取り除くことが大切です。”

ジャガイモによる食中毒を予防するために:農林水産省

大人だと、体重50kgで上記のような致死量を食べる可能性は低いと思いますが、小さな子供だと、この1/10くらいの量で致死量になることもあるそうですから、間違いが起きてしまう可能性もある量です。

家庭菜園のじゃがいもなどは、日光を浴びて育って緑色の皮になっていたり、未成熟で毒が濃かったりするようです。学校で育てたじゃがいもを食べて集団食中毒、という事故も起きています。

私はこんなにじゃがいもの芽の毒が危険だとは思わず、お腹壊すくらいかな、なんて思っていましたが、亡くなることもあるそうですから、軽く考えずに十分気をつけないといけませんね。

芽だけではなく、緑になった皮も同じです。要注意です!!

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さて、じゃがいもの芽には毒があることがわかりました。芽も緑の皮も、しっかり取り除かないといけませんね。でも。ここでまたまた気になることが……。なんか、芽が赤いんですけど!!!

なんか、なんかこわい!!赤い芽ってなんだかこわくありませんか?芽は緑だと思ってましたが、赤くて驚きです。食べて大丈夫なの?もう捨てなきゃダメ??

また調べてみました。「じゃがいも 芽 赤い」で検索。すると分かったことは……種類によって赤い芽もあるということ、でした。「きたあかり」などは赤い芽がでるようです。赤だから危険、とかではありません。びっくりしました~。

ちなみに、芽ではなく、じゃがいも自体に赤い斑点模様が出たりすることもあるようです。低温障害や酸化、ということなので、それは毒ではないんですって。いろいろ勉強になります。

じゃがいもを安全に食べるための対処法

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さて、ここまでじゃがいもの毒をいろいろ調べてきましたので、それでは安全に食べるためにはどうしたらいいのか、食べる前の対処法、気を付けるべきことを確認していきましょう。

おさらいですが、毒があるのは2カ所です。「芽」と「緑色になった皮」です。

まず、芽が出ないように、皮が緑色にならないようにするには、という予防策です。

①長期保存しない、食べきれる量だけ買ってくる

②日に当たらないようにする(冷暗所で保管)

特に、この2点ですね。長期保存したくなりますが、しない方が良さそうです。そして家庭菜園など、プロが作ったものではないじゃがいもの場合は、小さいものは避けましょう。②については、日光だけではなく家庭での光も同様だそうです。新聞紙に包むなど、光を遮断しましょう。

次に、芽が出てしまったものの対処法です。

①芽を指で取り除き、芽が生えていたくぼみ(じゃがいもの目というそうです)を包丁のあご(刃元の角のところ)でえぐり取る。しっかりめに取り除くのがポイントです。

②皮が緑色の場合は、厚めに皮をむく。ピーラーでむくと薄めにむけるので、二度むきくらいしてもよさそうです。こちらも、しっかり取り除くのがポイントです。

③水にさらす。ソラニンやチャコニンは水溶性なので水にさらすとより安心です。

取り除く基準としては、通常のじゃがいもの色の部分は大丈夫なので、緑の皮や芽の根本の部分をしっかり取り除いてください。

ちなみに、じゃがいもを皮ごと茹でるときには、芽は先にとるべきかも調べてみましたが、こちらは、先に取った方が安心、という意見もありましたし、後から取るならゆでた後やわらかくなっているのでスプーンで取り除いてください。

ソラニンもチャコニンも、ゆでるくらいの熱では毒は消えません。私は取り除き忘れないように先に取ってしまう派です。

繰り返しになりますが、緑の皮や芽をちゃんと取り除けば問題なく食べられます。赤い芽でも処理すれば大丈夫です。対処法をしっかり覚えておきましょう。

まとめ

じゃがいもの毒について、じゃがいもの芽が赤いときはどうすればよいか、食べても大丈夫なのかなどを調べてきました。ここまでをまとめます。

  1. じゃがいもの芽や緑色になった皮には、ソラニン、チャコニンという毒素があり、吐き気や下痢、おう吐、腹痛、頭痛、めまいなどの症状が出る食中毒になる恐れがある
  2. じゃがいもの芽が赤いのは、きたあかりなど、品種によるもの
  3. 安全に食べるためには、芽や緑色の皮はしっかり取り除くこと。取り除いた後に水にさらすとより安心!!

調べてみて、いろいろ分かってすっきりしました!!でも予想以上にじゃがいもの毒って強いんですね。もう少し気をつけた方が良いなと反省しました。しっかり対策をして、安全においしいじゃがいもを食べましょう!!

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