年収1000万の生活とは?実はきつい理由があるって本当?

「年収1000万」って、とても輝かしいステータスですよね。

結婚相談所でも男性に対して年収1000万以上なんていう条件を出す方も多いくらいです。

「年収1000万あったら何でもできるだろうなぁ」
「年収1000万なんて自分には到底無理だろうなぁ・・・」

と、年収1000万円の壁はかなり高く、
そしてその生活がとても魅力的に見えている方が多いと思います。

ですが、意外と1000万稼ぐこと自体は身を粉にして働けば、
そこまでハードルが高いものではなかったりします。
実際、稼ぐとわかりますが年収1000万稼いでいても、生活は
思っているほど贅沢できないのです。

それはどういうことなのか?
少しずつ解説していきます^^

年収1000万円はそこまで無理な額でもない

冒頭で記述した通り、年収1000万円は絶望的に手が届かない額ではありません。

まず、国税庁の民間給与実態統計調査によると、
男女合わせて年収1000万~の人は
全体の4.3%と出ています。

数字だけ見ると「やっぱり狭き門じゃないか」と思うでしょう。

しかしこの統計はあくまで「給与所得者」に限定した調査です。
自営業やフリーランスで稼いでいる人は含まれていません。

そして、4.3%といっても人数に換算すると約209万人の
会社勤めの方が年収1000万円以上を稼いでいるとデータで出ています。

確かに給与所得だけで年収1000万を超えるとなると、
超大手の企業に就職するか、長く勤務して出世するしかないのでかなりハードルが高いかもしれません。

ですが、自営業やフリーランスで年収1000万以上稼げている人はザラにいますし、
企業勤めでも副業をして、収入を合わせて1000万に到達する方もいます。

意外と、年収1000万円の壁は働き方を見直し、その人自身の努力、そして運次第で
それなりに超えられる壁でもあるのです。

年収1000万でも贅沢できないワケ

「年収1000万プレーヤーでも贅沢できないってどういうこと?」

年収1000万を稼ぐことが出来たら、
・子供は2人とも私立の学校に行かせる
・年に一回は海外旅行に行く
・高級店に外食に行ける

などなど・・・様々なセレブリティな生活を想像する方も多くいることでしょう・・・。

ですがはっきり言って年収1000万でその生活は無理です。
そこまでの生活は年収2000~3000万の超お金持ち域になります。

年収1000万でも意外と贅沢できないその理由とはなんでしょう?

①税金が高い
日本は超累進課税社会。
年収1000万クラスになると所得税率が20%ほどになり、
手取り額が700~800万になります。

頑張って働いても約25%は国へのご奉仕になってしまうんですね・・・。

②児童手当の所得制限・高校無償化の対象外
年収1000万になると児童手当の所得制限を受けてしまいます。
年収600万円だと満額年18万円もらえるのに
年収1000万円は6万円になってしまいます。

また、高校無償化も年収1000万の家庭は対象外になってしまい。
公立高校でも月に約11万円ほどの学費がかかってしまいます。

私立や大学に行かせるにはさらに学費が必要なので、
子供の教育費を考えると贅沢はあまりできない状況にあるようです。

③豊富な収入の分仕事が激務
超大手の優良企業で年収1000万を稼げたとしても、
その収入の分仕事が激務過ぎて、
プライベートな部分でお金を使う機会がない・豊かな生活ができない
と思っている方も多いようです。

自営業・フリーランスは一見企業勤めに比べて気楽そうに見えますが、
明確な休日が無いので実は休みを作ることにとても苦労します。

企業勤めも自営業・フリーランスも、
相当の苦労をした末に年収1000万円以上を稼いでいるのです。

④都心に住むとその分住居費がかかる
年収1000万以上となると企業勤めの方は
都心で仕事をしている人が大半だと思いますが、
都心に住むとなると最低でも月10万以上は住居費がかかります。
マンションを買えたとしても年収1000万だと5000万ほどの住居が精一杯です。
年収1000万と言っても、夢のような豪邸に住めるわけではないのですね・・・。

逆に都心と比べて比較的住居費が安い地方や田舎に住んでいる人は、
かなりお金が貯まりやすいのだとか。

自営業・フリーランスで1000万以上稼げるならば、
地方に住み都心よりいい家を買うのも手かもしれません。

⑤独身貴族でも交際費がかさむ
配偶者や子供がいない年収1000万以上の独身貴族は、
何事も自分の為にお金が使えるので一見気軽で贅沢できそうな気がしますよね。

ですが最近の税制改革で年収850万円以上の独身者にはさらに増税する動きになり、
飲み会のおごり・デートのおごり・タクシーなどの交通費etc・・・
実は交際費がかなりかさむ傾向にあるようです。
特に婚活などをしている方は、例え年収1000万だとしても、
かなりのお金を婚活に費やしているのでそれほど贅沢できないでしょう。

まとめ

・年収1000万円は働き方によっては絶望的に手が届かない額ではない
・年収1000万でも税金等の理由で夢のようなセレブ生活ができるわけではない

年収1000万は思っていたより贅沢できないことを記述しましたが、
年収が低ければ手取り額もその分低いことは明らかです。
夫婦共働きなら、余裕を持って双方500万ずつ稼ぎ、合わせて年収1000万円なら税金的にも優遇されます。
たくさん稼げることに越したことはありませんが、
それぞれの家庭の生活パターンに応じて働き方を考えてみてもいいかもしれませんね。

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