日本人の朝食といえば、ご飯に味噌汁ですよね。
毎日食卓に出てきても飽きないし、むしろほっこりする味噌汁。
そんな味噌汁には塩分が多く含まれています。
健康のために、食事の塩分量を気にする人が最近増えてきています。
スーパーに買い物に行くと、「減塩」と書かれているものが
多いなと思いませんか?。
「減塩」を気にしている人はもちろん、味噌汁を毎日飲んでいる
人も塩分は気になりますよね。
では、味噌汁のスープの塩分ってどのくらいなのでしょうか。
味噌汁について知っておこう!!
まず、みなさんが毎日飲んでいる味噌汁について詳しく紹介していきます。
「味噌汁は食事全体の塩分を減らす!!」と言われているのを知っていますか?
実は、味噌汁を食事と合わせていただくことで食事全体の30~50%の
塩分量を減塩することが分かっています。
では、他に味噌汁にはどんな効果があるのでしょうか??
1.生活習慣病のリスクを下げる
脳卒中、痴呆症(ちほうしょう)、心臓疾患などの発症を低下させる
2.がんのリスクを下げる
1日3杯以上の味噌汁で乳がんの発生率が40%減少
みそに含まれている塩分は胃がんを促進しない
3.老化を防止
4.コレステロールを抑制してくれる
5.血圧の上昇を抑えてくれる
6.骨粗鬆症(こつそしょうしょう)対策におすすめ
お味噌汁1杯に含まれている塩分の量ってどのくらいだと思いますか?
「日本高血圧学会」によると、味噌汁1杯に含まれる塩分の量は1.5gです。
ちなみに、カップ麺に含まれる塩分の量は、5.5g。
きつねうどんの塩分の量は、5.3gなので比べてみると
味噌汁の塩分はとても少ないことが分かりますね。
では、毎日自分が飲んでいる味噌汁で計算してみましょう。
塩分1.5gのお味噌汁を作るとしたらどれくらいの味噌の量が
必要なのでしょうか??
ちなみに、出来上がりの味噌汁の量は150mlにします。
お味噌の塩分濃度を知ろう!!
塩分量が1.5gのお味噌の量がいったいどのくらいなのかというのは、
お味噌の塩分濃度によって異なります。
いま、ご家庭に置いてあるお味噌の表示を見てみてください。
お味噌のパッケージにある「食塩相当量」という表示で確認することができます。
例えば、この「食塩相当量」が10gと書いてあったとします。
よくよく見てみると、食塩相当量10gという表示の近くに
「100gあたり」という表記がされていると思います。
これは、どういう意味かというと、
「お味噌100gの中の塩分量が10gですよ」という事です。
なので、このお味噌の塩分濃度は10%ということになります。
お味噌の量の計算をしよう!!
では、次にお味噌の量の計算をしていきます。
自分が知りたいお味噌の量をAとします。
このAの中に含まれる塩分の量は10%の塩分濃度のお味噌を使う場合、
A × 10 / 100 |
という計算方法で知ることができます。
そして、このA×10/100で出てきた答えが1.5になればいいということです。
なので、計算式は
A × 10 / 100 = 15 |
になります。
計算がややこしい場合は10/100を0.1に変えてしてみてください。
出てきた 15g が味噌の量ということになります。
味噌汁の塩分の量を下げたいときはどうすればいいの??
計算してみて、「もっと味噌の塩分量を減らしたい」と思うのであれば、
新たに計算してみましょう!!
たとえば、先ほどは塩分量を1.5gにしていましたが、
これを0.9gにしたいとします。
上の計算式にあてはめてみましょう。
1.5のところを0.9に変えてみるだけでOKです♪
10%の塩分濃度のお味噌を使う場合だと、
答えは、9になります。
なので味噌の量を9gにすれば解決ですね♡
味噌汁一杯の塩分濃度が知りたい!!
出来上がりの味噌汁150gの塩分濃度が知りたいときは、
(味噌の量 × 味噌の塩分濃度) ÷ 150 |
この計算式を使いましょう。
味噌の量を15gとします。
そして、使う味噌の塩分濃度を9%とします。
これを先ほどの計算式に当てはめてみます。
(15 × 9 / 100)÷ 150 =0.009
答えは、0.9%ということになりました。
最後に
計算してみて、自分が思ったより味噌汁に含まれる塩分が
少ないかなと感じた人、多いなと感じた人どちらもいると思います。
味噌汁を飲むことによって、生活習慣病のリスクを下げてくれたり、
乳がんになるリスクを下げてくれたりいいことがたくさんあります。
ご飯を食べるときに味噌汁をあまり飲んでいないという人がいれば
ぜひ、食事をするときに一緒に味噌汁を飲むようにしてみてください♪
塩分が気になる方は、自分で計算して安心して
味噌汁を召し上がってくださいね(^ω^)♪