マドレーヌやパウンドケーキ、フランス焼き菓子を作る時に、無塩バターは欠かせません。お菓子のレシピ本を見ると、無塩バターを使っているものがほとんどですよね。
お菓子を作る時に、冷蔵庫に無塩バターがないと困ってしまうのですが……
お菓子を作らないのに、無塩バターがたくさんあっても、困ってしまうんですよね。笑
週末にたくさん焼き菓子を作ろうと思っていたのですが、お菓子を作る時間がなくって、冷蔵庫には2箱も無塩バターがあります。
なのに、加塩バターは、一切れもない……たくさんある無塩バターを、料理など、お菓子作り以外に使いたいのですが、お菓子作り以外に無塩バターに使い道ってあるのでしょうか?
そこで今回は、無塩バターの色々な使い道をご紹介します。
無塩バターと加塩バターの違いとは?
バターの原料の生乳には、微量の塩分が含まれているので、最近だとスーパーに並ぶバターのパッケージには、「食塩不使用バター」と表示されているのが無塩バターです。
無塩バターには原料そのものに含まれている塩分が入っていますが、食塩はいっさい加えられていません。加塩バターは製造過程で食塩を入れたものになります。
食塩が添加されているか、されていないか、その違いはバターの味だけでなく、日持ちにも表れます。無塩バターは加塩バターに比べて、保存期間が一ヶ月ほど短くなります。
未開封の無塩バターを冷蔵庫で保存しても、5ヶ月くらいで使えなくなってしまうのです。
もしも使い切れないようなら、冷凍保存するといいですよ。
無塩バターでいつもの料理を!塩加減がポイント
無塩バターと加塩バターの違いは、食塩が添加されているかされていないかです。
しかし、だからといって、すでに無塩バターとしてできあがってしまっているものに食塩を練りこむなんてことはできません。笑
でも、無塩バターは、いつもどおりお料理に使うことができるんです!
お料理の味付けをする時に、塩やしょうゆなど、「しょっぱい」味になる調味料を、いつもよりも少しだけ多めに入れるんです!
私も、エリンギのバター醤油炒めを作ってみました。
しょうゆと塩コショウを、いつもより多めに使いました。
食べてみると……いつもどおりのエリンギのバター醤油炒めでした!
味付けをするときに、塩加減を調整すると、無塩バターもいつものお料理に使えるようです!
無塩バターの使い道、おすすめはは西洋料理!
本格的な西洋料理のレシピは、フレッシュバターを使用すると書いてありますが、このフレッシュバターは無塩バターのことで、フランスの人たちは普段の料理はもちろんですが、毎朝食べるフランスパンにつけるのも無塩バターだそう。
お菓子作り以外には加塩バター使いがちな日本人ですが、バターの本場では無塩バターの方が一般的に使われていたんです。
なので、無塩バターは西洋料理に使ってみるのがおすすめです。
簡単に作れるものだったら、オムレツやパスタではないでしょうか。
ちょっと手の込んだものだったら、ピラフやハッシュドビーフなんかにも使えます。
またフランスではポピュラーだそうですが、無塩バターを使って、ディップを作ると、色々なものにつけて食べることができます。
アンチョビやオリーブを刻んで、バターと混ぜ合わせてペーストにするだけで完成です。
私は明太子と無塩バターでディップを作ってみました!
フランスパンにつけていただいたのですが……おいしい!
明太子と無塩バターの組み合わせって、とてもマイルドな味わいでフランスパンによくあうんです!
フランスパンだけじゃなく、クラッカーやベーグルにつけてもおいしくいただけそうです。
まとめ
- 無塩バターと加塩バターの違いは、製造過程で食塩を添加されているかいないかです。無塩バターは加塩バターよりも日持ちがしないので、使い切れないときは冷凍がおすすめです。
- 無塩バターはいつものお料理に使うことができます。味付けをするときに、塩やしょうゆなど、しょっぱい味の調味料を多めに使いましょう。
- 無塩バターを使うのが一般的な西洋料理を作る時に使いましょう。
お菓子やパンを作る時以外にも、無塩バターの使い道はあったんです!
あなたも、もしも冷蔵庫に無塩バターが残って困っているのなら、いつものお料理や西洋料理に活用してみてくださいね。