うなぎ大好きな我が家。みなさん、2017年の土用の丑の日って、いつかご存知ですか? 夏だけじゃないんですよ。
冬の土用の丑の日=1月26日
春の土用の丑の日=4月20日と5月2日
夏の土用の丑の日=7月25日と8月6日
秋の土用の丑の日=10月29日
実は、こんなにある土用の丑の日。我が家では、1シーズンに1回はうなぎを楽しむルール。とはいえ、毎回外食でうなぎは無理…なので、家で楽しむこともあります。
パックのうなぎをおいしくいただく方法、いろいろ試してみました。その結果、我が家で定番になった「うなぎの温め方」をご紹介します! いろいろなTV番組でも紹介されていたので、ご存知の方も多いかな?
お手軽にペットボトルの緑茶を使った温め方は、中国産のうなぎだって美味しくしてくれます。是非お試しあれ!
うなぎの温め方(緑茶活用編)
ではさっそく説明していきますね。
◆準備するもの
- 中国産でも国産でもOK パックのうなぎと付属のたれ
- ペットボトルの緑茶
- かりかりの仕上がりが好きな方は、酒を少量
たったこれだけ!他に必要なものなんてありませんよ。
◆手順
①うなぎをパックから取り出して、フライパンに入る大きさ、お好みの大きさにカット。
②フライパンにうなぎを並べて、うなぎが浸るくらいペットボトルの緑茶を入れる。
③ふたをして火をつけて、沸騰したら弱火にして煮込む。5分ほど。
④(ふんわりがお好みの方)蓋をあけて、中火にして煮汁(緑茶)を煮飛ばす。
(かりかりがお好みの方)一旦取り出して、キッチンペーパーで水分をふき取る。
⑤(ふんわりがお好みの方)付属のたれを入れて温まればOK!
(かりかりがお好みの方)フライパンにアルミホイルを敷き、うなぎがつかないように薄~く油を塗って、うなぎの皮目を下にして並べる。少量の酒をまんべんなくふりかけて、蓋をして3分ほど蒸し焼き。その後、たれを投入して温まればできあがり!
緑茶で煮込む理由
■柔らかくなる
パックうなぎを柔らかくするには、硬くなってしまう身の中のコラーゲンまでをトロトロ状態にすることが大切。じっくり煮ることで、緑茶に含まれるタンニンがうなぎにしっかりまわって、コラーゲンをトロトロにしてくれます。
また、緑茶のカテキンが表面のうなぎの身を締めてくれるので、中のコラーゲンを逃しません。
■臭みをとる
じっくり煮込むことで、安いうなぎにありがちな臭み、さらにはパック独特の臭みもとってくれるますよ。
うなぎを電子レンジで温めはNGなワケ
市販のパックうなぎの蒲焼きは、すでに加熱+蒸す過程でかなりの水分を失っています。特に、もともと水分の少ないうなぎの皮は、すでにゴムのような状態。
いかに水分をそれ以上失わないようにするか、もっと美味しくするには水分を足してあげなくてはいけません。
なので、電子レンジで温めてしまうと、さらに水分が失われるし、コラーゲンが硬いままなので、うなぎのおいしさの秘訣:ふっくら柔らか~い状態には戻せません。
ペットボトルの緑茶がない!な時には
無糖の紅茶かウーロン茶でも代用OKです。
うなぎの煮込みに使う緑茶はペットボトルとあえて限定しているのは、ペットボトルの方が成分が安定していて渋みが残らないため。しかし、ペットボトルの緑茶がないのであれば、茶葉から入れた薄め=渋みの少ない緑茶でも大丈夫ですよ。
(おまけ)付属のたれが足りない!な時には
うな丼にするなら、たれが多めの方が好きな人も多いですよね。うな丼のたれは、意外と簡単に作れるので、うなぎを緑茶で温めている間にさくっとつくりましょう。
◆材料
- みりん‥‥3/4カップ
- 醤油‥‥3/4カップ
- 砂糖‥‥大さじ2と1/2
◆作り方
- 鍋にみりん3/4カップを入れて、煮立ててアルコールをとばす。中~弱火で30秒間ほどでOK。
- 醤油3/4カップと砂糖大さじ2と1/2を加える。
- 弱火で5分ほど煮詰めれば完成。
まとめ
ちょっとした手間をかけるだけで、パックうなぎが、高級うなぎのようにふんわり美味しく変身します。家でも気軽に美味しいうなぎ、楽しみたいですよね。
まとめると…
- 「パックうなぎはペットボトルの緑茶で煮込んでから、焼いて付属のたれをかける!」
- 電子レンジNG。
- うなぎの持つコラーゲンを最大限に復活させるのは、緑茶で煮込むこと!
家でこんなに手軽に美味しいうなぎを楽しめるなら、全ての土用の丑の日を楽しめますね。ちょっとした手間で、家族のみなさんを喜ばせてあげましょう!