先日、我が家では今年1回目のキャンプに出掛けました。
今回行ったキャンプ場は、サイトに併設して子供が遊べる公園があったり、魚釣りができる小川があったりと、ここ数年必ず訪れる場所です。公園にはかなり大型の木の遊具あり、子供たちは大喜びです。
しかし、今回はこの木の遊具で、手にとげが刺さってしまった姪っ子ちゃん。そして、救急箱を忘れてきてしまった大人たち。
「じゃー、とげが抜けないじゃない…」と泣いてしまったんです。でも、とげが抜けなくて痛いから泣いてるわけではないんですよ。
とげがカラダの中を移動する?!
姪っ子ちゃんが泣いてしまった理由は、「とげが抜けないと、そのとげが血液の流れにのって心臓に届いてしまって、刺さって死んじゃう」というもの。確かに、小さい時にはそういう風に母親に脅された気がします。
でも、安心してください。そんなことはありません。たとえ、抜けないほど深く刺さっていたとしても、そのとげが勝手に心臓まで移動することはありません。
人のカラダは、もともと防御作用を持っています。カラダの中に異物が入ったら、そこから化膿して膿みと一緒に異物を出してしまおうとします。化膿するのは痛いですが、とげだけで死に至るほどの重大なことが起こることは、まずない。
という話を姪っ子ちゃんにしたら、どこまで理解したかはわかりませんが、とりあえず泣き止みました。よかった。
ピンセットがない時、とげは抜けない?
今度は、「でもさ、ピンセットがないからとげが抜けないんでしょ…」となりました。痛いだろうし、気になるだろうし、とげは抜きたいに決まってます。安心してください。方法があります。
ピンセットがない時には、穴の開いたコイン=5円玉か50円玉でとげが抜けるんです!
これ、手軽だし、コインならピンセットを持っているより確率高いですし、目が悪い人でもやりやすい方法ですよ。
と言っても、コインの穴にとげがくるように被せて、コインをぎゅーっと押してあげれば…あら、不思議!! とげが抜けます。
ピンセットで抜こうとして折れてしまったとげでも、場所がわかればこれでOKです。
とげが抜けない時の便利アイテム『はちみつ』
コインでとげが抜けた後、消毒してあげたいのですが、今回は救急箱を忘れてしまった信じられない大人たち。んー…洗えばいいか?と思ったのですが、姪っ子ちゃんはどうもそれでは納得できない様子です。
すると、姪っ子ちゃんのママが「あっ! いいものがある。」と。
それが『はちみつ』です。
はちみつには、かなり強力な殺菌作用があります。我が家は祖父が養蜂業だったので、小さい時から、はちみつの傷や唇の荒れに使っています。
明日の朝、パンケーキにかけるのに、今回ははちみつを持ってきていたママ。これで姪っ子ちゃんのとげを抜いた痕の殺菌もOKです。
実は、はちみつはとげに抜きにも使えます。ある程度、深く刺さってしまったとげでも、試してみる価値ありの方法です。
とげが刺さったところにはちみつを塗り、ラップをして放置します。すると、とげが浮き上がって抜けるはずです。しかも、はちみつの殺菌効果もあるので、おすすめの方法です。
はちみつは、肌を再生する作用があって、その力でとげを浮かせてくれるのだとか。確かに、はちみつは化粧品にも使われますものね。
梅干しでもいいの?!
はちみつを塗ってあげたママが、「そうだ、これもいいの知ってる?」と言って手に持っているのは『梅干し』。
ママが言うのは、梅干しの塩分でとげが刺さったところの水分を抜いて、腫れが引いて見えたとげを抜けばいいそうです。
梅干しを塗るって…なんだかしみていたそうですが、とげ抜きを優先するなら我慢しないといけないのかも。
それにしてもママ、ずいぶんいろいろなもの持ってきてるのね。
まとめ
とげが刺さってしまった時に、必ずしもピンセットがあるわけじゃないですよね。他のとげ抜き方法も知っておくと、便利ですよ。
まとめると…
- 抜けなかったとげが血液にのって心臓に至ることなんてありません!
- カラダの防護作用で、化膿して膿みと一緒にとげが出てきます。
- ピンセットがない時は、5円玉か50玉のあなにとげがくるようセットして、コインを押せばとげが抜けます!
- 殺菌作用の高いはちみつで、傷口を消毒でOKです。
- はちみつも刺さったところに塗って、とげが浮いて抜くことができます。
- 梅干しを塗って、とげを浮かせて抜くこともでもできます!
目が悪い私には、ピンセットでとげを抜くよりだいぶ楽な方法ばかりです。