最近は、普通の家庭でも消火器を置いている家が増えました。
でも、消火器の耐久年数まで確認したことがありますか?一般家庭用の消化器は、5年が使用期限に設定されています。
もし、使用期限を超えているなら、その消火器は処分したほうがいいでしょう。取っておいても、いざという時に使えないのでは、意味がありません。
また、保管状況がよくなく、腐敗が進んできているかなり古い消火器は、置いているだけでも危険かもしれません。
というわけで今回は、消火器の正しい処分方法を説明します!
目次
消火器は不燃ごみではない!3つの処分方法
消火器は、圧力をかけて密閉するので特殊な容器で、普通の処理では危険です。だから、不燃ごみには出せないのです。
処分の方法は3つ。
■特定窓口に引き取り依頼
■指定引き取り場所に持ち込み
■ゆうパックによる郵送で回収依頼
ただし、この3つの方法は、国内で製造された消火器に限ります。
「特定窓口」と「指定引き取り場所」って?
「特定窓口」とは、「消火器の販売代理店」や「防災・防犯事業者」が担当しています。全国に5300か所あるので、近くにあるのではないでしょうか。回収を待つよりも、持ち込んでしまいたい人にいいかも知れません。
回収に来てもらった時には、運搬費用、持ち込んだ時には保管費用が掛かってしまう場合がほとんどです。1,000円~3,000円程度なはずなので、気になる人は事前に電話で確認しましょう。
「指定引き取り場所」は、「消火器メーカー営業所」や「廃棄物処理業者」のことで全国に200か所以上あります。回収や持ち込みの際には、事前に連絡しましょう。
こちらは、「指定窓口」と違い、保管費用などはかかりません。3つの中で、一番安い消火器の処分方法です。
この2つの場所を確認したい時には、消火器リサイクル推進センターのウェブサイトが便利です。
消火器はゆうパックで回収してもらうのが便利!
この方法は、ある程度の時間がかかってしまいますが、自宅ですべての用意ができ、郵便局に持っていけばいいだけなところが便利です。個人からの受付のみで、薬剤が3kg以下か3L以下の消火器が対象です。
1, まずは、エコリサイクルセンターに電話で事前申し込みします。
0120-822-306
受付時間:10:00~12:00、13:00~17:00
土、日、祝日、指定定休日を除く日になります。
2, 消火器郵送用のゆうパック専用箱が代引で送られてきます。この代引が2,200円で、リサイクル費用になります。
3, 梱包して、簡易郵便局以外の郵便局に持ち込みます。
このウェブサイトから詳細を確認できます。
消火器の処分は「リサイクルシール」が必要!
消火器の処分には、リサイクルシールが必要です。2010年以降に国内で製造された消火器には、すでについているはずなので確認してみてください。リサイクルシールには期限もあるので、それも注意して確認してくださいね。
2010年製造以前の消火器、貼ってあるリサイクルシールの期限切れの場合には、リサイクルシールを購入しなくてはなりません。
リサイクルシールの購入の方法は2つあります。
■消火器リサイクル推進センターのウェブサイトから購入
シール1枚550円+送料・手数料864円がかかります。
■特定窓口・指定引取場所で購入
持ち込みをするなら、その場所で買ってしまうのもひとつの方法です。消火器のリサイクルシールはオープン価格なので、金額はそれぞれの場所に確かめなければわかりませんが、消火器リサイクル推進センターの価格を参考にしてください。
新しい消火器を購入するなら
ホームセンターでの購入を考えているのなら、消火器1本購入で1本の処分費用が無料になるサービスをしていないか確認してみることをおすすめします。たいていのホームセンターでやっているサービスです。
処分したい消火器がサービスの対象になるか、処分の手順など事前に聞いておいた方がいいですよ。
まとめ
めったに処分することのない消火器だから、いざ処分しようと思っても、いろいろ迷いますよね。
まとめると…
- 消火器は不燃ごみに出すのはNG!
- 消火器の処分には、特定窓口に引き取り依頼・指定引き取り場所に持ち込み・ゆうパックによる郵送で回収依頼の3つの方法がある。
- 「特定窓口」は、全国に多数あり。
- 費用が1,000~3,000円程度+必要に応じ、リサイクルシール550円程度
- 「指定引き取り場所」では、全国で200か所ほど。
- 費用が0円でリサイクルシールのみ
- 「ゆうパックの郵送回収」は2,200円+必要に応じ、リサイクルシール550円程度
- ホームセンターでは、消火器1本購入、1本処分無料のサービスがよくあるので確認を!
わからないことはしっかり聞いて、正しく処分しましょう。