仕事でPCの前に座りっぱなしになる人も多く、お尻に違和感を持った経験ありませんか?何かヘン…何かできている…と思ったら、それが「お尻の座りだこ」です。
「座りだこ」と言えば、足首あたりにできるイメージですが、今はお尻できたたこを「座りだこ」と呼ぶんですね。
確かに、生活は椅子が中心になり、日本的な習い事などしていないと正座をする機会はあまりない。なので、今は座りだこができるのは、椅子に座っている時なんですね。
「座りだこ」は結構やっかいで、痛いだけでなく、治った後に黒ずみを残すこともあるし、何度も繰り返すこともあります。
たこができているお尻も嫌だし、黒ずみがあるお尻も嫌だし、だからってすぐに皮膚科に治療にいくのも面倒…。
自分で治せたらいいんですよね。ちょっと時間をかければ、自分でもなんとかできます!
座りだこはこんな人ができやすい! 予防はできる? できてしまったら、どうしたらいい? 座りだこについて解説します。
座りだこができやすい人はこんな人!
オフィスでPC前に座りっぱなしなのは、あなた一人ではないのに、みんながお尻の座りだこに悩んでいるワケではありませんよね。座りだこができやすい人っているんです。
◆瘦せ型の人
自然なクッションのお肉がなく、お尻の骨がごつごつあたってしまうので、お尻の肌への負担がかかってしまいます。また、加齢でお尻が重力に負けてしまい、薄っぺらになってしまうことも。
◆座っている時の姿勢が悪い人
足を組んで片一方に重心がかかっていたり、猫背で尾てい骨付近だけに重心がかかっていると、お尻の限られた部分でだけ上半身の体重を支えていることになります。本来は分散される重さが一か所に集中すると、負担が大きいのはわかりますよね。
◆筋肉がない=運動不足の人
筋肉もクッションの役割を果たします。座ってばかり、歩くことさえあまりない、運動は全くしない人は、お尻の筋肉が落ちてしまっているのかも知れません。
◆カワイイ下着が好きな人
お尻にレースの飾りなどがついていてスムースな表面ではない下着は、座った時にその部分だけ強い圧迫がかかってしまうことになります。また、レーヨンなどの化学繊維の場合は、擦れやムレがお尻に良くないこともあります。
座りだこの予防法ってある?
できやすい人=座りだこの原因がわかります。それに対処していけば、予防になりますよ。
◇高反発クッション・座布団を使う
座っている椅子とお尻の間の自然なクッション=お肉・筋肉がない人は、高反発座布団を使ってみるのもいいでしょう。お尻への直接的な負担を減らすことができます。
低反発はお尻の形に沈み込んで、お尻を包みこんでくれますが、高反発は圧力がかかった時に押し戻してくれて、沈み込むことはありません。なので、長い時間座る場合には、高反発がオススメです。
◇適度に運動をする
座りだこの予防のために、ちょっと太ってお尻にお肉をつけよう!と思っても、お尻ピンポイントでお肉をつけるのは無理。ピンポイントでつけるのであれば、筋肉ですよね。
筋肉は使っていると、意識しながら動かすのが効果的です。ただ歩くだけ、階段の登り降りだけでも、お尻の筋肉で足を上げ下げしているイメージをすることでだいぶ違います。また、ちょっと空いた時間に、スクワットをするのもオススメですよ。
クッションや座布団だけに頼らず、自前クッションを鍛えましょう!
加えて、座っている時の背筋が伸びた正しい姿勢をキープするのにも、筋肉が必要です。腹筋と背筋をバランスよく鍛えると、姿勢もよくなるし、座りだこだけでなく腰痛の予防にもなります。
◇自然素材でシンプルな下着に換える
座りだこだけでなく、お尻の黒ずみにも効果的なのは、擦れやムレを予防することも大切です。下着はシンプルで、コットンなどの自然素材にすると通気性もよくなります。
できしまった座りだこには?
座りだこは、負担がかかり過ぎて皮膚の劣化してしまったり、うまく皮膚が再生できずに角質が固まってしまったりの結果です。
□そっとしてあげる
まずは、座りだこに触ったりせず、そっとしてあげましょう。ひどく痛むときには、長時間座るのを避けたり、クッションの上にタオルや洋服などでリングを作って、その上に座るなどの対策を。
□保湿クリームを塗る
保湿して皮膚を柔らかくしてあげることで、肌の再生を早めたり、擦れを軽減できるかも知れません。また、保湿は、座りだこの後の黒ずみにも効果的ですよ。
まとめ
気になる座りだこですが、少し時間をかけてセルフケアしてあげるだけで、だいぶ楽になりますよ。
まとめると…
座りだこになりやすい人
- 痩せ型の人
- 姿勢が悪い人
- 運動不足の人
- かわいい下着の人
座りだこの予防
- 高反発クッション
- 適度な運動
- 自然素材のシンプル下着
座りだこができたら…
- そっとしてあげる
- 保湿クリームを塗ってあげる
それでも治らない頑固な座りだこ、繰り返す座りだこの場合には、病院に行ってみることをおすすめします。