先日の女子会は、定期的にお邪魔する沖縄料理屋さんに集まりました。Mちゃんは、ここの豆腐ようが大好き。というか、においの強烈な食べ物が好きという、ちょっと変わった思考の持ち主です。
「来週から台湾に旅行にいくんだけど、臭い食べ物あったよね。なんだっけ、あれ?」
と一時期、台湾にハマっていた私に聞いてきました。
「Mちゃんが言ってるのって、『臭豆腐』でしょ?」
「そうそう! それって臭い? どんなにおい? 味は?」
うーん…臭豆腐を説明するのって…なかなか難しいかも。
『臭豆腐』とは?
臭豆腐は、台湾の名物と言っても過言ではない食べ物です。漢字からもわかるように、そのにおいに特徴があります。臭豆腐自体は、日本の厚揚げに似ているんですよ。
台湾と言えば、夜市でのB級グルメ的な食べ物が楽しみですが、夜市の屋台でも臭豆腐が売っています。もちろん、普通のレストランや高級レストランでもメニューにあります。
夜市の屋台で臭豆腐を試してみる人が多いと思うのですが、そこでは炭焼きやスープの具として臭豆腐を使ったものなどいろいろあります。一番ポピュラーなのは、辛めのスープと一緒に楽しむ臭豆腐だそうです。
『臭豆腐』の臭いについて…
夜市で臭豆腐を売る屋台が近づくと、鼻のいい人はすぐにわかるハズ。ちょっと離れててもわかるようなにおいを発するんです。ガイドしてくれた知人によると、地元の台湾人でも、大好きな人と大の苦手な人、はっきり分かれるシロモノだそうです。わかるわー、それ…。
だって…このにおい、臭豆腐のにおい、すご過ぎ。どぶ臭い? いや…もっともっと臭いんですよ、これが。どぶに、さらに臭いものを数十アイテム足したようなにおい。
でも…どこかで嗅いだことのあるにおいに似ている気がするんですよね。
しばらく考えて、やっと思い出しました。
『臭豆腐』は、八丈島で悶絶した「焼きたてのくさや」と同じようなにおいがする!
『臭豆腐』を食べてみた私的感想
台湾の夜市で、知人が「一度はたべてみたほうがいい」というので、一番食べやすそうな辛いスープに入った臭豆腐を食べてみることに。ちなみに、知人(台湾人)は苦手だそうです。
夜市を歩き、臭豆腐入りスープをオーダーするまでに、ちょっと鼻がこのくささに慣れてきたかも。
スープを手にして鼻に近づけた時には、すでにあまりにおいが気にならない…というか、スープのにおいと鼻が慣れてしまったからかも知れません。
スープの中から臭豆腐をすくって、恐る恐る端っこを少しかじってみました。
あれ? 思ったよりにおいしないし、おいしいかも。味的にはタイ料理系の辛いスープに入った厚揚げとそんなに変わらない、においは納豆くらいかも。(心の中の声)と、思ったわけです。
でもね…まだ口の中に少し臭豆腐が残っている状態で、「そんなに臭くないよ。」と知人に告げたところ、なんと空気が口に入り込んだ瞬間に、初めに感じたくさみが口の中に広がったーーーッ! これは…キツいかも。臭豆腐を食べている最中には、口呼吸は厳禁です。
私としては、“目の前にある臭豆腐は、やきたてのくさやのにおい。口の中の臭豆腐、口呼吸をしなければ「納豆程度」のにおい。口呼吸をしてしまうと、また「焼きたての、一番においがキツい、くさや程度」と感じました。
その後、2度目の臭豆腐は、もう私の中ではありえないので、辛いスープに入った臭豆腐しか体験していません。ひょっとすると、たまに見かける炭焼きなんかは、シンプルがゆえにさらなるにおいなのかも知れません。
揚げた臭豆腐を、唐辛子のタレの上に盛り付けて、酢キャベツをトッピングするものメジャーな食べ方のようですが、こっちは唐辛子と酢で少しはにおいが和らいでいるのかも?
そして、後日のMちゃん臭豆腐体験談
台湾から帰ってきたMちゃんからLINEがありました。
「臭豆腐、やっぱり私大好き! 唐辛子だれとキャベツのやつ、最高! でもね、焼きたてホクホクのくさやが食べたくなったわ~。」
ね、やっぱり「くさや」だよね。というか…臭豆腐でくさやが食べたくなるなんて、さすが臭いもの好きのMちゃん。
まとめ
台湾に行く! といえば、誰かしらには勧められるグルメが『臭豆腐』かも知れません。せっかくですから、是非試してみてください、未知のくさいの世界。
まとめると…
- 『臭豆腐』は台湾の夜市の屋台でもレストランでも食べられるグルメ
- 屋台が近づくと『臭豆腐』売ってる!とわかってしまうにおい
- その臭さは、焼きたてのくさや(私調べ)
- 『臭豆腐』は焼きたてくさや、口に入れると納豆程度、呼吸すると焼きたてのくさや
くさやが大好きな人やMちゃんみたいに臭いもの好きさんには、たまらない食べ物なのでしょう。まぁ、食のこのみって、ひとそれぞれだからなー。