暑い時期、熱帯夜が続くと、エアコンや扇風機をつけっぱなしにしている方も多いと思います。エアコンをつけっぱなしで寝ると、体が冷えて風邪をひいたり、空気が乾燥して喉を傷めてしまったり、なにより電気代がかさみますよね。
そこで多くの人は扇風機を使うと思います。そのほうがなんとなく経済的にも身体的にも健康そうだな~なんて私も思っていました。
しかし、「扇風機の風に当たり続けると死ぬ」なんていう恐ろしい都市伝説もあるようです。
扇風機を使うことの何がそんなに悪影響なのでしょうか?
目次
扇風機に当たると疲れる原因は?
扇風機というと、フィンを回して空気を循環させ、風邪を送るための道具ですよね。
しかし実際は、扇風機の風に当たり続けることによって、人の身体の表面上の体温は奪われていくのです。
・扇風機に当たり続けていたら体がだるい、疲れが増した
なんて経験ありませんか?
それは、扇風機に当たり続けたことによって夏バテを起こしてしまっていたからです。
主に「冷え」と「胃腸の不具合」などが見られるそうです。
一見これだけの症状だと扇風機のせいだとわかりづらいというのも怖いですね。
身体の一か所を冷やし続けることで、その部分から血液の循環が悪くなり、結果的に疲れやだるさを引き起こす原因となります。また、身体や冷えることで自律神経のバランスも乱れ、最初にダメージが来るのが消化器官系の内臓だそう。つまり、おなかを壊したりするのは夏バテの初期段階、ということになります。
扇風機の危険性!ほんとに死ぬの?
扇風機を使うことによって夏バテが起きることはわかりましたが、何でそんなにも身体に影響してしまうのでしょうか。
起きている時間に使う分には、夏バテのような状態に陥ることはあまりないような気がします。
実は、「寝ている間」に使用することによって夏バテやそれよりもっと危険な状況がうまれるのですが、それはいったいなぜなのでしょう?
寝ている間は体温調節機能が低下する
寝ている間は体を動かしていないため、体温調節機能が低下します。汗をかいて暑さをさますことはできますが、動いてないため体温を上げることが難しい状況なのです。
そんな中で扇風機の風に当たり続けることによって体温が奪われ、体温はどんどん低下していきます。最悪の場合は心臓麻痺などを起こすほどの重症になることもあるそうです。
実はエアコンよりも危険?
エアコンをつけっぱなしで寝ると風邪をひくことは良くありますよね。
それはエアコンが冷やすのはその部屋の室温であって、結果身体が冷えてしまって起きる現象です。
ところが扇風機の場合、部屋の空気を冷やすことはないものの身体の一部分が極端に冷えるので、低体温症などになる危険があるのです。そしてやはり最悪の場合死に至ります。
これならまだエアコンのほうが安全ですね…。
扇風機を使うときのポイント!
上記のように危険が潜んでいる扇風機ですが、かといって暑い中それらを使用しないでいても夏バテや熱中症などを引き起こしてしまいますよね。
扇風機も上手く使えば快適に過ごすことができます。
首振り機能で風を分散させる
王道だと思われますが、これが結構重要な役割なのです。
部屋全体に風を行き渡らせるだけでなく、風を分散させることによって先ほどの身体の一部分への集中的な冷やしを避けることができます。
もし首振り機能がない扇風機の場合は、あまり近くに置かないで少し遠めの位置に設置し、すこし風が感じられる程度にすれば問題ないようです。
温かい飲み物を定期的に摂取する
夏は身体の外側から熱を受けますが、実は内臓は冷えてしまっていることが多いです。
真夏に暑くてアイスや冷たい飲み物をとりすぎておなかを壊す方もいると思います。これらの現象は身体の外側が暑いからといって内側から冷やそうとするのが原因です。
夏こそ温かい飲み物を定期的にとることによって、身体の内側からの冷えを少しでも防いで夏バテや熱中症防止をしましょう。
上着を一枚持っておく
野外は暑いですが、意外と室内に入ると冷房などが効きすぎていて寒い…という経験は誰でもあると思います。
扇風機も同じで、風が直接肌に当たることによって体温の低下はさらに勢いを増します。なので、一枚カーディガンなどの上着を用意しておいて、なるべく直風に当たることは沙汰法がいいといえます。
まとめ
これらを実践するだけで快適に扇風機を使うことができます。
使い方によっては危険が伴いますが、きちんと使い方を把握しておけば暑い日も極力体調を崩さないで過ごすことができます。
扇風機と冷房を併用して使うのもいいかもしれないですね。
どちらにしろ、暑いからといって身体を冷やすのはいつだってよくないということです。
皆さんも今回紹介した方法を使って上手に夏を乗り切ってくださいね!