お祝い事があると、食卓を鮮やかにしてくれるお赤飯。
日本人にとっては、見ているだけで縁起がいい気分にさせられますよね。
お祝い事には何かと人が集まるもの。先日、私の実家にも、お祝い事のために親戚や知人がたくさん集まりました。
私も、久しぶりに母が作ったお赤飯を食べることができて、とてもうれしかったです。もち米のもちもちとした食感に、ほんのり甘いあずき——みんなお赤飯をおかわりします。
もち米は腹持ちがいいこともあって、たくさん炊いたお赤飯は残ってしまいました。
そこで、私もタッパーに入れておすそ分けしてもらいました。
でも、もうごはんを炊いてしまってるし……お赤飯ってどのくらい日持ちするんでしょうか?
うちでもごはんを冷蔵庫に入れておいたり、多めに炊いたごはんを冷凍庫にストックしておくことがありますが……もち米のお赤飯だと、日持ちだって変わってくるのではないでしょうか。
そこで今回は、お赤飯の日持ちについて解説していきます!
赤飯の日持ち期間は2日(常温保存の場合)
あずきの煮汁に浸して色付けしたもち米を、ゆでたあずきと蒸したのが赤飯です。
もち米は蒸すことによって、もち米の中に詰まっているデンプンの結晶に水と熱が加わって、決勝に隙間ができたことで米に粘り気が出るアルファ化を起こし、とてもおいしくなります。
もち米が冷めると、アルファ化ももとに戻ってしまうのです。
なので、次の日に食べきれるのなら常温保存することがおすすめです。
常温保存した赤飯を、せいろや蒸し器で蒸し直してあげるとおいしく食べられます。蒸すのが面倒だったら、電子レンジで温めるだけでも十分です。
赤飯を常温保存する時は、タッパーなど密閉できる容器に入れて保存しましょう。乾燥してしまうと、蒸し直したり、電子レンジで温めたりしても、パサパサになってしまいます。
しかし、常温保存で可能とされる2日間は、あくまで目安です。
湿度や気温によって、日持ちは大きく変わってくるので、タッパーのふたを開けた時に変な匂いがしたり、赤飯がパラパラになっていたら食べるのは控えましょう。
赤飯の日持ち期間は3日(冷蔵保存の場合)
赤飯をタッパーなどの密閉容器に入れて冷蔵庫で保存した場合、3日程度日持ちをするのですが……お赤飯の冷蔵保存はおすすめできません!
冷蔵保存すると、密閉容器に入れて保存しても、ぱさぱさになってしまうからです。
温め直しても、パサパサ感はどうしても残っていまいます。
冷蔵保存するなら、冷凍保存の方がおすすめなんです!
赤飯は冷凍保存がマスト!冷凍なら2ヵ月以上保存できる!
インターネットのショッピングサイトでも、冷凍赤飯が販売されているように、赤飯は冷凍保存にとても向いているんです。
冷凍保存すると、2ヵ月~6ヵ月日持ちします!
しかも、常温保存で翌日に食べたり、冷蔵保存したりするよりも、冷凍保存した方がおいしく食べることができるんです。
まずは、冷凍方法をご紹介します。
冷凍保存可能なタッパーを使うか、なければ赤飯を小分けにしてラップにくるんでから、ジッパー付きのポリ袋に入れて冷凍庫に入れるだけなので、とても簡単です。
注意していただきたいのは、お赤飯がある程度覚めてから冷凍することです。
まるでできたての赤飯を味わいたいのなら、冷凍保存した赤飯をある程度自然解凍させてから、せいろや蒸し器を使って蒸し直すのがおすすめです。
でも、ラップをして電子レンジで温めても、もちろんおいしく食べられますよ!
さっそく私も赤飯を持ち帰って、明日のお弁当にする分だけ小さなタッパーに移して、あとはラップにくるんでからジッパー付きのポリ袋にいれて冷凍しました。
お弁当に食べたお赤飯は、確かに硬くはなっていましたが、もともとお弁当は冷めたまま食べるものですし、さほど気になりはしませんでした。
おうちで温かいものを食べたかったらまた話は別ですが、お弁当ならぜんぜんアリだと思います!
冷凍保存した赤飯は、自然解凍してから電子レンジで温めて食べました。
蒸し直すともっとできたてみたいになるのかもしれませんが、ちゃんとラップをぴったりとして温めたので、電子レンジで温めている最中に蒸されたのか、もちもちとしていてとてもおいしく食べることができました!
まとめ
- 赤飯を常温保存した時の日持ちは、基本2日です。湿度や温度によって変わるので気を付けましょう。
- 赤飯の冷蔵保存は3日ほど日持ちしますが、おいしく食べることができません。
- 赤飯を冷凍保存すると2ヵ月から半年ほど日持ちします。
- 冷凍用タッパーか赤飯をラップに小分けして、ジッパー付きポリ袋に入れて冷凍します。ある程度覚めてから冷凍しましょう。
- また冷凍した赤飯は自然解凍してせいろで蒸すと、できたてのようになります。電子レンジで温めただけでも、とてもおいしく食べることができます。
お祝い事にたくさん作って残ってしまったり、何もない時でも赤飯を食べたくなったりします。
それぞれの保存方法の日持ちを考えて、赤飯をおいしく食べましょう。