じゃがいもの皮を食べると栄養がたっぷり?実はメリットが多い件

じゃがいもって普段はだいたい皮をむいて食べますが、この皮ってむかなくても食べられるんでしょうか?

じゃがいもの皮をむく作業ってわりと面倒ですよね。

1~2個ならまだしも、作り置きしておきたいカレーやシチューを作るときは、たくさん準備しないといけないので、結構手間。

というわけで、今回は「じゃがいもの皮って食べられるの?」というギモンにお答えします!

じゃがいもの皮を食べても大丈夫?

じゃがいもには毒がある、これはみなさんご存じだと思いますが、勘違いされている部分も多いかもしれないので、ここで整理しておきます。

人間の体にためるとよくない天然毒素の「ソラニン」や「チャコニン」が含まれている場所は、じゃがいもの芽の部分。

ここ、よく勘違いされていますが、「芽にも皮にも毒がある!」というわけでは必ずしもないんですね。

あえて言うなら、芽に加えて、光に当たって緑色に変色している部分にも、この毒素がたまるということでしょうか。

これを勘違いして、常に芽にも皮にも毒素があるから取り除かないといけない、と認識している人が多いようです。

でも、安心してください。

光に当たって緑色になったりしない限り、芽の部分以外は安全です!

なので、食べるときは芽を必ず取り除くようにしましょう。

≪芽の取り除き方≫

・芽の表面だけでなく、根元を含めて完全に除く

→芽の周辺だけは、皮をえぐってしまってOK

ただし、家庭菜園等で作られた小さいじゃがいもは、全体にソラニン等を多く含んでいることがあるので、注意してくださいね。

じゃがいもの皮を食べると何がいいの?

野菜や果物の皮には栄養がたくさん含まれているイメージがありますが、

じゃがいもの場合はどうなんでしょうか。

≪じゃがいもの皮を食べるメリット≫

  • 栄養素がたくさんとれる
  • 食物繊維があるので、便秘予防にも

じゃがいもの栄養の約2割が皮に含まれているといわれており、ビタミンBやトレースミネラル等の豊富な栄養価が取れます。

また、皮の食物繊維もついてくるので、便秘予防にもなりますね。

と、皮を食べるとうれしいことだらけなんです。

じゃがいもを皮ごと食べる時の注意点

さて、ここまでじゃがいもの皮は食べられる!ということをお伝えしておきましたが、ここでは、皮ごと食べるときの注意点をまとめておきます。

  • 保存するときは気温が2~3度になるよう、箱の中に入れて暗くしておく(光があたって緑色になるのをふせぐ)
  • 芽はしっかり取り除く
  • 全体についている泥やよごれを念入りに洗い流す

調理するまえに、じゃがいものどこも緑にかわっていないことだけ確認したら、

いざ、調理へ。

Let’s Try! じゃがいも皮ごとレシピ

初めてでも失敗しらず、超シンプル&楽ちんレシピをご紹介。

★皮ごとポテトフライ

こちらは王道のポテトフライです。じゃがいもさえあれば作れちゃう超簡単レシピ。

≪材料≫

  • じゃがいも 
  • バター
  • ブラックペッパー・塩
  • パセリ(それぞれ適量)

≪調理手順≫

  1. じゃがいもを串切りにする
  2. フライパンで油を熱したら、じゃがいもを入れてカリッと揚げる
  3. 揚げあがったじゃがいもをいったん取り出す
  4. フライパンを中火にかけバターを熱する
  5. じゃがいもを投入し、焼き色がついたら完成
  6. ブラックペッパーなどお好みで調味料をトッピング

★新じゃが煮込み

こちらは和風テイストの仕上がりになります。

≪材料≫

  • 新じゃが 300g
  • 水 150ml
  • みりん 大さじ3
  • 酒 大さじ 2
  • 濃い口醤油 大さじ2
  • 砂糖 大さじ1/2
  • バター 15g

≪調理手順≫

  1. 新じゃがを好きな大きさに切る
  2. 鍋に水・みりん・酒・濃口しょうゆ・砂糖を入れて混ぜる
  3. 新じゃがをそこに入れ、落し蓋で中火10分程度煮込む
  4. 強火にして水分を飛ばす
  5. 水分がなくなったらバターを加えて火を止めて完成

じゃがいもの中でも一番皮ごとおいしく食べられる「新じゃが」を存分に生かしたレシピ。

新じゃがって、ほくほくして皮も柔らかくて、まさにじゃがいものおいしいとこどりできるなんともぜいたくな食材ですよね。

最後にバターを絡めるのがポイント。

外国では実は当たり前!?

余談ですが、フランスの友人から聞いて驚いた話があります。

彼女と一緒に料理をしていた時、芽をとろうとした私を見て、彼女は目を丸くしました。

「まさか、芽をとろうとしているの!?信じられない!!」

フランスは日本以上にじゃがいも消費量の多い国とも言われていますが、じゃがいもの芽をとるのはかなりめずらしい光景だったようですね。

「芽が伸びていたら取るけど、伸びていなければ取らないわ。」彼女はそう呟いて、なんと芽をとらずにそのまま調理してしまうではありませんか!

ひっくり返りそうになりましたが、(私のおなかが頑丈なのか?)それを食べても幸い、おなかを壊すことはありませんでした。

さすがに芽をとらないのは怖いので、私はとるようにしてますが、素材の味を丸ごと味わおうとする素敵な心意気を垣間見た一コマでした。

まとめ

  1. じゃがいもの皮は食べられる!
  2. じゃがいもの皮はビタミン・食物繊維など栄養まんてん
  3. 皮ごと食べるときの注意点…暗いところで保管する、念入りに洗う、芽を除く

以上、じゃがいもは皮ごと食べれてしまうという耳より情報でしたが、くれぐれも芽の取り扱いにだけは注意してくださいね。

タイトルとURLをコピーしました