先日、電気・ガス・灯油購入をすべて1社に統合する申込書を義妹と眺めていた時のこと。
節電の話になり、そこから洗濯の頻度の話になりました。「パジャマって上下あるし毎日のことだから、どうしてもかさばるよね」と言ったら、「え?パジャマ、毎日洗うの?」となったわけです。
私の中では、下着とかなり同列にくるパジャマ。
実家がそうだったし、毎日洗うものだと思っていました。疑問に感じたこともありませんでした。
でも、義妹に言われ、節電・節水などを考えると毎日パジャマを洗うのはどうなのかしら?確かに、お風呂に入った後に着るし、室内でしか着ていないから、そんなにひどく汚れているワケではないのかも…。と、初めて考えました。
そこで「パジャマは毎日洗うほうがいいのか?」をこれを機会にゆっくり考えてみたいと思います。
パジャマを洗う理由
まず、パジャマを洗う理由をあらためて考えてみます。
①思った以上に寝汗をかいている!
夏場であれば、寝ている間に 汗をかいたのを実感することもありますが、冬場はなかなかそんな機会も少ないかも知れません。ですが、人は寝ている間におよそ500ミリリットル~1リットルもの汗をかくといわれています。
特に、子供や赤ちゃんは多いんですよ。
目が覚めた時にのどが渇いているのは、この寝汗の量にあるんです。寝汗は、主に体温を下げる働きがあり、寒い冬は布団をたくさんかけて温かくなるので、意外と汗が出るものなんです。
汗臭さを感じなくても、そんなに汗を吸ったパジャマを長い間洗濯しないで着る気にはなれませんね。
②睡眠中の活発な代謝で皮膚が剥がれ落ちている!
睡眠中は、細胞の再生と成長ホルモンの分泌が活発になります。午後11:00~深夜2:00は、お肌のゴールデンタイムでこの時間に寝ているのは、美肌にいいと耳にしたことがありませんか?
実は、この時間帯に代謝が活発になり、顔のお肌だけでなく、全身のお肌にいい時間なんです。
睡眠中、この代謝によって体の皮膚が剥がれ落ちて再生しているんです。この剥がれ落ちた皮膚は、雑菌がいっぱい。
汗の成分は、塩分、脂肪、尿素、タンパク質など。この成分は、雑菌やダニ、カビの大好きな餌で、汗を吸ったパジャマは雑菌やダニ、カビの住処になってしまいます。
お肌のトラブルや病気の原因にも?!
洗っていないパジャマが原因のお肌のトラブルなんて、大げさに聞こえるかも知れません。ですが、雑菌やカビ・ダニの 温床にまでなってしまったパジャマが背中ニキビの原因になっている可能性が高いんです。
あお向けに寝ていれば背中部分の温度があがり、ますます雑菌などが繁殖しやすい環境になるのは想像できますよね?
剥がれ落ちた皮膚がハウスダストとなったり、パジャマに繁殖した雑菌のフンが原因になったりで、喘息やアレルギー性鼻炎など呼吸器系に悪影響が出る可能性もあるのです。
また、イギリスの研究では、17日以上もパジャマを洗わない女性には、皮膚感染症だけでなく、大腸菌が原因になる膀胱炎を発症する可能性が極めて高いと発表されています。
17日間洗わないのは極端な例ですが、洗わないパジャマがこれだけ悪影響をもたらすこともあるのです。
現実、みんなパジャマを毎日洗っている?
では、他の人がどうなのかが気になるところ。私的にはパジャマは下着と同じ分類に入るので、毎日なんの疑問も持たずに洗っています。
しかし、実際には、3~4日に1回洗うというのがもっとも多いようです。季節的な頻度の違いもあるかも知れませんが、毎日洗ってる人は少ない気がします。
ちょっと意外かもしれませんが、毎日洗う人は、どちらかというと少数派と言えます。
パジャマを洗う適度な頻度は?
理想としては、パジャマは毎日洗いたいところ。
ですが、パジャマを洗う理由や洗わないとどうなるか。みんなは3~4日に1回パジャマを洗うという現実と照らし合わせて考えると、毎日は現実的ではないのかな?と思えてきました。
もちろん、明らかに汗をかいた時には、やはりすぐにでも洗濯はしたいですが。パジャマは下着と同じく消耗品だとは思っていますが、過度の洗濯は、摩擦でパジャマが傷むのも早い気もします。
夏は2日に1回、冬は3~4日に1回。小さな子どもは汗もかきやすく、アレルゲンからなるべく遠ざけたいので、もう少し頻度をあげてもいいのかな?というのが、私の目安にしたいと思います。
まとめ
いろいろ考えてみると…
- パジャマを洗う理由は大量の寝汗や代謝で皮膚が剥がれ落ちているため
- パジャマをあらわないと、肌のトラブルや病気の原因に
- 現実:パジャマを洗うのは3~4日に1回が平均。
- 夏は2日に1回、冬は3~4日に1回が適度。
キレイの解釈は人それぞれです。
適度にパジャマを洗って、快適に睡眠を取り健康にいられればいいですよね。