「やっぱりウチ(実家)のご飯は美味しいね!」
このフレーズには、「無洗米VS普通の精白米=普通精白米の勝利」の意味で発言したのですが、実家のお米はいつの間にか無洗米に変更になっていた!
誰もが普通のお米の圧倒的な勝利を確信していると思いますが、私は「無洗米もまずいワケじゃない」という事実に実家で直面したのです。
でも、以前私が試した無洗米よりは、実家の無洗米はかなり美味しいのは事実のような…。
というワケで、早速お米屋さんに嫁に行ったSちゃんにLINEで聞いてみることに。だって、美味しい無洗米があるなら、便利なのは間違いない。
目次
「無洗米はまずい」は昔のイメージ
お米屋さんのSちゃん旦那の意見では、今の無洗米と普通精白米はほとんど変わりがないとのこと。でも、多くの人は、「無洗米の方がまずい!」と思っていますよね。それは、昔のイメージなんだそうですよ。
無洗米発売当初のターゲットは、もちろん「手間をかけたくない人」向け。今でもその理由で買う人も多いはずです。しかし当初は、なぜか「手間をかけたくない人」=「コスト重視の人」=「米は安い方がいい人」との公式になっていたそう。
だから、少し前の無洗米は、米そのものの質が普通米よりだいぶランクダウンされていたそうです。
ちなみに、普通精白米と無洗米は精米の仕方の違いですから、味は使われている米そのものに大きく左右されるのです。
今では「手間をかけたくない人」の層が広がり、ついに米メーカー側も「手間をかけたくない人」≠「米は安い方がいい人」と気がついたのです。「手間はかけたくないけど、ある程度高くてもいいから美味しい米がいいんですね。」となり、今は無洗米の種類の数も増え、値段の幅も広がっているそうです。
無洗米をまずくしているのは米ではない説
「無洗米って、やっぱりまずいよね。」というお客さん、実は結構いるそう。
「そうですか?そんなに差はないはずですけど…」とお米屋さんのSちゃん旦那は答えているそうです。
お米屋さん曰く、「無洗米と普通米を区別しないから、無洗米がまずくなってしまうのである。」とのこと。
どんなに美味しくてお高い精白米でも、とがないで炊いたらまずいに決まってるのと同じで、無洗米にも無洗米のルールがあるとのいうのです。
無洗米はまずい!の理由①:水加減あってる?
水加減が無洗米と精白米で違う理由は、精米の違いです。
精白米は、肌ヌカと呼ばれる米ヌカの層が米の表面に残っている状態。対して、精米技術の進歩で生まれた無洗米は、この肌ヌカも取ってしまっている、いわばハダカな状態。
同じ種類のお米でも、無洗米は精白米に比べて、かさが減っていることになるのはおわかりですか?
5キロの精白米は、肌ヌカ込で5キロ。とぐと、肌ヌカが取り除かれるので、4.85~4.9キロになるそうです。
5キロの無洗米は、もうハダカなわけなので、そのまま5キロになる。
だから、同じ1合の米でも、無洗米の方がちょっとだけ多い。
ゆえに、普通のお米より水加減は多めでなくてはいけないのです。そして、水に浸す時間は30~50分と精白米よりも長めがオススメだそう。
最近は、無洗米の水加減ラインがはいった炊飯ジャーも多いですが、水加減、大切なので意識してくださいね!
無洗米はまずい!の理由②:「とぐ」はダメ、「軽~くすすぐ」
無洗米というくらいなので、といではいけません。といじゃったら、普通のお米と一緒です。
「無洗」の文字を信じましょう。
でも、無洗米にじゃーっと水を入れた時、白く濁るのが気になる人も多いはず。どうしても気になるなら、水に無洗米をなじませて、1度水を捨てるくらいの軽~いすすぎをするくらいにしましょう。
あの白さの中には、うまみ成分も含まれているので、水がキレイになるほど流してしまうのはもったいないのです。
無洗米はまずい!の理由③:安すぎるお米買ってない?
今でもかなり安い無洗米が売られているのも事実。
ですが、無洗米に限ったことではないけど、安いお米というのは、やっぱりなにかしらの問題があるお米です。ある程度のお値段の無洗米を買うのは、美味しく食べるための条件になります。
無洗米を買う前に、同じ価格帯の普通米と粒の大きさを比べてみるのも重要。もしあまりにも粒の大きさが違うなら、その無洗米は買うのはやめるべきです。粒が小さいお米は、古いものや質の良くないものの可能性が高いですよ。
まとめ
無洗米を自分でまずくしてたとは…。私の場合は、①と③に心当たりアリ…。
まとめると、
「無洗米はまずい」は昔のイメージ
・今は種類も質もいろいろあり
無洗米をまずくしているのは自分では?
- 水加減あってる?→水多め、浸す時間長め
- 「とぐ」はダメ、「軽~くすすぐ」→白い水はうまみ成分
- 安すぎるお米買ってない?→ある程度の値段でないと米の質に問題あり
日本人ですから、やっぱりおいしいご飯が基本ですよね。手間のかからない無洗米でおいしご飯なら、ますますうれしい!