「あ、しまった。レシピにみりんって書いてある!でも、切らしてるから、料理酒とお砂糖で済ませちゃおう〜」
なんて方、いませんか?
実は、私は、よくみりんを切らせてしまうことがあり、料理酒にお砂糖を適当に入れて済ませちゃってるんですよ。でも、その時に、いつも使っているみりんとはやっぱり出来が違うな。。。って思ったりします。
改めて考えると、みりんと料理酒って何が違うのでしょうか?
みりんと料理酒、お料理の出来方にも違いが出てくるのでしょうか?
毎日の美味しい一品のために、みりんと料理酒の素材の違い、出来の違いを徹底研究してみました!
「みりん」と「料理酒」の違いって何?
お料理を作る時、レシピにみりんと書いてあったり、料理酒と書いてあったりしますよね。
どういう時に、みりんを使い、どういう時にお酒を使うのでしょうか?
みりんと料理酒の違いを私なりに分析してみました。
*みりん*
- 色:黄色味かかった色(リンゴジュースのような色)
- 味:甘いお酒
- 匂い:甘さのある薄いアルコールの匂い
*料理酒*
- 色:ほんのり黄色味がかった色(アロエジュースのような色)
- 味:あまり美味しくないお酒
- 匂い:アルコールの匂い
私の主観ですが、色、味、匂いにも違いがあるように思いました。
では、どうしてこんな違いができているのか、興味が湧いてきませんか?
そこで、作り方を調べてみました。
みりんの作り方
みりんは、もち米に米麹を混ぜて焼酎などを加えて作ってあり、もち米のデンプンが糖化した液体。
糖分約40-50%、アルコール分約14%
料理酒の作り方
料理酒は酒に塩を加え不可飲処理された料理専用の液体。
糖分15%、塩分2%、アルコール分14%
ちょっと難しいですが、みりんは作る過程でもち米のデンプンが糖化されて甘く多くなり、料理酒の方は、初めからお酒に塩分を入れて処理されているから甘くならないんですね。
作り方も全く違ったということですね。
みりんの特徴・使い分け
では、それぞれの特徴はどんな何でしょうね。見ていきましょう。
みりんの特徴は、糖分が多いことから照りやツヤを出すのに適しているといえるでしょう。みりんには煮くずれ防止効果もあり、勿論、甘み成分が40-45%も入っているので、砂糖を入れなくても甘くなるという点があるんですね。
適した料理は、
- 肉じゃがなどの煮物
- ブリの照り焼き
- 鶏の照り焼き
など、照りやツヤを出すと見栄えのするお料理が代表的なものと言えるんですね。
確かに、私が鶏の照り焼きを料理酒と砂糖で作った時、照りがそれほど出なかったのを覚えています。これが、理由だったんですね。
料理酒の特徴・使い分け
料理酒の特徴は、料理にコクを加えたり、食材の臭いを消し柔らかくする効果があります。また、香りや風味を出し、旨味が加わるとも言われてたりもします。
さらに、料理に味を染み込みやすくするという効果があるので、料理が早く仕上がりますよ。
適した料理は
- あさりの酒蒸し
- 生姜焼き
- いか大根
など、食材に少々臭みがあるものにうってつけです。
魚介類のアサリやイカは、下手をすると生臭くて食べれない。。。なんてことがありますよね。そんな時、このお酒を加えることで臭みを消してくれるんですね。
みりんの代用、料理酒の代用
ここまでで、みりんと料理酒には明らかな違いがあることがわかりましたね。
そうはいっても、やっぱり、「みりんを切らしちゃった〜」とか「お酒を切らしちゃった〜」ってこと、あると思います。
その時のために、みりんの代用品、料理酒の代用品を載せておきますので、もし「あ、しまった!」と言う時に是非、使って見てください。
みりんの代用品
料理酒と砂糖を3:1にして使いましょう。
砂糖がみりんの甘みを出して代用できます。
ただ、料理酒には塩が含まれているので、そのことを頭に入れて、お料理の方で塩味を薄めにしてくださいね。
料理酒の代用品
日本酒(純米酒)がバッチリ。
ただ、値段が料理酒より高いです。それでよければ。。。ですね。
それと焼酎も使えます。旨味成分が料理酒より落ちるので、出汁を多く入れましょう。
まとめ
- みりんと料理酒は、色、味、匂いが違う
- みりんと料理酒は、作り方が違う
- みりんの主な特徴は、テリを出し煮崩れ防止し、甘みを出す
- 料理酒の主な特徴は、臭みを消し柔らかくし、旨味を出す
- みりん、料理酒には代用品がある
みりんと料理酒の違いや使い分け方についてわかったところで、是非、ご家族のために美味しいお料理を作ってみてくださいね!