たとえば、パジャマは毎日洗濯する人もいれば、数日に1回の人もいます。バスタオルも洗濯頻度は、家庭によってまちまちです。
では、ジャージはどうですか? 中学生や高校生が部活で着る、汗だくのジャージは、さすがにその度に洗濯すると思いますが、部屋着として着ているジャージは、そんなに汗をかく状況下でもないし、頻繁に外に着ていくわけじゃないので、汚れも目立ちません。洗濯の頻度って、女性同士でも、意外に他の人には聞きにくいものじゃないですか? デリケートな話題というか…。
さらに、いざジャージを洗濯すると、毛玉ができたり、糸くずがすごくついたりで、だんだん洗濯をするのが嫌になってしまうこともありますよね。
みなさん、どうしていますか?
ジャージの洗濯頻度は?
洗濯しよう!という判断基準で多いのは、素肌に直接触れるかだけでなく、やはり外出などで外=外気に触れるかどうかもポイントになるようです。中には、どんなものでも一度肌に触れたものはすぐに洗濯するでしょ!?っていう人もいます。
だから、どんなアイテムでも、洗濯頻度には激しい個人差、または家族差があって、「〇回だ!」っていう正解はないんですよね。それぞれの「清潔」に対する意識によります。
ちなみに、部屋着としてのジャージについては、数日に一度っていう選択頻度が多いようです。そして、ジャージの下は、上よりも洗濯頻度が高いのです。ジャージの上は、Tシャツなど上に羽織るので、素肌に直接触れないからでしょうね。
ジャージの洗濯しすぎには注意
洗濯頻度が高くなればなるほど、ジャージ素材はどんどん消耗されていってしまいます。ジャージとしての寿命が短くなってしまうということ。たとえ、チャカチャカ系のポリエステルやナイロンが主素材のジャージでも、劣化するのは間違いありません。
体育着のジャージであれば、ある程度くたびれてしまっても、そんなに気にはなりません。でも、最近流行の天竺素材の柔らかいおしゃれジャージなどは、くたびれてしまうとカッコ悪くなってしまいます。
また、プリントが施されたものは、プリント部分から洗濯の劣化が表れてしまうことも多いかも知れません。せっかくの学校名や部活チーム名がボロボロになっていくのは、カッコ悪いだけでなく、なんだか悲しいですよね。
ジャージを上手に洗濯するには?
ナイロンやポリエステルだし、洗濯OK表示だから大丈夫!と思って、雑にそのまま洗濯機に入れてしまうと、どんどん傷んでしまいます。洗濯OKの表示があったとしても、布地同士やファスナーなどの部品、他の洗濯物との摩擦で、毛玉ができてしまうこともあります。
では、どうやってジャージを洗濯すれば、たとえ頻繁に洗濯しても傷みを防げるのでしょうか?
- ファスナーは閉める(ひっかかり防止)
- 裏返しにする(表の毛羽立ち予防、プリント剥がれ防止)
- 大きめの洗濯ネットに入れる(ほかの衣類との摩擦防止、糸くず防止)
- 1度の洗濯に、洗濯物をつめすぎないこと(摩擦防止)
そして、いつものように洗濯するだけでOKです。ただ、大切なジャージは、洗濯機の標準コースよりも手洗いコースを使うのがおすすめです。これだけでも、ジャージの洗濯による傷みをだいぶ抑えることができますよ。
天竺素材のおしゃれジャージは、ジャージではなくニットなどと一緒のデリケート素材と扱うのがベターです。できれば手洗い、または洗濯機のデリケートコースで洗いましょう。手洗いの場合には、縮みを防ぐために短時間で洗うのがポイントですよ。
ジャージの乾燥は?
ポリエステルやナイロンのジャージは乾燥機がOKなはずですが、念のために一度選択表示を確認しましょう。乾燥機での乾燥は、急いでいる時だけにしたほうが、生地の傷みを抑えられます。できれば、自然乾燥にしましょう。
天竺素材のジャージは、平置きでの陰干しが鉄則です。かけて干すと、伸びてしまったり型崩れしてしまったりするので、気をつけましょう。
まとめ
ざぶんざぶん洗ってたジャージも、ちょっとした心遣いでダメージを抑えて洗濯できます。だったら、もっと頻繁に洗濯していいかも知れませんよね。
まとめると…
- ジャージの洗濯頻度は、数日間に1回が平均
- 洗濯頻度は個人の清潔感覚で決まるので、正解はない
- 選択頻度が高いと、どうしても生地が傷んでしまう
- 傷みを抑えるには、ファスナーを閉めて裏返し、洗濯ネットに入れて洗濯をする
- 乾燥は乾燥機もOKなものも多いが、自然乾燥がおすすめ
お部屋着のジャージもおしゃれ着のジャージも、大切に長く着たいですよね。ちょっとだけ洗濯に気を使って、ダメージ少なく、いつも気持ちのいいジャージを着れるのが一番です。