「ハイポキニウム」という言葉を皆さんご存知でしょうか。
これは別名「爪下皮(そうかひ)」と呼ばれる部分で、ちょうど爪と皮膚をつないでいる透明な部分のことです。
たまに不注意で「爪がはがれたかも」と思うとき、大体はがれているのはハイポキニウム。私も今回記事を書くまで名称や、役割を全く知りませんでした。
しかし、ネイルサロンで「このままだとどんどん爪が短くなりますよ」と言われて自分の爪自体が極端に短くなっていることに気づきました。楽器をやるので爪を深爪気味に切ってしまう癖があるので、何とか元に戻せないものか…。と考えました。
今回はそんなハイポキニウムの育成方法を紹介してきたいと思います!
ハイポキニウムの役割
ハイポキニウムは、爪と皮膚をつなぐ大事な連結部分です。
爪の白い部分とピンクの部分の境目のことなのですが、爪に負担をかけ続けるとどんどピンク色の部分(ネイルベッド)が短くなっていってしまいます。
ネイルベッドを伸ばすと爪が綺麗に見え、丈夫になります。
女性にはうれしい、指を長く見せる効果もあります。
ハイポキニウムの役割は、爪と指の間に雑菌が入るのを防ぐことと、爪がはがれるのを防ぐことの二つです。
この部分を育てることによって爪が丈夫にはがれにくくなります。
爪切りの方法とネイルケア
・爪切りの方法
ネイルベッドを伸ばすためにはまず、爪切りは絶対に使用しない事。
爪切りを使うことによって負担がかかるため、絶対に使用しないようにしましょう。
爪を短くしたいときはネイルファイル(爪やすり)を使ってください。
往復掛けは二枚爪の原因になるので、優しく、一方向からやすりをかけて、最低3㎜は白い部分を残すように心がけてください。
ここで白い部分を全部削ってしまうと、ネイルベッドはさらに短くなってしまいます。
・保湿ケア
ハイポキニウムを育てるためには保湿が欠かせません。
普段からハンドクリームを塗って保湿をするだけではなく、爪用のネイルオイルなどで重点的にハイポキニウムを保湿してあげることが重要。
爪の間、そして甘皮部分までしっかりと保湿をしてあげることが最重要事項です。
ハイポニキウムを早く伸ばす方法
ハイポキニウムを早く伸ばすためには、極端なネイルで爪に負担をかけない事も重要です。
私は長年スカルプネイルをやってきたせいでネイルベッドが短くなってしまったことがあります。やはり、負担は免れませんでした。
しかしネイルも悪いことばかりではありません。
・トップコートで爪を保護する
ネイル保護用の専用トップコートを塗って適度に爪に重みをかけてあげることにより、爪の伸びるスピードを速めることができます。
最近ではドラッグストアにもたくさんのネイルケア商品が売っているので試しに使ってみてください。
・甘皮処理
甘皮は、処理することによって本来爪に行くべき栄養を無駄にとられてしまうことを避けることができます。
また爪もきれいに見えるので、専用のニッパーとプッシャーを使ってきちんと処理しましょう。この時もネイルオイルで甘皮を柔らかくしてから処理するのも大事なポイントです。
絶対にやっちゃダメ!禁止事項
・爪の間にゴミが挟まったときの対処法
爪の間に何かゴミが挟まったときに、先のとがったもの(楊枝など)でほじくるのは絶対にやめてください。
ハイポキニウムは非常に繊細な部分なので、簡単にはがれてしまいます。
もし爪の間になにかゴミが入った場合は綿棒やコットンなどを使いながら、ぬるま湯で優しく落としてあげるのがベストです。
・深爪している場合の対処法
仕事上爪を伸ばせない方、もともと深爪気味に切る癖がある方もいると思いますが、しばらく爪を切ることをやめて伸ばしてあげるように心がけてください。過剰な爪切りでハイポキニウムは簡単に傷ついてしまいます。
重症なようであれば、ネイル矯正サロンに行くのも良いでしょう。
深爪しすぎるとそり爪、巻き爪などを引き起こすこともあるので純分注意が必要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
私は一度短くなってしまったネイルベッドは修復不可能だと思っていたのですが、しっかりとケアすれば美しい爪が取り戻せるようです。
今日ドラッグストアにいって早速育成開始したいと思います(笑)
女性の方でジェルやスカルプをやられる方も多いと思いますが、くれぐれも地爪を大事にしてくださいね。