お隣の家の風鈴の音、ちょっとうるさいなぁ・・・。と思うことありませんか?
風鈴と言えば、日本の伝統的な風景を感じさせる夏の風物詩でもありますね。
しかし、この風鈴の音、夏の風情を感じることが目的なのに、まさかの騒音になってしまっていることも・・・。
そんな時、いったいどう対処すればいいのでしょうか。おそらく皆さんあまり知らない方も多いと思います。
私の実家も夏になると風鈴をつりさげて縁側で風情を楽しんでいますが、まさか騒音問題が起きることがあるなんて思いもしませんでした(笑)
でも人によってはその音が鬱陶しいと思う人も案外少なくはないようです。
今回は、風鈴の騒音被害についてお話していきたいと思います。
風鈴の音も生活騒音に入るの?
風が吹くと「チリンチリン」と微かに響く風鈴の音。道を歩いていてこの音が聞こえると、どこにあるんだろう?とキョロキョロしてしまいますよね。
音だけで夏を感じさせてくれる風流な夏の風物詩の風鈴ですが、実は風鈴の鳴る音は生活騒音としてとらえられるものとして、東京環境局によって注意勧告がされています。
私はちょっとびっくりですが、日本の夏の象徴でもある物が、オートバイや車のエンジン音やペットの鳴き声と同列に「生活騒音の例」として取り上げられているのが現状のようです。
あまりにもうるさい時、苦情は誰に言えばいい?
近所の風鈴の音を騒音だと感じた場合、いったい誰に苦情を言えばいいのでしょうか。
実際にそのご近所さんに直接、「うるさいので外してください」ということも可能ですが、ご近所トラブルになりかねませんよね。
実はこれは苦情の言い方が重要になってきます。
回覧板などがある地域では、直接申し立てをしないで間接的に相手に伝えることも可能ですが、基本的にはご近所さんに自分で言いに行くスタンスが多いようです。
何故風鈴の音が気になるのか?と考えてみてください。
おそらく、昼間は気にならなかったけど、夜、街が静まったころになると急に気になってしまうという意見が多いです。
まぁ確かに、夜寝ようとしているときに風鈴があまりにもチリンチリンなっていたらうるさいかも・・・と私も思いました。
東京環境局のHPには、
「生活騒音は毎日の生活の中で出る音ですから、音の出る種類、音の出る時間、場所はいつも同じとは限りません。昼間は気にならなかった音でも、躁と湯や夜間に周りが静かになれば、うるさく感じることもあります。」
と説明書きがあります。
なので、ご近所に言いに行く際、「風鈴の音が夜(うるさいと感じる時間帯)気になるので、その時間帯だけはずしてくれませんか?」など自分の気になる特定の時間帯だけ、「うるさいと感じている」ということをニュアンスで伝えるのがいいです。
もしここで、「おたくの風鈴うるさいんで、はずしてください。」などと好戦的な言葉で言ってしまうと、いわゆるご近所トラブルにつながってしまうのです。
苦情を言う前に知っておきたいことって何?
上記のことを踏まえていざ、話をしに行こう!と思っても、なかなか言い出せないというパターンもたくさんあると思います。
こういった対人関係の問題は、風鈴の騒音問題に限ったことではないですよね。
職場や学校でもこういった悩みってあるとおもいます・・・。
【今後の関係が不安】
苦情を言ってしまったら今後のお付き合いが不安になる・・・。などと悩んでいる方も多いと思います。
実際苦情を言うということは、「自分のことをあまり快く思っていないのでは?」なんて相手に誤解をうんでしまうかもしれないですよね。
仲のいい友達だとしても、「親しき中にも礼儀あり」ということわざがあるように、なかなかうまくいかないものです。
こういった時にうまく対処する方法としては、「家族や友人を話題に出す」ことによって、ちょっと遠回しに言うことができます。
例えば、「風鈴の音私すごく好きなんですけど、子供が気になって夜寝てくれないので、夜の間だけ外して貰えませんか?」と遠回しにその時間帯静かにしてもらえるように促す方法。
あとは、「風の強い日は風鈴の音がちょっとうるさくて・・・」と申し訳なさそうに、お天気のせいにしてしまうのもいいかもしれません。
ちょっと小技を効かせてあざといかもしれませんが(笑)
背に腹は代えられないので仕方ないってことにして、ご近所トラブルを防ぐため!とおもって早めに対処してしまうのがいいかと思います。
私も昔、お隣の家に「子供がうるさい」と文句を言われたことがあります。その言い方があまりにも、「子供がいること自体迷惑」(うちは一軒家なので、お隣さんに親が言われたことです)というきつい言い方だったために、そのご近所さんとはそれ以来疎遠にさせていただいてます。(笑)
夜ならともかく、学校帰りに家の前で友達と遊んでいただけで苦情を言われたので、あまりにも理不尽でしょ!って思ってました。
皆さんがそう思われないためにも、苦情の言い方はあくまで柔らかく、相手に罪悪感をあまり抱かせないように気を付けてくださいね!
まとめ
風鈴なんて、夏になれば当たり前に飾るものだと思っていた私には、まず生活騒音にふくまれていることが驚きでした(笑)
しかし、気になるものは気になりますし、相手に気を使って我慢することはありません。苦情を言う方も言われる方も、お互いにある程度の許容範囲を決めておけば、騒音トラブルになることを防ぐことができるということがわかりましたね!
今年の夏も、夏の風物詩、風鈴を上手に楽しみましょう。