大学生になった姪っ子ちゃんは、グミが好きでいつも持っているのは知っていました。
我が家に夕食を食べに来たのに、食事前にグミを食べていました。
「食事の前に食べたら、太っちゃうよー」と声を掛けたら、「グミは太らないから大丈夫~」とのんきな声が。
姪っ子ちゃんも、グミダイエットの落とし穴にはまっていっているようです。グミは、確かに低カロリーです。
でも、マラソン選手や登山する人が「エネルギー補給源」として間食にしているという事実を知っているのかな?
今回はグミの意外な落とし穴、太るの太らないのか、詳しく説明していきます!
確かにグミは低カロリー
グミがダイエットにいいと言われ出したのは、その低いカロリーと女性向けのお肌にいい成分とかを入れているところかと思います。人気のグミ製品、一袋でどのくらいのカロリーか知っていますか?
■明治 「果汁グミ ぶどう」1袋 51g カロリー 168kcal
■UHA味覚糖「コロログミ」1袋 48g カロリー 129kca
■明治 「ポイフル(Poifull)」1箱 53g カロリー 182kcal
■ノーベル 「男梅グミ」1箱30g カロリー 121kcal
他のお菓子は…
■カルビー 「ポテトチップスうすしお味」1袋60g カロリー 336kcal
■ブルボン 「アルフォートミニチョコレート」1箱67g カロリー 363kcal
ちなみに、ご飯は1膳235kcalです。
グミは、低カロリーで一袋食べきってもカロリー的には、あまり罪悪感がない数字です。
グミは「エネルギー補給源」。つまり太る?
グミの主成分は、水飴です。水飴は、もち米と麦芽糖からできています。この麦芽糖は、体内への吸収がとても早い糖質で、糖質をエネルギーとしてすぐに消費できる運動選手などには「エネルギー補給源」になります。
グミは、チョコレートよりも糖質が高いのです。
しかし、この高い糖質が、一般的な人にとっては、急に血糖値を上昇させてしまうことになります。
すると、インスリンが過剰分泌されてしまいます。インスリンは糖質をエネルギーに変換する物質でもありますが、余った糖質を体脂肪にしてしまう物質でもあるのです。
だから、食べ過ぎると、ダイエットとは真逆の効果になってしまいます。
グミは「ダイエット向き」と言われる理由は?
このへんの話で、姪っ子ちゃんの手はグミには伸びなくなってしまいました。ちょっとかわいそう。
「グミはダイエット向き」と言われるには、また別な効果があるからです。
■硬いグミで満腹感!
ダイエットにグミを取り入れるなら、なるべく硬いグミを選びましょう。
何度も噛むことで、満腹中枢を刺激して空腹感を抑えることができます。よく噛むという動作は、フェイスラインのシェイプアップにもなり、小顔になれちゃうかも知れません!
■コラーゲンが入っている!!
グミには、ゼラチンが使われています。ゼラチンには、コラーゲンがいっぱい入っています。また、グミの中にはさらに、コラーゲンを足された製品もいくつかあります。
コラーゲンは細胞やカラダの組織には欠かせない成分なので、これを積極的に摂ることはアンチエイジングにつながります。食事の制限をしているダイエット中なら、コラーゲンの効果は見逃せません。
■ビタミンBは体脂肪をため込まない効果が!!!
最近のグミは、果汁が入っているものが多いです。オレンジ、グレープフルーツ、パイナップルやライチには、ビタミンBが入っているので、グミはこれらの果汁入りを選べば、体脂肪蓄積を少しでも抑えられるかも知れません。
グミで太らないようにするポイントは?
ポイントはグミの弱点を踏まえつつ、ダイエット向きと言われるところを活用することです。
①:食べ過ぎない!!
袋から一粒ずつ出して食べていると、いくつ食べたかわからなくて、ついつい食べ過ぎてしまいます。1日に10粒、袋半分と決めて、あらかじめ袋から出しておきましょう。ジップロックなど透明な袋に入れ替えるのがベターです。
②:ゆっくり時間をかけて、よく噛んで食べる!!
硬めのグミをゆっくり食べると、充分に満腹中枢を刺激できます。小顔になっちゃうかも~。と思って噛めば、よりゆっくり噛めるかも知れませんよ。最近はスーパーなどでよく見かけるドイツのグミ:HARIBO(ハリボー)は、子どもたちの噛む力を育てるために作られたものです。硬めだし、見た目もかわいいし、いろいろなフレーバーがあるのでおすすめです。
③:果汁が多いものや美容成分が入っているものを選ぶのもいい!!
ただ食べるだけでなく他にも効果があると思うと、ダイエットにも力が入ります。
楽しいおやつの時間もないと、ダイエットって長続きしませんよね。楽しみながら、がんばりましょう!
まとめ
グミダイエットは、たくさんグミを食べてダイエットになるわけではありません。
まとめると…
- グミは、確かに低カロリー。
- でも、主成分の水飴の麦芽糖がダイエットとは真逆の効果をもたらす。
- それでも「ダイエット向き」なのは、噛み応え、コラーゲン、ビタミンBなどのため。
- 上手くグミをダイエットに取り入れるには、食べ過ぎない・よく噛んで食べる・果汁や美容成分が入っているものを選ぶこと。
工夫をすれば、グミもダイエットに活用できます。ダイエット中だって、甘いものは必要ですよね。