冬と言えば、鍋の季節。土鍋をつかったホッカホカの鍋は最高ですね。
しかし、新品の土鍋は、使い始めに注意しなければなりません!誤って新品の土鍋をそのまま使ったら、大変なことになっちゃいますよ~
今回は使い始めに必要な作業、『目止め』の、誰でも出来る簡単な方法を紹介します。
せっかくの土鍋ですから長持ちさせる正しい使い方をおぼえましょう!
目次
土鍋の使い始めに必ずやること
新品の土鍋は、そのまま使用することはできないんです。
最初は鍋に細かい穴が開いているので、いきなり使っても汁が漏れちゃいます。
そこで必ずやるのが、『目止め』という作業ですね。
簡単に言うと、まずはお粥などを炊くことで土鍋をデンプンでコーティングする作業です。
これをしっかりやることで、ひび割れの予防にもなりますよ。
よくヒビだらけの土鍋がありますが、せっかくなら綺麗なまま使い続けたいですよね!
それと、目止めをすることで、ニオイ移りがしづらくなるのもポイントです。
簡単にできる作業なので、今から紹介する方法でやってみてくださいね。
お粥で目止めをする方法
目止めをする方法で一般的に行われるのがお粥を炊く方法です。
炊いたご飯があれば簡単にできるので、個人的にはやりやすいかなーと思います。
①まず用意するもの
・ご飯(茶碗1杯ほど) ・水
②お粥を作る前に、軽く土鍋を洗いましょう。
この時、鍋の中だけ洗うようにして、直接火の当たる外側の鍋底は濡れないように注意してくださいね。
洗い終わったら、いよいよお粥を作っていきます。
③鍋の8分目を目安に水を入れて、ご飯も鍋に入れちゃってください。
④そのまま火にかけて、ひと煮立ちさせます。
このとき注意するのが、いきなり強火で火にかけるのではなく、最初はごくごく弱火で温めてください。この理由は後で説明します。鍋が温まってきたなーと思ったら、 火を少しずつ強くしても大丈夫ですよ。
⑤鍋が煮立ったら、再び弱火にしてグツグツ煮込みましょう。だいたい5分くらい煮込めばOKです。
⑥煮込み終わったら、火を止めます。あとはそのまま蓋をして、1時間ほど、余熱で寝かせておいてください。
⑦1時間後、土鍋が冷めてるのを確認し、できあがったお粥を取り除きましょう。そして土鍋を水洗いすれば、無事目止めは完了です!
ちなみに出来上がったお粥は、土鍋のニオイが付いてることもあるので、私は食べるの反対かなーって感じです。気にならない人は、食べても大丈夫ですよ!笑
片栗粉での目止めもおススメ! 使い始めにお粥以外で目止めする方法
実は使い始めの目止めの方法は、お粥以外でもやることが可能なんです。
「お粥作るのが面倒だなー」とか「たまたま炊いたご飯がない!」みたいな人は今から紹介する方法でも大丈夫ですよ。
どれが正しいということはないので、その場その場のやりやすい方法でやるのがいんじゃないかな?と思います。
片栗粉で鍋の使い始めに目止めする方法
まずは片栗粉でやる方法を紹介しますね。
この方法もとても簡単なのでオススメです!
①用意するもの
・水 ・片栗粉
②水:片栗粉を9:1くらいの割合で、ボウルなどで混ぜて、水溶き片栗粉にしてください。
③水溶き片栗粉ができましたら、8分目を目安に土鍋にいれましょう。
④弱火で火にかけ沸騰させます。
⑤沸騰したら火を止め、土鍋が冷めるまで待ちましょう。
⑥完全に冷めたら(1時間くらい)、中身を捨てて、水洗いすれば完了です!
とても簡単ですよね!さすがに糊になった片栗粉の使い道はないかな・・と思います。(笑)
その他の方法
あとは他にも、片栗粉ではなく小麦粉でやる方法や、お米のとぎ汁で目止めする方法もあります。
どちらも基本的には、煮込んで、冷めるまで置いておく。というのが基本なので簡単にできますよ。
まあ、どのやり方でも問題ありません。一般的には、お粥か片栗粉で目止めするのが無難かな。と思うので、迷ったらどちらかにしましょう。
土鍋の使い始めに知っておきたい心得3つ
では次に、より長くいい状態で土鍋を使用するために知っておきたい心得を紹介します!
正しい使い方をしていけば、土鍋にどんどん素材の味がしみこんでいって、 最高の土鍋に育っていきますよ~
見た目にも雰囲気があって、ホカホカ、味も文句なしに美味い!みんなで土鍋を囲って食べる料理は最高ですね。
土鍋の洗い方
土鍋はとても傷がつきやすいので、洗い方にも注意が必要です。
スポンジで優しくこするか、手で汚れを落とすくらいがちょうどいいですよ。
間違ってもスポンジの裏でこすったり、金だわしでこするのはやめましょう。
洗剤もごく少量あれば十分です。よく洗剤の漬け置きをやってしまいがちですが、そうすると鍋に洗剤がしみこんでしまうのでよくありません。
次に鍋を使用するときに、「あれ、なんか洗剤臭いかも・・」なんてことは避けたいですよね。汗
そして洗い終わった土鍋は、乾いたタオルで水気をふき取り、しっかりと乾かしましょう!
温度の変化に気をつける
これも土鍋を使うなら、覚えておかなければなりません。
土鍋は冷めた状態から急に温めるなど、急激に温度を変化させてはいけません。
なので火にかけるときは、 ”まずは弱火から”、じっくり温めていきましょう。
私はせっかちなので、いきなり強火で煮立てたい衝動にかられますが、なんとか我慢するようにしています。笑
一度温まってしまえば、保温性はバッチリですので、そんなに焦ることはないみたいですね。
また、逆に温まった土鍋を、急に冷ますのもやってはいけません。
食べ終わった後は、自然に土鍋が冷めるのを待ってから、水をかけて洗いましょうね。
保管するときの注意点
使い終わった土鍋は、とにかくしっかり乾燥させてから保管することです。
濡れたままにしておくと、カビが入る原因になるので注意してください。
というのも土鍋は、乾いてるように見えても意外と中に水がしみこんでいるものです。
乾かすときは、日光に当てるなど工夫してください。
そしてできるだけ湿気のない、風通しのよい場所に保管しておきましょう。
まとめ
土鍋の使い始めに不可欠な目止めの方法と、長く使っていくための注意点を紹介しました。
- 新品の土鍋は、ますお粥を炊く
- あるいは片栗粉で目止めをする
- その他、小麦粉、とぎ汁でもOK
- 洗い方や、温度変化、保管にも気をつける
以上のことを守って、土鍋で美味しい鍋をつつきましょう!