うちの冷凍庫は今年で17歳、家電たちの中では最年長です。
そんなうちのおじいちゃんの庫内は、清潔感のある白が基調です。なので、見ないふりをしていたのですが……
気付けば、庫内は北極圏!冷凍庫の中に発生した霜が、もりもりと大きくなっていました。
いつもは霜が大きくならないうちに対処していたのですが、仕事や旅行で家をあけるタイミングが重なってしまって、今までに見たことがない大きさの霜に、途方に暮れています。
旅行先で買ってきたおみやげも、これでは保存できません!
そこで今回は、北極圏のような霜も、簡単にとることができる方法をご紹介します!
冷凍庫の霜の原因は?
冷凍庫の霜の原因は、結露が冷やされて固まったものです。
庫内の冷たい空気と外のあたたかい空気が接触すると、湿度と温度差によって結露が発生します。
寒い日に建物に入るとめがねが曇ったり、買った缶コーヒーに水滴がついて、服やかばんが濡れてしまったりするのも結露です。
なので、高温多湿になる梅雨から夏場にかけて、冷凍庫に霜ができやすいんです。
アイスクリーム、枝豆、夏になるとどんどん冷凍スペースに入れる食材が増えていきます。
冷凍庫の中のものが増えると、さらに霜ができやすくなります。
簡単!冷凍庫の霜取り方法:準備編
北極圏と化した庫内、巨大な氷山を思わせる霜は、そう簡単にははがせません。
冷凍庫から食材を出すのは何かと大変。
ですが、アイスピックなどで、ガンガンと霜をとろうとしてはいけません。
衝撃で冷凍庫が故障してしまう可能性もありますし、冷凍庫が開けっ放しになっているので、さらに霜を大きくする原因になりかねません。
霜取りをする時は、必ず庫内から食材を出しましょう。
クーラーボックスや保冷バックは確実ですが、なければダンボールで代用できます。
保冷剤を入れてふたを閉めましょう。
百均で売っている保冷シートでくるんでおくと、保冷力が高まるのでおすすめです。
用意するものは、
- タオル
- プラスチックのへら
- ドライヤー
- サラダ油
です。
プラスチックのヘラは、家電量販店で売っている霜取り用がベストですが、ホームセンターで売っている、車の霜取り用のへらも使えます。
庫内から食材を出したら、冷凍庫のまわりやドレン下にタオルを敷いておきましょう。
霜が溶けてくると、水浸しになってしまうからです。
庫内を拭くために、タオルは少し多めに用意しておくといいです。
そしたら、冷凍庫の電源を切りましょう。
霜取りモードがある冷凍庫は、電源は切らずに霜取りモードにセットしてください。
ドライヤーで簡単!冷凍庫の霜取り:実践編
霜がやわらかくなったところを、へらをつかってはがしていくというのが霜取りなのですが、ただ霜が溶けてくるのを待っているだけではなく、ドライヤーを活用すると時短になります!
ドライヤーの熱風を霜にあてます。
霜が早く溶けるばかりでなく、熱風で水が多少蒸発するので、片付けが少しらくになります。
あとはへらを使って霜をどんどんはがしていきましょう!
びくともしない分厚い霜も、ある程度とけてやわらかくなってくると、少しひびが入ったところにへらを入れるだけで、ボロッとはがすことができます。
霜をはがす作業はなかなかの快感です。笑
冷凍庫の霜取りをしたら、アフターケアを!
霜取りが終わったら、まずはびしょ濡れになった冷凍庫をタオルで拭きましょう!
しっかり拭かないと、残ったし水分で、また霜ができてしまいます。
それに、霜取りをした後に残った水は雑菌の温床!
洗剤などを取り入れて除菌をするのもおすすめです。
最後にアフターケアして終わりです。
タオルやキッチンペーパーにサラダ油を少しふくませ、庫内を拭きましょう。
サラダ油で庫内をコーティングすると、霜がつきにくくなり、ついた時にも簡単にはがすことができるんです!
あとは食材を冷凍庫に戻して、電源を入れるか、霜取りモードから通常運転に切り替えましょう。
まとめ
- 冷凍庫の霜の原因は、結露が冷やされて固まったもの!
- まずは冷凍庫から食材を出しましょう
- 用意するのは、タオル、プラスチックのへら、そしてドライヤー、サラダ油
- 冷蔵庫の下にタオルを敷いたら、電源を落とすor霜取りモードに切り替えます
- 霜が溶けてやわらかくなってきたら、プラスチックのへらではがしましょう。ドライヤーを使うと時短になりますよ
- 霜がとれたら、庫内をタオルでしっかり拭きましょう。庫内をサラダ油を使ってコーティングすると、霜を防止し、はがしやすくしてくれます
冷凍庫の霜は手ごわいですが、準備をちゃんとして、ドライヤーなどを活用すれば簡単に霜取りができますので、ぜひ試してみてくださいね。