夏祭りと言えば、金魚すくい!
夜店飯や輪投げ、型抜き等々色々ありますが、金魚すくいって夏祭りでだけしかできないから特別感があります。
一匹も取れなくても、もらえるお店は多いですが、せっかくならお子さんに自分ですくえた、パパママがすくってくれたという楽しい夏の思い出を作って欲しいですよね?
なので今回は、金魚すくいのコツについてご紹介します!
お店選びから、持って帰って育てる方法までお伝えしますので、しっかりと読んで金魚すくいを攻略してくださいね。
1.金魚すくいについて
まず金魚すくいの金魚ってどんな種類かご存知ですか?
鯉やフナの小さいバージョンのような可愛らしい流線形の金魚が思い浮かぶ方が多いと思います。
これは和金と呼ばれる種類で、別名小赤とも言い、とっても丈夫で初心者にも飼いやすい種類です。
多くが赤色の体をしており、上手く育てると体長20センチにもなります。
うちも祖母が、私の従妹から押し付けられた金魚を育てていましたが、最終的に15センチくらいになっていましたね…。
もちろん和金だけでなく、少し大きめの出目金や琉金といった種類を数匹入れていることが多いようです。
そんな大きな水槽にいる金魚を、ポイと呼ばれるプラスチックの輪に和紙を貼ったもので小さなボールに入れるというのが金魚すくいの基本です。
ただママ・パパ的には、金魚すくいの後、持って帰ってどうするかも気になりますよね。
楽しいお祭りの後に、金魚が死んでしまったという悲しい記憶は残したくないもの…
生き物の話なので絶対死なない、というのは無理な話ですが、せっかくなら元気な金魚を持って帰れるよう、見分け方を知っておきましょう。
2.元気な金魚の見分け方
金魚すくいの水槽の中で、まとまって泳いでいる群れの中から選ぶようにしましょう。
一匹離れておとなしくしている金魚は、体が弱っている可能性があるのでおすすめできません。
また群れの中でおかしな泳ぎ方をしている、あるいは尾びれの動きが悪いもの、ヒレが欠損しているものは避けてください。
なんらかの欠陥があって、飼うのが難しい場合があるからです。
まとめると、群れになって泳いでる金魚から、尾びれがしっかりと動いておかしな泳ぎ方をしておらず、ヒレが対称で欠損していない金魚を選ぶと良いということになります。
またオスとメスの見分け方ですが、一番わかりやすいのが発情期にオスのほっぺのあたりにできる追星という斑点で見分ける方法です。
ですが金魚すくいの金魚はまだ1歳未満で発情期をむかえておらず、この方法で見分けるのは無理です。
もう一つの方法は肛門の形で見分ける方法ですが、これは玄人向きですし、金魚すくいの金魚は小さいのでかなり難しいと思います…。
卵が産まれて金魚が増えるのは困る、というのであれば、
- 金魚の発情期は2歳からなのでその時期に追星の方法で見分ける。
- 発情するとオスがメスを追い回すのでそういった行動をしていたら水槽を分ける。
という対策を取ってみてくださいね。
ただ、まずそこまで育てるためには、正しい飼い方を知る必要がありますよね?
3.金魚の育て方
「金魚すくいのコツで金魚がすくえた!」あるいは「ダメだったけど金魚をもらえた。」という時、家に水槽が無ければあわててしまいますよね?
お祭りの帰りにペットショップに寄れればいいのですが、夜だしそう都合よく行かないという場合も多いと思います。
そういった場合、とりあえずポッカレモンなどのレモン汁を買って帰り、バケツやタライを準備しましょう。
水の量が、2リットルは入るものが好ましいです。
洗剤や汚れが残っていると小さな金魚にはダメージになるのでしっかり水洗いしてください。
そこに水道水を入れ、お湯を入れて金魚の入っている水と同じ温度くらいの水を作り、
レモン汁をいれて良くかき混ぜてください。
これはカルキ抜きをしており、バケツの大きさにもよりますが、大体8滴ぐらいが目安です。
そのバケツにまず、金魚の入った袋ごと10分ほど浮かせ、そっと袋の口を開けて金魚がバケツに移るのを待ちましょう。
これでその日のところはOKです。
エサはいいの?と思われるかもしれませんが、金魚は環境の変化が苦手なので、3日はエサを与えないほうがいいのです。
さて急ごしらえのお家はできましたが、本格的に金魚を飼うとなると、
- 水槽
- カルキ抜き剤
- ろ過装置
- 底石
- ヒーター
- 水草
- エアレーション(エアポンプ)
- タモ網
などが必要となります。
わからない場合はペットショップの店員さんに聞くとアドバイスしてくれますし、Amazonや楽天でまるごと揃った飼育セットが売られているのでそれを購入すると良いでしょう。
水換えは夏は週に1回、冬は2週間に1回行うようにしてください。
またエサは金魚用のエサで良いのですが、ここで注意していただきたいのはエサのあげすぎです。
食べる姿が愛らしくてついついエサをあげてしまいますが、エサのあげすぎは水質を悪化させてしまい、結果的に金魚の健康に良くありません。
うちは息子がこっそりエサをあげていたようで、何匹か死なせてしまったことがあります…
みなさんは気を付けてくださいね。
4.金魚すくいのコツ
さていよいよ金魚すくいのコツについてご紹介します。
うちの場合は、子供が幼稚園の時は上手くできなかったのですが、小学生になってからは一匹はすくえるようになったので効果はあると思います!
まず金魚すくいのお店選びですが、ポイの入った段ボールをチェックして、5号か4号と書いてあるお店を選びましょう。
またはお客さんを観察して、すぐに破れてしまっているようなお店は避けます。
お店が決まったら、もらったポイを見て表と裏を確認します。
裏側が和紙とプラスチックの段差がある状態で、こちらから使い、何回か使ってから表を使いましょう。
お椀は水を入れて水槽に浮かべ、できるだけ近くにあるようにしておいてください。
すくいたい金魚が決まったら、金魚の頭側から斜め40度に、静かに水の中にポイを入れます。
水に入れたら水平にポイを動かし、プラスチックのふちの部分に金魚の体重がかかるようにすくいましょう。
この時水に入れた時の角度で水から金魚ごとポイをあげ、転がすようにお椀に入れれば一匹ゲットです!
後は破れたり、満足するまで頑張ってみてください。
まとめ
金魚すくいのコツについてのまとめ
- 金魚すくいの金魚はほとんどが和金という丈夫で育てやすい種類の金魚である。
- 元気な金魚を選ぶには、群れになって泳いでる金魚から、尾びれがしっかりと動いておかしな泳ぎ方をしておらず、ヒレが対称で欠損していない金魚にすると良い。
- 連れて帰った日はバケツに常温の水をつくり、レモン汁を入れてカルキ抜きをして水にならしてから金魚を入れる。ちゃんとした設備はペットショップで店員に聞きながら買うか、飼育セットをネットで買う。
- 金魚すくいのコツは、5号か4号のポイを使っているお店を選び、金魚の頭側から斜め40度の角度でポイを入れ、水平にポイを動かしながら金魚をプラスチックのふちに引っ掛けるように乗せてすくう。
コツを知っていても難しそう…という場合はYouTubeなどで動画を見て勉強して、イメトレしてから行ってもいいかもしれませんね!
うちは初めてすくえた子がまだいるので、すくってもお返しすることが多いのですが、必要以上にもたない、無理に飼わないということを自然と学べてよかったと思います。
是非金魚すくいを成功させて、楽しい夏の思い出づくりをしてくださいね。
読んでくださってありがとうございました。