足の裏の皮がポロポロむける。ささくれてストッキングが引っかかる。
足の裏のトラブル、気になりだすと止まらないですよね。
こうした足の裏の異常は、体からのサインです。
きちんとしたケアをしないと、悪化してしまう可能性もあります。
まずは、足の裏の状態をよくチェックしてみましょう。
足の裏だって乾燥肌になる
あなたの足の裏は、皮がむけてささくれ立っていますか?
かかとの角質が硬くなって、ひび割れいたりしていますか?
全体的にカサカサしているけど、かゆくはない。
そして、今の季節は冬だったりしますか?
それはもしかしたら、皮膚の乾燥が原因かも。
私も冬になると、かかとがガサガサになってヒビ割れることがあります。
かかとの皮がむけてささくれ立って、靴下やじゅうたんに引っかかって煩わしい思いをすることも。
そんなときは、足の裏をやさしくケアしてあげることが一番。
普段あまりお手入れをしない部分ですが、足の裏だってたまにはお手入れが必要なんです。
保湿クリームでしっかりとケアすれば、2週間くらいで改善するはず。
私はかかとの皮膚が硬くなるので、まずフットピーリングをします。
コスメショップで売っている、足をピーリング液に浸けるタイプのものです。
すると1週間経つころには余分な角質がポロポロと落ちて、足の裏が柔らかくツルツルに。
キレイになった足を顔と同じようにパックして、毎日保湿クリームを塗ってしっかりケアします。
冬はあまり見せる機会のない足の裏ですが、見えない部分だからこそ女子力を注ぎ込みたいですよね。
気が付きにくい隠れ水虫
でもちょっと待って!
乾燥しているだけに見える足の裏、実は隠れ水虫という可能性も。
かかとの皮膚が硬くなって、ささくれたり皮がむけたりしている。
それに、白い粉をふいている。
乾燥だと思って保湿クリームを塗っているけれど、全く良くならない。
こんな場合は、角質増殖型の水虫かもしれません。
水虫と聞くと、指の間がじゅくじゅくして皮膚がふやけて、かゆいというイメージがありますよね。
でも実は、かゆくない水虫もあるんです。
水虫の原因は、白癬菌(はくせんきん)というカビ。
この白癬菌が角質に入り込み、増殖してしまったケースがこの角質増殖型の水虫です。
症例の写真を見てみましたが、症状が軽い場合は乾燥している状態と本当によく似ています。
感染から年月が経っていることが多いのですが、かゆくないので水虫と認識している人は少ないのかもしれません。
足の爪の状態も見てみてください。
爪の色が変わっていたり、厚くなったりしていませんか?
もしも足の爪にも異常が見られるようなら、この角質増殖型の水虫を疑って。
それは角質増殖型と併発する爪白癬、いわゆる爪水虫かもしれません。
爪白癬もかゆくないので、多くの人は靴で圧迫されているからだと思ってしまうようです。
保湿をしても足のカサカサが改善しない、爪が変色したり厚くなったりしている。
そんな状態の場合は水虫の可能性もあるので、皮膚科の受診をお勧めします。
受診をしなくては始まらない
「足の悩みで皮膚科を受診するなんて恥ずかしい!」という人もいるでしょう。
でも、水虫を放っておいては悪化するだけ。
治療に要する時間も、長くなる一方です。
人にうつしてしまう可能性だってあります。
それでも皮膚科に行くのは恥ずかしい。
だからといって、自己判断で市販の水虫の薬を使うことは厳禁です。
もしかしたら水虫ではないかもしれないし、合わない薬を使ってしまうと悪化してしまうこともあります。
まずは皮膚科で、白癬菌(はくせんきん)の有無を調べてもらわなくてはなりません。
受診するのは確かに恥ずかしいけれど、悪化して友達や恋人に水虫だと知られるほうが、もっと恥ずかしいと思いませんか?
そうなる前に勇気を出して、皮膚科に相談してみましょう。
もし万が一水虫だったときは、症状にあったお薬を処方してくれますよ。
いつでもキレイな足でいるために
水虫を予防して、いつでもキレイな足でいたい。
そのためには、日々のケアが大切です。
まずは、足をよく洗って清潔に保つこと。
足の指の間まで、きちんと石鹸で洗うことを習慣づけてください。
そして、蒸れは足裏トラブルの大敵です。
通気性の良い靴下や靴を選んだり、足の裏を蒸れさせないよう工夫をしましょう。
同居している家族がいる場合、本来ならバスマットも別々のものを使いたいところ。
スリッパは必ず自分専用のものを履くようにしてください。
水虫予防のポイントは、とにもかくにも清潔と乾燥。
蒸れやすい夏場は、特に気をつけたいですね。
まとめ
・乾燥が原因の場合は、足の裏をしっかりと保湿ケア
・保湿しても治らない場合は、水虫の可能性も
・少しでも水虫かなと思ったら、皮膚科に相談
・水虫予防のポイントは清潔と乾燥
かわいいサンダルやペディキュアをしたとき、足が汚くてはおしゃれも台無し。
足は人に見られていないようで、実はよく見られています。
いつでもキレイな足でいるために、適切なケアをしてあげましょう。