キッチンやお風呂場で、大活躍してくれる吸盤式の雑貨。
その吸盤が取れてしまってイライラしたりすること、ありませんか?
そんな吸盤を再び復活させる技、ご紹介します。
吸盤は清潔が命!
ところで、吸盤の仕組みは知っていますか?
なんとなく使っている吸盤ですが、なぜくっつくのか明確に知らない人も多いのでは。
吸盤は、壁などの接着面と吸盤との間に真空の空間を作り出し、気圧の力で吸着するという仕組み。
隙間なくくっついているイメージでしたが、そこには真空の空間があったのですね。
実は、そのわずかな空間が吸盤の急所。
吸盤や接着側の壁が汚れていたり、あいだにほこりが入ったりすると、うまく吸着しなくなります。
もし吸盤が落ちてしまうようになったら、まずは吸盤を掃除してみましょう。
埃や油分などの汚れをきれいに落とします。
接着する壁側もきれいにするのを忘れずに。
再び吸着させてみて、落ちてこないようならOK。
吸盤をきれいにしても取れてしまう場合は、吸盤の形が変形しているという可能性も。
次の手を試してみましょう。
吸盤も形が変わっちゃったとき
吸盤をよく見ると、ゆるいお椀の形をしていますよね。
でもこの形も、長い間使っていると重さで変形してしまうんです。
これも、うまく吸着しなくなる原因のひとつ。
もとの吸盤の形に戻すには、お湯につけるという方法があります。
80度くらいのお湯に、吸盤をさっと浸してみてください。
この方法なら油分やホコリも洗い流せるので、吸盤もきれいになり一石二鳥です。
吸盤がまだ熱いうちに水分を拭き取り、壁につけてみましょう。
吸着力が復活しているかと思います。
この方法でも取れてしまうという場合は、次に紹介する豆知識を試してみてください。
わずかな隙間をふさぐ裏技
油分やほこりを取り除くことは基本ですが、
それでも吸盤が落ちてしまう場合はちょっと意外な方法で吸着力を回復させます。
なんと、ハンドクリームを使うのです。
吸盤と壁の汚れをきれいに取り除いたあと、吸盤の吸着面にハンドクリームを塗ります。
ハンドクリームがつるつるして落ちてしまいそう、と思いますよね?
ですがこのハンドクリームには、吸盤と接着面にある小さなでこぼこを埋めてくれる役割があるのです。
でこぼこが埋まれば、真空の空間を作りやすくなります。
塗りすぎると落ちてしまうので、吸盤に薄く塗るくらいでOK。
ハンドクリームがない場合は、歯磨き粉でもいいのだとか。
木工用ボンドなら、乾けばより強力にくっつけることができますよ。
ただしボンドの使用は剥がすことも考えて、壁がタイルなどつるつるの場合にしかお勧めできません。
つるつるとした壁は吸着しやすそうに見えますが、実は目に見えない隙間があったりします。
壁側のでこぼこをカバーするなら、透明なテープを貼ってカバーするという手も。
掃除をしてもお湯に浸しても駄目なときは、ハンドクリームやテープなどの小道具を使ってみましょう。
吸盤にも寿命がある
紹介した全ての方法を試しても吸着力が復活しなかったときは、その吸盤はもう寿命を迎えたのかもしれません。
100円ショップで売っているタオル掛けくらいなら、買い換えてもいいですよね。
でも、お気に入りの雑貨や同じようなものが手に入らない場合、なんとか使い続けたいと思うでしょう。
そんなときは、市販の吸盤用シールを使うのもひとつのアイデア。
ですがこれを使うと剥がすのにも苦労をするので、壁の種類などをよく考えてから使ってください。
吸盤自体を取り替えるという手もあります。
100円ショップでも売っていますが、ちょっと高くても長持ちする吸盤を選びたいところ。
吸盤の替えは、ホームセンターや通販で手に入れることができます。
まとめ
・吸盤と接着面をキレイに掃除する
・お湯につけて形を整える
・ハンドクリームで接着面のでこぼこを補修
・吸盤の交換や接着シールを活用
何度も吸盤が取れてしまうと、本当にイライラしますよね。
でも、吸着力を復活させる方法は意外と簡単。
買い替えを考える前に、ぜひ試してみてください。