他の人よりも、確実に舌を噛んでしまうことが多い私。食事の時が多いので、ゆっくり噛むことを心がけるようになって、だいぶ回数は少なくなりましたが、それでも人よりは多いのです。
噛んだ時に出血するほどではないのですが、舌って、噛むと本当に痛いので、なんとかしたいところです。
普通に生活している分には、出血するほど噛むことはないですよね。でも、私のようにスキーで転倒してなど、スポーツの時など体を動かしている最中に思いっきり舌を噛むと、結構出血することもあります。
その時の対処も含めて、対処法・原因、そして早く治す方法をまとめます。
まずは、舌を噛んだ時の対処法!!
■出血していない場合
舌を噛んでも出血していない場合には、残念ながら特に対処する必要はありません。ただただ、痛みに耐えるしかないのです。
時間が経ってから、噛んだ部分に血豆ができることがありますが、それに対しても特にできることはありません。数日~数週間で治るので、歯磨きや食事の時に刺激しないようにだけ気をつけましょう。
■血が出ている場合
口の中の傷、特に舌は、粘膜で柔らかい部分で心配なってしまいますよね。出血がある=傷をできてしまうと、食事の時にしみて痛いことがありますが、唾液で口の中の傷は治りが早いので、まずは安心してください。
なるべく早く、「止血」しなくてはいけません。
一番いいのは、舌を口の中の上あご部分にべったりと、強めに10~15分を目安に押し当ててます。この時、痛みがあるかもしれませんが、傷の部分を押さえつけることを意識しましょう。
もうひとつは、清潔なガーゼで舌を包むようにして、傷の部分を10~15分くらい傷を直接圧迫します。これはおさえる手も清潔でないと、雑菌感染する可能性があるので注意しましょう。
様子をみて、何度か繰り返しても血が止まらないなら、圧迫しながら病院へ行きましょう。
舌を噛んで病院に行く場合には、口腔外科や耳鼻咽喉科がいいのですが、歯科や皮膚科でも大丈夫です。
■処置後も清潔にする
止血で対処した後も、雑菌がつかないようにケアするのが重要です。傷がある程度落ち着いたら、歯磨きとすすぎをきちんとしましょう。傷が痛むなら、歯磨き粉は使わないほうがいいでしょう。
すすぎには、殺菌効果の高さでうがい薬「イソジン」がおすすめです。こまめにすすぐことで、痛みやはれもひいていきます。
舌を噛んでしまう原因は?
普通なら、舌を噛むことはないはずです。なぜ舌をかんでしまうか、その原因とは何が考えられるのでしょうか?
■体重増加やむくみ
太ってしまうと、顔に脂肪がつく人や全身がむくむ人もいます。それも舌を噛んでしまう原因のひとつに考えられます。
顔まわりの筋肉を動かすようなエクササイズで、脂肪を減らしましょう。むくみには、半身浴も効果的です。
■噛み合わせが悪くなっている
食事の時に左右どちらかだけでよく噛んだり、右か左側を下にして寝る癖があったりすると、少しずつ噛み合わせがずれます。それがとうとう、舌を噛んでしまうという症状で現れることがあります。
噛み合わせの調整やチェックは、歯科医院でやってもらいましょう。
また、歯の治療で新しい被せ物を入れた時、入れ歯が合わなくなってきた時にも舌を噛んでしまうことがあります。
■体調不良やストレス
舌は、脳からの指令で動いています。体の疲れやストレスで指令がうまく伝わらないことがあります。
睡眠をよく取り体調を整えたり、リフレッシュしたりしてみましょう。
痛いっ!噛んだ舌の傷を早く治す方法
■規則正しい生活を心がける
口の中にできた傷や噛んだ舌にできた口内炎は、基本的には唾液の作用で自然に治ります。
さらに、しっかりと免疫力や治癒力があれば、より早く治ります。
生活リズムが乱れれば免疫力が低下してしまうので、規則正しい生活は舌の傷を早く治すといえます。
■ビタミンを摂取する
皮膚の再生効果があるビタミンB2を摂取することで、口内炎の治りを早められます。レバーや海苔、卵、納豆などにビタミンB2がたくさん含まれています。
他のビタミン類も効果があるため、ビタミン類が含まれている食材を意識的に摂取しましょう。野菜や果物などがおすすめです。
■歯科にいく
噛み合わせ、歯並び、かぶせもの、入れ歯を歯医者さんにチェックしてもらうのも効果的かも知れません。舌を噛みやすいことを伝えて、入念にチェックしてもらいましょう。
まとめ
舌を噛みやすいのに、寝相も関係があるとは驚きです。定期的な歯科医通いも大切ですね。
まとめると…
- 舌を噛んだ時の対処:出血がない場合→そのままで治る、出血がある場合→直接圧迫で止血する、止まらない場合には口腔外科や耳鼻咽喉科へ
- 出血があった場合には、その後に口の中を清潔に保つこと
- 舌を噛む原因は体重増加やむくみ、かみ合わせの変化、体調不良やストレス
- 舌の傷を早く治す方法:規則正しい生活、ビタミン類の摂取、歯科にいく
舌を噛んだ時の対処よりも、原因を避けるような生活を心がける生活をするほうが、痛みからは解放されます。