しばらく家をあけて、帰ってみたらなんだか湿気っぽい?しかも「臭いっ!」という経験ありませんか?
自分の家のニオイは、ずっと家にいる時にはなかなか気がつかないものです。
私は部屋に数個の芳香剤などを置いているので、自分の家のニオイをあまり気にしたことがありませんでした。
でも、出張が重なって久しぶりに帰ってみたら…「臭いっ!」。
ちょっとショック…。
ですが、残念なことに何度かありました。
始めは消臭剤でなんとかしていましたが、何度も繰り返しているうちに「消臭剤だけじゃダメなんだ…」と気がつきました。
では、こんな残念な臭い部屋になってしまった私が実践する対処法をご紹介します。
部屋の臭い原因は「湿気」である場合が多い
みなさんもそうだと思いますが、「臭いっ!」と思えば、まずはニオイの原因を探しますよね。
ごみ箱だったり、キッチンの排水溝だったりすることもあるでしょう。
その場合は、そのごみを捨てたり、排水溝をキレイにしたりでOKなので、比較的簡単に済むこと。
ですが、部屋に入って「臭いっ!」と思うほどのニオイの場合、原因はどこにあるのでしょう?
実は、だいたいの場合、湿気に原因があります。
「臭いっ!」と思った時、部屋がもわーっとしていませんでしたか?
湿気が多いと、カビなどの細菌が繁殖。その細菌がニオイの素になっているのです。ごみや排水溝と同じですね。
では、部屋全体の湿気にどうやって対処したらいいのでしょう?
家全体の湿気への対処は場所別に
家の湿気の原因は様々で、発生している場所に応じた対処をしなくては、家全体の湿気をコントロールするのは難しいですよ。
湿気を減らすことで、カビの発生も少なくできるので、お掃除もいくらか楽になります。
浴室の湿気
家の中で一番湿気の発生が多いと思われるのが、浴室=お風呂場です。
外の天気に関係なくほぼ毎日のことなので、ここは大切ですよ。
浴槽の中のお湯だけでなく、シャワーを使った際の蒸気もそうですね。
浴室を使った後は、必ず換気扇を回し除湿しましょう。
完全に除湿できない限りは、浴室のドアを開け放ったままにしないのが大切。
冬場、暖房器具を使って 浴室以外が乾燥する時期ならいいですが、そうでなければ湿気を家全体に広げてしまいますよ。
本来であれば、浴室全体の水気をふき取るのが一番ですが、毎日の入浴の後にするのはかなり大変なので、換気扇で完全に除湿しましょう。
もし少しでも時間があるなら、使った後の洗面台のシンク周りの水のふき取りも効果的ですよ。
顔を洗ったり歯を磨いたりの後には、意外とシンク周りが水は飛び散っているはずです。
シンク周りの水のふき取りだったら、毎日できそうじゃないですか?
寝室の湿気
寝室の湿気のポイントは、寝具とクローゼットです。
人間は寝ている間にコップ1杯の汗をかくといわれています。
寝具は、あれば布団乾燥機、なければ干してみましょう。
これも毎日は無理ですが、気が付いたときには是非やってみてください。
お布団で寝ている方は、押し入れの湿気への対処もしてみましょう。
すのこを敷く、新聞紙を敷くと除湿になりますよ。
新聞紙は敷くのが面倒であれば、丸めて隙間に入れておくだけでも、いくらか効果があります。
クローゼットは閉ざされた狭い空間なうえ、布製品である洋服が湿気をため込みやすい場所です。
脱いだものをすぐにはクローゼットに入れない、ぎゅうぎゅうに洋服を詰め込まないことが大切。
除湿剤を置くなら、下のほうにおきましょう。湿気は下にたまります。
掃除に重曹をお使いの方は、瓶にいれてクローゼットに置いておくのも除湿効果がありますよ。
キッチンの湿気
調理による蒸気は、部屋の湿気に意外と影響しています。
調理をする時、ちょっとお湯を沸かす時も換気扇は使いましょう。
浴室のシンク周りと同じく、最後にキッチンのシンク周りの水気をふき取るのもおすすめです。
仕上げは家全体の換気
リビングや気になる湿気が多い部屋には、みなさんも除湿器を使ってエアコンのドライ運転を使う方も多いですよね。効率がいいし、一番効果的な方法です。
でも、これだとその部屋しか除湿できません。
窓を開けての換気も除湿の一般的方法。
しかし、窓を開けての換気は、みなさんが部屋に立った時に感じる空気の流れの分しか換気できていません。湿気がたまりやすい床近くや狭い場所までは、なかなか風が通らないものなんです。
もっと家全体をすっきり換気したい時にオススメが、サーキュレーター!
除湿器、エアコン、窓の開放と合わせ技で使うのが効果的です。
扇風機とは違い、首が短いので床に近く置けます。
空気を循環させることを目的に作られているので、風を先まで届ける力も扇風機よりも強力ですよ。
風が直線的に進むので、狭い場所を狙って風を向けることも可能です。
家全体の空気の流れを考えて中継ポイントに置けば、かなり広い範囲で空気をかき混ぜることができ、湿気の予防につながります。
まとめ
部屋の「臭いっ!」を解決していくには、日々の湿気への対処が大切です。
- 浴室を使ったら、しっかり換気扇を回す。シンク周りの水気のふき取り。
- 寝具は乾燥機か干す。クローゼット内に除湿剤、新聞紙、重曹。
- キッキンでの調理は、換気扇を回す。水気のふき取り忘れずに。
- 家全体の空気をサーキュレーターの力をかりてかき混ぜる。
これで、残念なニオイのする家から解放されますよ。
私はこの方法で、湿気からくる臭いニオイだけでなく、特に浴室のカビが減り、掃除も楽になりました。
夏はサーキュレーターのおかげで、家の中の湿気が低くなり、快適指数があがりましたよ。
みなさんも是非お試しください。