1年中暑いタイだから、旅行にいくときは夏服だけでもいいでしょ!
なんて思っている人、気をつけてください!
タイは1年中暑いというのは本当です。1月から12月まで、ずっと夏服だけで過ごせるのも事実。
でも、夏服だけでタイに旅行に来ては痛い目に遭いますよ!
ガイドブックにも長袖が必要と書かれていますね。
そう、タイは暑くて寒いんです。
タイ旅行にはどんな服装で行ったらいいの?ガイドブックだけではよく分からない。
そんな悩める旅行者に、他のどんな情報よりもさらに突っ込んだ季節別のおススメの服装を、タイ在住の私からアドバイスしちゃいます!
タイの寒さは日本の冬並み!
タイは日本よりはるか南にある、赤道にも近い常夏の国です。
年間の平均気温は29度。
日本のように春服や冬服は必要ありません。
それならタイ旅行も夏服だけでいいのでは?長袖なんて要らないよね!なんて思うのは失敗のもと。
ガイドブックにもあるように、タイでは長袖は必需品です!
タイ人はとにかくエアコンが大好き!電車やデパート、レストランの中はキンキンに冷えています。
室内に入った瞬間は気持ちいいですが、5分もすると体が冷え冷えに。
私はエアコンの冷えが苦手で、とても寒がりです。
長く電車に乗るときやデパートに買い物に行くときは、長袖+薄手のショールを持っていきます。
映画やステージを見に行くときは、完全装備です。
スカートの下にレギンスを履いて、館内ではその上からさらにジーンズを着用。
日本の冬に履くウールのロングソックスに、厚手のパーカー、ショール、ひざ掛けも準備。
ダウンとマフラーを持ってくる友達もいます。
とにかく寒いタイの室内、薄手のカーディガンやパーカーなどの長袖は必須アイテムです!
寒がりな人や冷え性の人は、薄手のショールを用意するといざというとき役立ちますよ。
タイに訪れる3つの季節
タイは一年中暑くても、ずっと「夏」というわけではありません。
一応、3つの季節があります。
一年中で一番暑く、暑季と呼ばれるのは4月と5月。
日差しも強く、体感温度が45度を超えることなんて日常茶飯事です。
暑くて苦しくなるほどで、この時期の外出は夕方からがベスト。
6月から10月は雨季になり、とにかく大量の雨が降ります。
日本のようにしとしと降る雨ではなく、「バケツをひっくり返したような」という言葉以上のスコールが襲来する時期。
あまりの降水量の激しさに、あちこちで洪水が起こるのもこの季節です。
11月から2月までがタイのハイシーズン、雨の降らない乾季です。
年末を前後に朝晩の気温がぐんとさがり、鳥肌が立つほど寒くなるときも。(とは言っても20度を少し切るくらいなのですが…)
初めてタイに来たときは、どの季節も同じに感じていました。
でも長く住んでいると、タイにも季節の変化はあるんだなと実感しますね。
暑季には肌触りのいい服装を!
それでは、タイの3つの季節にあった服装を、現地在住者からアドバイス!
4月から5月の暑季は、本当に暑いです。
かきたくなくても汗をかくので、吸収性があり乾きやすい素材の服がいいでしょう。
汗が吸収されない状態や服が湿ったまま電車に乗ると、体が冷えて風邪をひく原因に。
肌触りのよい素材であるのも大事なポイント。
肌に張り付くような素材を選んでしまうと、汗をかいた肌には気持ち悪いことこの上ありません。
女性はジーンズよりもスカートのほうがいいですね。
ただしミニスカートは観光の妨げや、トラブルを呼び寄せる原因にもなります。
さらっとした風通しのいい生地のロングスカートなどがおススメです。
雨季にはすぐ乾く素材の服を選んで!
雨季はやっかいな季節。
雨が降って足元が濡れる可能性も高いので、ジーンズなどを履く場合は丈の短いものがいいでしょう。
レギンスなどは雨が降って濡れると非常に不快な上に、キンキンに冷えている室内では体を冷やしてしまいます。
レギンスや靴下を履く場合は、突然の雨を想定して替えを持ち歩いているといいかも。
寒さ予防の長袖も濡れることがあるので、乾きやすい素材のものがベスト。
私は普段、蚊に刺されないようにレギンスを履いていますが、この時期はロングスカートを履くことが多いですね。
バッグの中には大きめのハンドタオルも常備しています。
この時期にタイ旅行をする人は、荷物の中に折りたたみ傘を入れることもお忘れなく!
乾季にタイ北部に行く人は注意して!
乾季も日中は変わらず暑いですが、さらりとしていて暑さも不快ではありません。
朝はかなり涼しく、私の会社ではダウンジャケットを着て出勤するタイ人もいるほど。(大げさですが)
屋外でも、朝晩は長袖を着ることもあるでしょう。
午前中は日本の春を感じさせます。
「一年中この季節ならいいのに」と思わせるほど過ごしやすく、観光にもぴったりの季節です。
3つの季節の中で、一番服装に気を使わなくていいのがこの乾季。
ただしタイの北部へ行く人は、薄手の長袖だけでは寒いのでご注意を。
厚手のパーカーを持って行きましょう。
まとめ
・タイのエアコンの寒さは半端ない
・タイには3つの季節がある
・暑季には汗と暑さを逃がす服装を
・雨季には濡れにくいデザインを
・乾季に北部へ行く人は、厚手の長袖を
もちろん、タイ旅行に持ってくるのはただの夏服でも大丈夫。
ですが服装にちょっと気を使うだけで、タイ旅行をさらに快適にすることができますよ!