タイカレー、インドカレー、ネパールカレーの違いを徹底解説!

 

突然ですがあなたはカレーが好きですか?笑

実はカレーって国や地域で大きく味や見た目が異なるんですよ。

インドカレー・ネパールカレー・タイカレー、実は同じようで違うんです。

そんな奥深いカレーの世界、ちょっとだけ足を踏み入れてみませんか?

初心者向き!?ネパールカレー

私の友人も、「カレー同好会」というグループに所属するほどのカレー好き。

月に1度は仲間と一緒に、インドカレーやらネパールカレーを食べに行っています。

そんな彼女が一番好きなのは、ネパールカレーだそうです。

ネパールはインドの北、地図でいうと右上に位置する国。

顔はインド人に似ているのですが、カレーはインドとはひと味違うようです。

ネパールのカレーは、インドのカレーよりもスパイスが少なく辛さも控えめ。

豆や野菜を使った、あっさりとしているのが特徴。油分も少なめです。

ネパールカレーの代表的なメニューは「ダールバード」

豆(ダール)のスープとご飯(バード)、カレー味にいためた野菜や漬物と一緒にいただきます。

見た目もあっさり、味もさっぱり、初心者や日本人向けのカレーと言えそうです。

ちなみに私も一度、カレー同好会に参加したことがあります。

その時に食べたのがネパールカレー。

リンゴの甘さがほのかに広がる、とても美味しいカレーでした。

「ザ・インドカレー」は北インドカレー

では、インドカレーはというと。

こちら、ひとことにインドカレーと言ってしまうと、カレー好きの人に怒られてしまいそうです。

実はインドカレーは、北インドと南インドで大きく異なります。

ではまず、北インドカレーから。

ネパールはインドの北にありましたね。

だから北インドのカレーも、ネパールカレーに似ているのかと思うでしょう?

ですが、これがまったく別タイプ。

北インドのカレーは、生クリームやバターオイルを使った油分の多いカレーです。

日本のカレーに近い、ドロッとしたテクスチャー。

見た目も味も濃厚でこってり、お肉も多く使います。

ガラムマサラを使うのが、北インドカレーの特徴のひとつ。南インドのカレーでは使いません。

ご飯ではなく、チャパティやパラタというパンと一緒にいただきます。

実はインド人は、ナンはあまり食べないのだとか。

小麦粉で作って釜で焼くナンは、贅沢なのだそうですよ。

私は結構好きですね、バターチキンみたいなこってりとしたカレー。

北インドカレーは、日本人がイメージする「ザ・インドカレー」ではないでしょうか。

あの駄洒落は南インドカレーが発祥?

一方、南インドのカレーはというと。

こちらはさらさらとしたスープタイプ。北インドカレーのようにトロみはありません。

豆や野菜を多く使った、ベジタリアン風な南インドカレー。

ご飯と一緒にいただきます。

ガラムマサラを使わない南インドカレーは、ココナツミルクを使うのが特徴です。

そして、辛い。

思わず「かれー!」と言ってしまうのは、南インドのカレーです。

仲間はずれのタイカレー

そして、タイのカレー。

食べたことのある人なら分かるでしょう。

グリーンカレーやレッドカレーと名前に「カレー」はつくものの、カレーとはちょっと違います。

タイのカレーは、グリーン、レッド、イエロー、マッサマンと種類もいろいろ。

その中でカレーと呼べるとしたら、ターメリックなどのスパイスを使ったイエローカレーくらいでしょうか。

他は、「カレーと訳してしまった汁物」という印象。

タイ語で「ゲーン」とつくものを、見た目が似ているから「カレー」と呼んでいるだけ。

味は全く、カレーではありません。

カレー同好会にも、「タイカレーを食べに行く」という回はありません。

タイカレーはカレーではなく、タイ料理のひとつとしてお楽しみください。

まとめ

・ネパールカレーは油の少ないあっさりカレー

・こってりとしたカレーなら北インドカレー

・南インドカレーは辛い

・タイカレーはカレーではなく汁物

カレーの世界にもっと足を踏み入れると、バングラディッシュやスリランカ、パキスタン、東インドと西インドと、どんどん奥が深くなっていきます。

カレーに興味が沸いてきたら、まずは北インドと南インドから食べ比べてみては?

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