「タイ旅行・観光・注意」と検索すると、いろいろなトラブルがヒットします。
タクシーのぼったくり、スリ、詐欺、たくさんありすぎて不安になるほど。
楽しみにしているタイ旅行、そんなトラブルで台無しにしたくないですよね。
でも実は、トラブルを避けるのはそんなに難しいことではありません。
タイに8年在住している私が、タイでトラブルを避けるための3つの心得を伝授します!
日本ではOKでも海外ではアウト!
私たち日本人はよく、平和ボケしていると言われますよね。
ちょっと意味は違うのかもしれませんが、治安のいい場所でぬくぬくと生活しているのは事実です。
カフェのテーブルにかばんを置いて席取りをする光景は、他の国ではありえません。
タイ旅行に来る時に気をつけたいのはそういった、日本で普通にやっている些細なこと。
荷物を置きっぱなしにするなんてもってのほか。盗んで欲しいとしか思えません。
財布やスマホをポケットに入れておくのも危険!
スリや引ったくりに遭わないよう、バッグの持ち方や貴重品を入れる場所にも注意をしましょう。
日本でも、夜道の一人歩きはちょっと怖く感るもの。
バンコクは夜中でもにぎやかなところはありますが、少し路地を入ると暗く静まり返っています。
ホテルまでの道が暗い場合は、夜遊びはしないほうが無難。
女性ひとりで夜タクシーに乗ることも、タイではお勧めしません。
暗闇に連れて行かれて強姦される、なんていうこともあり得ます。
かくいう私もタイに来たばかりの頃、タクシーで危険な目に遭いました。
タイ語ができたのでなんとかなだめて事なきを得ましたが、目的地までずっと手を繋がされるという気持ち悪い記憶は残っています。
大事なのは、ここは日本ではないということを忘れないこと!
常にピリピリしている必要はありませんが、隙は作らないように気をつけて!
お金を払ってトラブルを回避!
タイでのトラブル1位と言えば、タクシーのぼったくり。
改善されつつあるものの、乗車拒否やメーターの不使用などはまだまだあります。
乗車前に「そこに行くなら200バーツね」などと交渉してくるケースがほとんどなので、料金に納得できなければ乗らなければいいだけ。
でもまれに、料金が異常に早く加算されるメーターを搭載したタクシーもあるようです。
そんな時、「メーターがおかしい!」「本当なら80バーツくらいでしょ!」などと怒る人もいるでしょう。
でも、彼らがぼったくろうとしているお金は些細なもの。
日本円にすれば100円以下だったり、多かったとしても500円くらいでしょう。
もしそれを拒否して、もっと危険な目にあったらどうしますか?
私はちょっとしたお金で済むトラブルなら、払って済ませてしまったほうがいいと思っています。
300円のぼったくり請求を撥ね付けたために、拳銃を突きつけられた友達もいるので…
ぼったくりなどの小額なトラブルは、これも旅の思い出と思って払ってしまいましょう。
旅先での出会いに油断しない!
まれに起こるのが、睡眠強盗やトランプなどの詐欺事件。
道端やカフェなどで話しかけられ、「日本に兄弟が留学している」「日本語を勉強している」などと親近感を煽ってきます。
話が盛り上がってくると、「一緒に食事をしよう」とか「儲かる話があるんだ」と誘われるのだとか。
そして一緒に食事をすると睡眠薬が仕込まれていて、眠った隙に持ち物を根こそぎ盗まれる。
儲かると言われた博打をすると、仲間がグルとは知らずに嵌められて大負けする。
怖いですねぇ…
でも、ちょっと待って!
そんなこと、日本にいたら普通にしますか?
たとえば地元のコンビニで、「同じ町内に住んでるんですよ!奇遇ですね!ちょっとお茶でもしませんか?」なんて言われて、ついて行きます?
「絶対に儲かるパチンコ台を知ってるんだけど、やってみない?」と言われて、本当に儲かると信じますか?
そう、こうしたトラブルは、自分の油断の心が原因。
旅先では、ちょっとでも共通点があると親しみを覚えてしまうもの。
「日本語を勉強している」なんて言われると、なんだか嬉しくなってしまうんですよね。
「奇遇だね!ちょっと食事でも行こうよ」という怪しいお誘いの台詞も、旅先では新しい出会いの始まりのように感じます。
知らない人に声をかけられた時は、地元にいても同じことをするのか、よく考えて!
日本でしないことは、旅先でもしない!これ、鉄則です。
まとめ
・海外にいるということを忘れない
・ちょっとしたお金のトラブルは、払って済ませてしまう
・日本でしないことは、旅先でもしない
タイってそんなに危険な国なの?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
ただ、観光客というのはどの国に行っても狙われやすいもの。
自分に隙さえなければ、トラブルも近づいてきません。
タイ旅行を楽しいものにできるかできないかは、あなたの心構え次第です!