「海外サイトの服、サイズに悩む」をスッキリ解決します

デザイナー歴30年の私が、おしゃれ大好きなあなたのサイズのお悩み解決しますよー。

あるお嬢さんからのメッセージより

憧れのブランドからプチプラまで世界中のファッションが、お家にいながら買えるなんて、最高の時代よね!

あっ、フランスのサイトにめっちゃかわいいワンピースが‥‥

ワタシはMサイズだから、Mサイズをポチっ!

週末の合コンに、海外の服でモテまくる姫を妄想しつつ、待つこと2週間。

待ってる間もワクワクドキドキして楽しい!

・・・・2週間後

キャー、思ってた通りのステキなお洋服ねって、さっそく着てみたら、 

え?  ウッソーーーっ! 何これ、海外のMサイズってこんなに大きいの?胸元なんてプカプカ浮いちゃって、こんなの想像して無かったよぉーーっ。   

で、 「そのワンピース着てみたいかもー。」って、ぽっちゃりモテ系の合コン仲間に譲ってあげたら、彼女のカラダにぴったりで、めっちゃ可愛くて彼女の一人勝ち。

ワタシの姫計画は、ガラガラ~っとくずれ落ち、海外サイトの服のサイズなんて、マジであてにならないワ。

でも、やっぱり欲しい服がいっぱいあふれてる海外サイトのお買い物は楽しいから、

その後も 

「ダボッと着るつもりが、ピチピチだったザンネンなストリート系パーカー。」とか、

「ビシッとスレンダーに決めるつもりのパンツがパツパツで入りません~~。」だとか‥‥

もう、助けて~!                 

                        おわり

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まぁ、今まで大変だったわねぇ。でも、もう大丈夫よ。

日本と海外のちがいは何かを、知れば悩んだり失敗せずにすむから。

あのね、「今イチ、海外の服のサイズはわからない。」って思うけど、

日本とのちがいは3つあるから、一つずつ今までの疑問と誤解をといていきましょう。

日本と海外の服では、サイズに3つのちがいがある

1サイズ表記のちがい     (日本製と国際基準のちがい)

2・サイズ感のちがい     (国でちがう体型と感性のちがい)

3・サイズガイドのちがい   (㎝とインチ(in)のちがい)

ここからは、ブログをご覧のあなたもご一緒にスッキリしましょう。

1・サイズ表記のちがい

日本ではサイズ表記というと、S ・M ・L ・LL や「7号」「9号」「11号」「13号」が一般だけど、これはJIS(日本工業規格)が定めた日本独自のサイズ表記で、ホチキスとかセロテープとか、つまり外国ではまったく通用しない和製英語みたいなモノなのよ。

はじめて知った時はちょっと驚きで、ナンかあせっちゃうわね!

一方で海外サイトの服は、

世界共通のサイズ表記である【国際基準】 XS・S・M・L・XL・2XL(XXL)‥が使われているの。

じゃあ「S・M・Lなら、日本のサイズと同じじゃん。」って思うけど、なんとコレが別物なんですね。

「えー、あのフランスのワンピースはサイズがちがってたんだー!」って、ザンネンだったわねぇ。

同じアルファベットだから、ほとんどの人は同じ大きさの服だと思ってしまうけど、同じMサイズでも日本独自と国際基準では大きさにズレがあって、

国際Mは日本Mより一回り大きい位置にあるの。

               7号    9号    11号   13号  15号

日本独自のサイズ表記    S  →  M  →   L  →  LL  → 3L

国際基準のサイズ表記    XS  →  S → M → L → XL

今日からMサイズの人は 「ワタシは国際基準のSよ!」と覚えてね。

よく、海外の服のサイズは大きいと聞くのは、こういう意味ね。

これとは別に、海外にはそれぞれの国ごとのサイズ表記がいっぱいあるのよ。

例えばフランスの(36・38・40‥)は有名だけど、  イタリアの(40・42・44‥)  アメリカの(4・6・8‥)、他にもイギリス、ドイツ・・・それぞれの国で勝手に決めちゃってるのが山ほどあるから、海外のサイズは混乱するんです。

なので、通販サイトでは、【国際基準】XS・S・M・L・XL‥だけをチェックしたほうが、楽ね。 

2・サイズ感のちがい

海外の服のサイズを選ぶ時は【自分を国際基準で見ること】がわかると、なんとなく国際基準のワタシ、カッコイイ! って、ちょっと嬉しいね。

ですが、ここでいきなり残念なお知らせです。

実は、海外サイトの服のサイズほどテキトーなモノは無いという情報が!

「ナンじゃそりゃー!」って、ちょっとソコ、お上品にお願いね。 

どうも原因は「サイズ感のちがい」のようです。

一言で海外と言っても、日本人より平均身長が高く体格も良いアメリカと、アジアのスレンダーな体格の国では、型紙の原型からちがうので、サイズ感もちがってきます。

もう一つ、日本でも言えることですが、ブランドの企画・デザインでもサイズ感は変わります。

例えば、ルーズにダボっと着たい「ビッグシルエット」なら2サイズも大きめ(Mサイズでも、実寸はXLくらい)だったり、逆にカラダの線を出したい「細身のシルエット」では1サイズ小さめ(Mサイズでも、実寸はSくらい)にしています。

ファッションのサイズ感は、常に変わるモノだから、信用ある有名サイトでも、「サイズは、あくまでも目安としてご利用ください。」とはじめに断っています。

3・サイズガイドのちがい

では、どうすれば安心して海外サイトで自分サイズの服が購入出来るの?

それはズバリ、サイズガイドを読み取ること。

試着をせずに服を買うのなら、実寸の確認はマストってことよっ!

サイズガイドとは、服の仕上がりの身幅や肩幅などを実寸で記した、一覧表又はメジャー付きのイラストで、親切なサイトほど細かに提示しています。

海外はインチ(in)単位なので、見慣れない数字に戸惑うけど、実は簡単。

1インチは2.54㎝

インチをcmに換算するには、 「×2.54」 だけでOK

サイズガイドの例     海外と日本 表示のちがい

    chest (又は bust ) 48“         身幅(胸囲)  122㎝    

    shoulder width    18“         肩幅      46㎝    

    length        29“         着丈      73㎝    

     chest 48”とあれば、 48×2.54で 身幅122㎝に換算できます。

【まとめ】

海外サイトの服のサイズを見極めるには、こんなカンジの流れでしたね。

  • 1・まず国際標準での自分のサイズを知って、
  • 2・国やデザインでサイズ感が変わることを予測し、
  • 3・サイズガイドから服の実寸を読みとり、自分に合うか確認する。

では、最後に「サイズに悩む」を究極スッキリさせる総仕上げ、エアー試着をおススメします

サイズガイドで確認した実寸が、実際に自分が着るとどんなサイズ感になるか想像

できる、一番手っとり早い方法です。

買いたい服になるべく似た日頃着ている服をペタンと床に広げ、その上でメジャーを広げていきます。

ジャケットなどの肩幅と身幅・袖丈・着丈などを、サイズガイドの寸法と比較すれば、肩幅はピッタリだけど身幅は小さめだとか、この程度なら許容範囲だけど、これは大きすぎて着れないとか判断できるので、不安がなくなります。

それでは、あなたがサイズで悩まずスッキリと安心してお買い物を楽しめますように。

最後までお読み下さりありがとうございました。

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